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本文

令和3年11月29日 市長定例記者会見(議事録・Youtube動画)

会見項目

  1. 第487回高知市議会定例会提出議案の概要

  2. 新型コロナウイルスワクチン接種等の最新情報

配布資料

会見内容

配布資料を用いて市長から説明

質疑応答

(記者)

 桂浜の整備事業の指定管理について伺いたいのですが,はりま家に決まって,市長自身,はりま家の提案のどういうところを評価しているのかを伺いたいです。 

(市長)

 自分は審査員ではないので,審査は別の人がおりますので,審査をした方から,評価をお伺いすると,非常に総合点も点数がやはり,はりま家さんが大分抜けていたので,非常に総合的に全体の評価が高かったと聞いております。それで,提案書はまだオープンにはしていませんけれども,それぞれの提案の中身を見ると,今土産物店は何棟かに分かれてますけれど,一つの建物にみんな揃っているわけではなくて,何棟かに分かれているので,その何棟ごとにいろいろなテーマを持ちながら改修していくということもありますし,また単に物を売るだけではなくて,いろいろなイベントを合わせ技で提案していくということもあったと聞いてますので,全体として良い提案があったと聞いております。それではりま家さんは,県内に先程言いましたように4か所,それから県外は,レオマワールドの中に3店舗,それぞれ経営してますし,いろいろなノウハウをお持ちだと聞いております。今の提案は,非常に総合的に見ましても,また桂浜の今後の可能性から見ましても,良い提案を受けていると,そういう認識を持っております。

(記者)

 すみません,関連で,お言葉にも非常にノウハウが高いとおっしゃったと思いますが,改めて具体的にはりま家のどういうノウハウを活かして,どういう事業を期待するのかというところを言える範囲でお願いします。

(市長)

 我々は審査に加わらないことにしてるので,直接審査はしてないのですが,やはり桂浜は,高知市内の1番の観光地というと,高知城と桂浜です。それぞれ高知へ来られた観光客の,例えばネットでの評価とかを見ても,高知の方というのは,桂浜は普通に一般的なところだと思っていますけれども,県外のお客様からすると桂浜へ来られたお客様の評価は非常に高いです。意外と,やはりお天気によりますが,雨の日に来ても桂浜の良さはわからないのですが,例えば桂浜の竜王岬とかに立つと,本当に海が丸く見えるっていうのは意外とないのですよ。あったとしてもなかなか行けないところが多いし,もう一つ,非常に月の名所としての評価も高いのは,水平線からまっすぐ月が上がってくるのを直接見られる場所というのは日本全国そうはないです。大体山の上から上がってきますし,瀬戸内海も,海から上がってくるというのは見えないので,そういう意味で非常に評価が高いので,桂浜は,我々としては一大観光地で非常に重要なスポットだと考えています。それから浦戸,御畳瀬の方々も桂浜に対する思いはすごく強いものがあって,それはそこ出身で県外へ出られた方も桂浜に対する想いはすごい熱いものを皆さん持ってるので,大切にこれからリニューアルして,また再生をしていかなければならないと思っています。

(記者)

 すみません,はりま家はそのノウハウというのは,土産物に関連するノウハウを期待するというところの非常にノウハウが高いとおっしゃっているのですか。

(市長)

 全体のプロデュースですね。やはりプロデュースする能力と,桂浜を全国に発信していくプロデュースをしていく能力,そこを評価しています。

(記者)

 あとすみません,話が変わるんですが,高知城で予定されてる水・光・音楽を融合した噴水エンターテイメントショーですが,すごく楽しそうな企画ですけども,何か具体的にこれは,何をするのでしょうか。

(市長)

 県外とか,例えば琵琶湖とかでも時々やってますが,どちらかというと,河川とか湖でやっているケースが多いのですけれども,今回の場合は,有料になるのでクローズにしなければいけないということなので,本来的に言うと,鏡川とかが場所的には多分良いんですけども,クローズにできないので,高知城の三ノ丸等を中心として,入館料を取ってやるということにしております。今,多分,勉強会が10時からちょうど並行して始まってるので,議会ではもう少し詳しく説明していると思いますけれども,音楽と噴水と,これは基本的にこの手のものは全部コンピューターセットしてまして,ソフトで全部管理して,音楽と映像と色を全部合わせていくということなので,それを三ノ丸の方でやっていくという状況のショーになるということで,県内では初めてになります。

