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令和7年10月3日 市長定例記者会見(議事録・Youtube動画)
会見項目
1.高知市シティプロモーション第2弾
2. 若者アンケートの実施
3.客船寄港時市町村PRイベント『Welcome Cruise~Savor Kochi in Omachi~』
4.台湾高雄市漢神百貨での高知物産展
配布資料
会見内容
配布資料を用いて市長から説明
質疑応答
【若者アンケートの実施(1)】※こども政策課
(記者)
若者アンケートは、どんな目的で、何の課題解決のために実施されるものか。
(市長)
「(仮称)高知市こども計画」の策定に当たり、若者の思いやニーズを聴くために行うものである。
(記者)
少子化や人口流出といった課題を改善するためのものか。
(市長)
そうである。人口減少問題は本当に大きな問題であり、これから安心して産み、育てやすいまちをつくるためには、その世代の人たちに聞くのが一番有効であるということでアンケートを実施する。
【高知市シティプロモーション第2弾(1)】※外商