(記者)

 この会見の場でちょっと細かいところを聞くので大変恐縮なのですが,アマチュアスポーツの合宿地誘致の関連で伺いたいです。市長はいきさつをお話しされる中で,この夏季大学の夜の席でということで原監督の方から合宿をと,話があったと先程おっしゃったと思うのですが,これちょっと細かいところで大変恐縮ですが,向こうの監督の方から,やりたいと言い出したという認識でいいんですか。

(市長)

 青学は,あれぐらいのビッグチームになると,全国で合宿をしています。夏場は大体涼しいところなので,長野とか高原地で,妙高高原って確か言ってたと思いますが,夏場涼しいところで合宿しています。冬場はやはり暖かいところへ基本的には来たいので,高知ももともと関心があったようなんですが,ちょうど,来たいという向こうからのお話を受けましたので,高知市単独ではなく,県のや観光コンベンションとも協議をして県市で応援しようということで合意ができましたので,それで県・市で応援していくということにいたしました。箱根駅伝の成績にもよるかもしれませんが,もともとビッグネームでもありますし,また通常の大学のチームと若干やはり青学が違うのは,世界に通用するマラソン選手を育てるというのが原監督の大きなテーマなので,現実に,2時間10分を切るような選手がたくさん出てきてますので,OBが非常にそういう意味でも,我々としても嬉しい思いなのですが,高知に来るとオフの日が何日かやはりできますので,1日かもしれませんが,オフの日を利用して,県内の高校生になるのかどうかというのはちょっと調整中なのですが,県内の子供達とも一緒に触れ合う場ということもやっていただけるようになってます。対象の年齢というのはまだこれからですけれど。

(記者)

 そのふれあいの場というのは例えば一緒に走ったりとか,そういうイベントもの的な感じでしょうか。

(市長)

 そうですね。多分イメージとしては,トップアスリートがそろってますので,走り方の,教室ほど大きいものになるかどうかまだ未定なのですが,多分そういう類のものになると思います。

(記者)

 ちなみに,青学さんが高知に合宿にくるのは初めてですか。

(市長)

 初めてですね。多分,割と高知の場合は,大学の野球とかソフトボール,それからテニスが多いですので,陸上部も来てますけども,陸上部は実業団とかが来るケースもありますが,多分大学の強豪チームとしては初めてだと思いますね。

(記者)

 ちなみに細かいところですが,合宿誘致が決まったときは,原監督は何か言っていたりしていますか。もちろん分かればでいいです,談話的なものがあれば。

(市長)

 そちらから取材で連絡がつくかどうかわかりませんけど,コメントが欲しいと言って,コメントが出れば別なんですが,正式なコメントは我々も聞いてないです。本来的に言うとコメントがいただければ出したのですが,そういう準備はしてないので。ただ,ちょっと接触されたらいただけるかもしれませんが。

(記者)

 わかりました。先程の話ともかぶりますが,今回来られることで龍馬マラソンの日も出ると伺っていますが,一応合宿で来るということで龍馬マラソンにも出ませんかという打診をされたのでしょうか。

(市長)

 いや,そこは,我々のところではやっていないので,そこは県の分担になるので,県の方で聞いていただいたらと思います。

(記者)

 わかりました。最後にすみません,合宿のことについて拠点なのですが,宿泊先がまだ未定だとおっしゃっていたと思いますが,練習場所もまだ未定なのでしょうか。

(市長)

 宿泊は市内の旅館関係で調整をしていますが,基本的に非公表になります。周りにたくさんファンが来るので非公表になっていて,練習場所は本当は春野で宿泊して,春野総合運動場が使えれば一番良かったのですが,やはりサッカーがあるので,基本的に言うと,例えばいろいろな河川沿いとか,そういうところの練習になるのではないかと言われてます。ただ,あと我々は高知市の陸上競技場を競輪場の中に持ってますので,そういうものを使いたいという希望があれば,高知市の総合運動場の中の陸上競技場とか,ご希望があれば,そこは開放するつもりです。

(記者)

 春野は使えないですよね。

(市長)

 春野は多分無理かなと思いますが。

(記者)

 西敷地の予算が出ておりますが,それに関連してですけれども,先日の議会の方にも,サウンディングの現状の報告がありましたが,その中でも新たにホテル希望が出てきて,ホテルが5分の2出てると。一つは観光的なやつで,もう一つはビジネスやったと思いますけども,要は県外の大手ホテルというのがかなり現実味を帯びていると思いますが,一方で県内のホテル業者が今は一息ついてるかもわかりませんけれども,かなり相当厳しいという中で非常に反発がありますが,市の政策で,市内の観光業者にダメージを与えるみたいなそういう施策っておかしくないでしょうか。

(市長)

 まだ事業者からの提案の段階ではなくて,今現在は,それぞれのこの応募要領に関するいろいろな支援ということで,それは多分サウンディング調査の関係だと思うのですが,市場調査の中で,そういう何件かのお話が多分あっているということだと思いますが,まだ各具体的な事業者の公募に入るわけではないので,それはやはり公募で出てきてからのいろいろな判断になると思います。ただホテルは排除はしてないので,出てくる可能性はありますが,まだその段階ではないということです。今,委託して決めているのは実施方針の案などを固める予算なので。

(記者)

 そのサウンディングというのは要は業者さんの話を聞いて,より進出しやすい条件設定にするということで,言うたら切り下げることに一生懸命,地代はあれかもしれないけれども,埋文はこっちが出しますとか,駐車場はちょっと考えましょうみたいな話をされてるわけですけど,それを,普通に来るだけじゃなくてわざわざ来てくださいってやるということ。ホテルを排除しないというのが,観光業者の方はちょっと理解しにくいと思いますがそれは,やはり排除されないわけですね。

(市長)

 それは基本的には排除はしないです,今の予定では。ただ,マンションの場合は,定期借地で非常にいろいろな議論があったことを踏まえて,マンションの関係は今回は外しましたけど,事業者のいろいろな提案については,例えばホテルを排除するということの考え方ではないです。

(記者)

 もう一つ別件です。事前復興の会とかで,市長は行かれてると思いますけども,非常に盛土の話をされております。毎回話をされていると思いますけども,盛土の話というのは僕の認識ではその鏡の廃土を使うと,鏡の,石灰の鉱山の土を使うからという話を今までの文脈ではされてきましたけども,それが頓挫した中で今言われてるのは,さらにあっちでやって欲しいという意味合いでしょうか。

(市長)

 当然,南海トラフ,昭和21年の時も市内は大体1メートル全部沈降してるので,ただ余震で何か月後かにリバウンドで半分戻ったので運は良かったと思いますが,東日本の現状を見ても,大体80センチから1メートル沈降して戻ってない状況があります。陸前高田にしろ南三陸にしろ,特に陸前高田が分かりやすいのですが,市内のほぼ3分の2ぐらいが沈降したので,場所的にいうと例えば筆山みたいなところの山を全部崩してベルトコンベアで全部埋めました,そういう現況があるので。けれどもさすがに,我々も,この中心部の市民の憩いの場をそのまま削るわけにはいかないので,やはり土が要りますよということは,あの場でも皆様方に知っていただきたいということで発言しています。それで,その土をどこに確保しておくかということはまだ当然,具体のものはなくて,一つは土佐山の鉱山から運べれば,土佐山に現実に今鉱山があるので,そこから運べる可能性がありますが,ただそのときに,搬送路がどうなってるか分からないので,いろいろな条件によります。ただ,どこかから土を持ってこないと埋め戻しができないということがあります。一番急ぐのは,1メートルぐらい沈降すると段差ができるので,その段差を含めて,まずは道路を埋め戻さないと緊急車両とか支援物資の車両が通れないので,土は絶対要ります。国も県も我々も要るので,おそらく土の取り合いになるなと想定しているので,事前に考えておく必要があるということをずっと言ってるわけです。

(記者)

 鏡の吉原とリンクさせているわけではないということですか。

(市長)

 そうですね。

(記者)

 それで,後段おっしゃった道路啓開のための土というのは,大型土のうがいるということで,その土のうについては備蓄をどれぐらいしますということは県なども,高知市などでも相談されてると思いますけども,市長がおっしゃったのはそういう話ではなくて何か面的にべったり,言うたらまちづくりの復興のときにするという話でありまして,それは全然かみ合ってないというような話が。

(市長)

 多分かみ合ってないのではなくて,県の方も多分理解はしていると思いますが,県の方でまず大型の土のうを準備しておくというのは,あくまでも止水です。水を止めるための土のうです。というのは地盤沈下すると,満潮時に高知市内には,まず海水が入ってくるということは当然あるので,今も満潮時,例えば江ノ口川の高知橋を見たらわかるように,かなり水位が上がってくるので,地盤沈下沈降したら当然市内が水没するということになるので,止水のための土のうは準備を今してますが,全体のやはり最終の面的に埋め戻す必要があるので,その土は確保されていないということです。

(記者)

 最後にします。その土の量というのはどれぐらいを想定されているわけですか。

(市長)

 それは莫大にありすぎて,今は答えられないですね。

(記者)

 12月1日から3回目接種が始まるということで,先程市長のお話の中にも1回目の混乱を,とありましたけれども,改めて市長から,接種券の分散発送もそうですけれども3回目接種に向けて,こういうふうに円滑に進むために取り組みたいというのを,お言葉としていただければと思います。

(市長)

 6ページで。後程,保健所長からも補足をしていただきますが,3回目の接種については当然個人差があるので,大体6か月から8か月すると,どの程度,抗体が減ってるかというのはやはり検査してみないと分からないんですけど,基本的に,早い人は半分ぐらい無くなっていると言われていますので,3回目のいわゆるブースター接種は,効果があるということで欧米でも始まってますので,日本でも承認されました。それでワクチンのモデルナは,いわゆる緊急使用ということで暫定的に使用をされ,正式承認がまだなので,モデルナワクチンは,正式承認後に使用が開始されると聞いてますが,今使っているのは緊急使用で使っています。それで3回目の接種なので,ご本人が希望されるか希望されないかということで,今収まってる状況だとどうなのかなと思っていましたが,やはり新しい変異株が出てき始めましたので,オミクロン株というのが出てきて,これだけ報道されると,そのことが契機になって,3回目を打っておこうじゃないかと,またなるのかなと思っていますが,準備をしておきたいと思っております。順番をどうするかというのはありましたけれども,やはり基本的にやはり重症化になりやすい高齢者等から始めようということで準備をしています。保健所長と事務局,補足があったら。

(高知市保健所長)

 3回目のワクチンにつきましては国の審議会等で議論されております。やはり感染予防効果が2回目の接種を受けた後,次第に落ちていくということで,それから3回目を打つとブースターで抗体は必ず上がるということで,国全体で3回目の接種を決められたと理解しております。高知市でも,そのスケジュールに従って,多くの方に3回目の接種を受けていただけるよう,スキームを組んでおるところでございます。

(市長)

 コロナワクチン,新型コロナウイルスはまだまだ非常に分からないところがたくさんありまして,デルタ株自体もよく分かってないところがあって,なぜあんなに後遺症が残るのかというのはまだよく分かってないです。それでどんどん変異してますし,今新しく出てきました,南アフリカという特定はできないんですけど,オミクロン株については,科学者が今まで見たことがないほど変異してるということなので,非常に危険性が言われております。まだいろいろな情報が飛び交ってるので,これまでデルタ株は飛沫感染でしたけど,一番多分注意深く見ていかなければいけないのは空気感染があるかどうかというところかなと思ってますが,このあたりは,またいろいろなところの研究機関でわかってくると思います。

(記者)

 今日いただいた資料を拝見すると,来年の3月には5万人という接種予定の人数が見込まれてますけれども,当然4月のような混乱は避けなければと思ってらっしゃると思うんですが,そのあたりを少し市長の言葉で。

(市長)

 当初非常に混乱をして申し訳ございませんでしたが,あの教訓を受けまして,できるだけ混乱しないようにということで,1万人規模で分けて発送するということにしてます。背景にワクチンの供給が,全体の目途が見えてないというところもありますし,もう一つは,担当大臣が全て変わってしまいましたので,ある意味,我々からすると注意深く見ていないといけないと思っております。それで5ページの表を見ていただいて,分かりやすく言うと高齢化率が30%近いですので,33万人で高齢化率30%ということは65歳以上が約10万人いるということで,ざっくりとそういう形になるのですが,ファイザーの在庫が高知市の場合,例えば今,高齢者接種率90%,一般の方が80%ぐらいなので,1割から2割在庫のワクチンが残ってるという計算になるので,例えば11月末の段階とか在庫をそれぞれ見ながら,在庫ファイザーがあるのですが,在庫を使いながらやっていきますが,この12月分あたりから国のワクチンの供給が始まりますので,その状況を見ながらつなげていくということにいたしております。2,3月までの国のワクチンの供給量は提示をされましたが,そこから後はまだ出てきてない状況なので,2,3月までは途切れることはないと思ってますが,ただファイザーだけではずっと打ち切れませんので,モデルナが途中から加わってくるということです。ただ現場のオペレーションで言うと,例えば,ファイザーのワクチンは希釈をしないといけないし,モデルナは希釈ではないので,それとアンプルによって取れる人数も違うので,現場のオペレーションも結構ややこしいとか結構難しいオペレーションを今迫られてますので,それぞれ搬送,製薬会社等々今細かく打ち合わせをしているところです。何か補足があったら。

(記者)

 ごめんなさい。やはりファイザーのワクチンの供給にまだ若干の不安を市長としては抱いてらっしゃるということなのでしょうか。

(市長)

 というかオペレーション全体,結構注意深くやらないとオペレーションの取り扱いが違うので,そこを,事務局から補足してもらったら。

(地域保健課ワクチン接種推進担当副参事)

 ワクチンの供給量の見込みにつきまして5ページの方に資料を載せておりますが,基本,本市の2回目接種者数見合いは,必ず供給しますよということは国から言われてます。現在,国から示されてるのは市長から説明ありました通り2,3月分までが全国的に示されている状況です。その中で,これまでと少し違いますのは,ファイザーのワクチンに加えて,今回モデルナも半数程度,2,3月分については供給されるということで,今高知市の方では,市の医師会と今後どんな医療機関でモデルナが打てるようになるのかというのは調整を進めている最中です。また,これはわかり次第,どんな病院で打てるかということは,周知をしていきたいとは思っております。ただ数的には足ります。それから,ファイザーの回数だけで言いますと,この「(6)経緯」のところを見てもらうと分かりますように9万回程度,ファイザーのワクチン自体はありますので,高齢者の方が希望される方については,ファイザーは全員,希望されてもおおむね打てるような量が来るのかなと思っております。ただそれ以降,当然モデルナも加わってくるようになりますので,若い世代の方については,モデルナの方も,一定選択をしてもらえるような形にしていきたいと今準備をしております。

(記者)

 あともう1点すみません,別件ですけれども,住宅耐震化の増額ですけれども,これも具体的な数字があったら今お伺いしたいので,なければ後でお伺いしますけれども,かなり件数的には例年より増えていて,増額するという理解でいいのかというところと,いわゆる住宅耐震化の意識が高まってるということについての市長のコメントをいただければと思います。

(市長)

 はい。地震がいつ来るかわからないのですけれども,どこかで来ますので,前回は昭和21年,1946年でしたから,そこから言うと,今,昭和で直すと95,6年ですかね,前回,昭和21年なのでまだちょっと早いのですが,安政の地震から数えるともう160年経ってますし,一番激しかったL2の宝永の地震から数えても300年経ってますので,どこかで必ず来ます。四国4県の中では県民の関心は,意識が一番高いと言われてますので,耐震補強も随分進んで参りました。数字が出ていたらまた後で補足してもらいますが,市民の方々の関心は高いのと,今これ国・県・市でそれぞれ補助金を出しておりますので,耐震補強は,一番安くやれば120万円から130万円程度,建物の大きさによりますし,何を改修するかにもよります。ついでにキッチンを変えようかとかいったらすぐに100万円を超えるので,耐震補強だけでしたら,多分,一番安く上げれば120万円か130万円ぐらいで上がると思いますし,国・県・市で相当の補助金が出るので,市民の方々の関心も高まっておりますので予算不足ということになってます。件数わかりますかね。

(財務部長)

 工事に対する助成件数で申しますと,令和元年度が404件,令和2年度が358件,これに対して令和3年度上半期の状況ですが,今現在,9月までで216件とかなり増えておりますので,その不足分を補うために今回増額補正をさせていただくという状況でございます。

(市長)

 熊本の地震の後からやはり増えてきてますね。

(記者)

 先の衆院選の開票結果と開票作業を一点ずつ質問させていただきたいと思います。先週末に発表された市選管の傾向では,今回若い方々,10代から20,30代の方々が前回の選挙に比べて非常にわりと投票された方が多かったと。これがなぜなのかというのを市長,もしお考えありましたら,教えていただけたら。

(市長)

 今日は選挙管理委員会が来てますので,後程補足をしてもらいますが,投票率は,今回は県民の方々の関心が非常に高かったということもありまして,また前知事の尾崎知事が出馬をされたということもありまして投票率はかなり上がってまいりました。また18歳そして19歳についても,前回の選挙よりはかなり上がってきておりますので,18,19歳が上がってきた背景というのは分からない部分もありますけれども,前回よりはかなり上がってきているという状況があります。ただ,まだ多分全国的なデータはわかってないと思いますけれども,全国比較すると,高知県内は前回よりは上がってますけど,全国で比較すると多分低いと認識していますので,これからまた全国のデータと比較して,特に中高生の選挙の重要性ということを学校の教育の場でも,まだ拡充していく必要があると思っております。それからいくつか,単純なミスなのですけれども,投票管理におけますミスがありまして,その点は非常に我々も申し訳なかったと思っておりますが,そういうことを無くしていかなければいけないということと,期日前投票がものすごく伸びてますので,全体の約2割ぐらいに期日前投票があって,いくつか分散はしてるのですけれども,日によると期日前投票に多分1時間待ちとかもあったと思いますが,一番混んでいるところは2時間待ちとかいうのも見えてきていますので,その辺りをもう少し選挙しやすいように,投票しやすいようにというところをやっていかなければいけないと思っています。

(記者)

 もう1点,先程市長がおっしゃられた開票作業の件なんですが,私も非常にいろいろな,なかなか穴があるのだなというのが今回の選挙ですごく勉強させていただいたのですが,14票が高知の場合1区と2区,それぞれやられるという非常に大変な作業をしてらっしゃるのは理解できるのですが,14票をいわゆる投票者よりも投票の数が多かったと言う事で,かなり長い間確定が打てなかったと。さらにその2日後ですかね,そういった新たな修正を出されたということがあったと思います。いろいろ原因はあるとは思いますが,今後,来年にはまた参院選という大きな国政選挙が待っておりまして,その辺に対する対策等,もしお考えがおありでしたらお話しいただければと思います。

(市長)

 所管権限がそれぞれあって,選挙に関する権限を市長は持っていないので,今日選挙管理委員会事務局長が来ているので,今の質問に対する,事務局からの説明をしていきます。

(選挙管理委員会事務局長)

 先の衆院選では大変お世話になりました,ありがとうございました。また,数件ミスがございました件につきましてはお詫びを申し上げます。開票作業についてですけれども,高知2区において小選挙区,比例区それぞれ7票,多い票数で確定作業を行いました。その後の集計の中で,調査の中で不在者投票の票数がそれぞれ4件ずつ上がり抜かりがありましたので,修正もいたしたところでございます。いろいろとその点につきましてもご迷惑をおかけしまして申し訳ございません。来年度夏,7月には参院選がございます。今現在,事務局の中でミスだけではなくて,トータルに総合的に,課題等洗い出しを行っておりますので,その中で参院選に向けて,こうしたことにならないよう対策を検討してまいりたいと考えております。

(市長)

 特に今回,所管は選挙管理委員会にはなりますが,やはり1つの市で1区と2区が併合してる市というのは,全国的にみてもあまりないので,やはりその1区と2区で少し混乱した部分もちょっとあるので,案内を含めて,そこを反省点として,そういうことがないようにということはきちっと潰していかなければいけないと思っています。

(記者)

 一部報道で,春野町の小松の沼について業者側の埋め立て,市から決められた分以上の埋め立てをしたということで,警察に間もなく逮捕されるのではないかと報道が出てるのですが,これに対する市長の受け止めをお願いいたします。

(市長)

 一部報道で,そういう報道が一部出てますが,いずれにしても警察が内偵中の話なので,我々からコメントはできないという状況です。警察の発表を待っていただきたいということです。

(記者)

 それの,これまでの流れをおさらいしたいのですが,今年の4月か5月ぐらいに市の方から,警察の方に告発されたという形でしたでしょうか。

(中澤副市長)

 はい,そうです。

(記者)

 それだけ市民からも,この小松の沼については業者がかなり埋め立てているっていう苦情があったりとか要望というのがあったというところでしょうか。

(中澤副市長)

 地元の方からはそういった会を作られて,高知市の方に何度も要望があっておりまして,高知市としましても,業者の方々には都度都度,この件につきましては申し上げておりまして,計画通りに進めるようにということで指導もしてきたところです。

(記者)

 新型コロナ関連で2点お伺いしたいことがございます。まず1点目ですが,3回目のワクチン接種に向けて,国の方からファイザーとモデルナ両方のワクチンが大体半々ずつ来るという説明があったということなのですが,モデルナのワクチンに関しては,海外とかの研究では,若い世代に接種するのは慎重にした方がいいのではないかという見方もあると思うのですが,高知市においてはそういった年代別の配慮とかをせずに,一旦接種を進めていく方向で検討されているということでよろしいのでしょうか。

(市長)

 厚生労働省が正式に,今緊急使用なのですが,薬事承認をするということは,そこの安全性と,リスクとベネフィットですかね,例えば1万人当たり打って,どれだけの副反応があって,あと有効性がどのぐらいあったかを総合的に見て,薬事承認するわけですので,そこは国の正式な薬事承認を受けてと考えております。ただ,管理の温度も違いますし,ファイザーはマイナス75℃とか,モデルナがマイナス20℃とか,あとバイアルという瓶の大きさも違い,取れる件数も違うので,現場のオペレーションと医療機関がそれぞれ2種類の,今後はワクチンが医療機関にあるということも想定されるので,取り間違えがないようにということを含めて,今きめ細かいオペレーションの準備をしております。

(記者)

 加えてもう1点なのですが,先程からお話がありました,新しい変異株オミクロン株が海外でかなりのスピードで置き換えが進んでいるという話もあって,水際対策に力を入れようとしている国々も中にはありますが,高知市は今食べタククーポンをこれから発売して,どちらかといえば忘年会のシーズンに向けての消費を喚起していくようなスタンスをとっていると思いますが,今のところ,そういった方向で県の方の対応のステージも厳しくはなっていませんし,緩和する方向で進めていかれるということでよろしいのでしょうか。

(市長)

 今のところ,直ちにいろいろな事業を中止するということは考えてないので,今後の,特に日本の国内における感染状況と,多分国立感染研究所ですかね,ウイルスの専門の研究機関で遺伝子の分析があるので,これが結構時間がかかるので,海外でも発表の時間がかかってるのはその遺伝子の解析の時間がかかってるのですけれども,国内にまだ入ってないのですけれども,どういう状況で国内へ伝播してくるのかということは注意深く見ていきたいと思ってます。

(記者)

 今のお話の中でその検査には時間がかかるとおっしゃっていましたし,実際に国内に入ってきてからそれで検査で認められるまでに一定のタイムラグはあると思うのですが,高知市の行政としての動き方としては,確認されたという話があってから,そういった対策といいますか,もうちょっと緩和する方向を引き締めていこうっていうふうに舵を取っていく可能性があるということでよろしいのでしょうか。

(市長)

 基本的には,先程のレベルにしても県知事の権限になっていますので,県の判断を踏まえてということになります。国外は,関連する国を海外渡航禁止にしているのですが,日本の場合はまだ禁止をせずに,2週間の自宅待機なので,ここはどうなのかなと疑問はありますが,他の国は,渡航禁止のエリアに指定したので,ちょっとここはどうなのかなと疑問はありますが,いずれにしても国の動向,最終的に国内へどこかから入ってきたら,県知事のそれぞれの判断に我々も従って,注意深く観察をしていきたいと思います。

(記者)

 先程の小松の沼に関連するのですが,例えば先日,熱海でも大規模な土砂崩れで命を落とされた方がいらっしゃったと思いますが,この現地の状況がよく分からないのですけれども,こういった申請以上の土砂を流入することで,そういった土砂崩れなどの危険性というのはありそうなのでしょうか。

(市長)

 小松の沼に関しては,沼地の中にずっと許容量以上のものを積んでいて,例えばそれが崩れ落ちたりしても周辺に家屋はない状況です。ただ,熱海の事件等もありましたので,国土交通省から調査もいろいろ出てきてますので,市内における調査については国土交通省の調査依頼を受けて,都市建設部が行って対応をしています。ただ,基本的には目視の調査が大部分だと思いますので,国土交通省の調査の要領に沿って,いわゆる埋め立て地の調査,特に斜面については,都市建設部の方が今対応しているところです。

(記者)

 先程の小松の沼の一つだけ追加で聞きます。報道によると,要は市役所がいいという範囲で埋めてたんですということを業者さんはおっしゃってるわけですけれども,そこはそうなのでしょうか。

(中澤副市長)

 今の埋め立てがいいということは決して言っておりません。一応,埋め立ての計画が今年の確か6月ぐらいまでが一応計画期間でして,当然過去からその計画を超える広さの部分に,高さも6メートルを超える部分であったのですけれども,うちの指導の中で計画通り進めてくれという,先程話したと思いますけれども,計画期間内にそこは元に戻すというような話もあったと聞いております。

(記者)

 明らかに超えてるのですが。わかりました。あと1個だけ,西敷地ですけれども,駐車場の条例の緩和,要は進出する時にあそこに駐車場は非常に厳しいので,駐車場を条例通りに設置しようと言われても進出できませんと,ホテルはできませんみたいな話が来ているわけですけども,それは今検討中ということになっていると思いますが,市長判断でも一定の権限の緩和はできるわけですけども,それはされるんですか。

(市長)

 いやそこは,その話は聞いてますけど,そこは具体的にまだどういう業者が出てくるかとかが決まっているわけではないので,そこは主管部局に確認してもらったほうがいいと思います。今日は勉強会に出ていますけれど。

(記者)

 けれどもそれは,どういう業者が来たらまけちゃお,みたいな話っておかしくないですか。その業者の便宜を図るみたいな話になりませんか。

(市長)

 いや駐車場の付置義務というのは,いろいろな例外規定もあるので,どういう例外規定を今回の場合適用していくかというのは主管部局が今整理をしているので,まだその最終結論を直接は聞いていないですけども,市長が緩和するというのは,一応権限上はできるようになっています。

(記者)

 重ねて小松の沼に関連してですが,刑事事件で立件をされるという報道もありますけども,立件とは別に,あそこのいわゆる土砂の問題というのは多分残るのだと思いますけども,その辺のあそこの土砂を取り除くというか,なにか解決するというのは,市としては,業者に基本的に求めていくというスタンスなのか,それ以外で何か,多分その業者が今のところ応じてきてないので,何か市として業者に要求する以上の何か取り組みというか調査を含めてやる予定はあるのかというところを伺いたいです。

(中澤副市長)

 基本的には,工事を埋め立ててきた業者に,計画通りの形に戻してもらうというのが原則だと考えております。ただおっしゃられたように必ずそこまで戻してくれるかというようなこともありますので,現在関係する部署がありますので,一つではありません,複数ありますのでそこで,今対応について検討してもらってるところです。

(記者)

 あと,関連してですけども,あそこの住民の方の心配としては,いわゆるその遊水機能が失われてその浸水被害を心配されてると思いますが,その危険性の評価というか,直ちに,その土砂を何とかしないといけないような状況にあるのかどうなのかというところを,まず調べたりするような市としてのそこをどう認識するのかというのは何かの調査をしたりするお考えはあるんでしょうか。

(中澤副市長)

地元の方々と,情報交換は常に行っておりまして,一旦仮の水路を,今年になってひいております。そういった形で一定雨が降っても,ある程度の水位の低下はできるような形で1回進めておりますけれども,これがずっと続くかどうかっていうと,もうちょっと恒久的な工事も必要かと思いますので,それについてはまた地元の方々と相談しながら,検討していきたいと思っております。

(市長)

先程の質問でいうと,最終的な処理が基本的にはやはり事業者責任ですから,例えばそれをやるということになったら代執行みたいになりますけど,相当の経費がかかるので,それは慎重に判断しなければいけないと思います。

以上

 

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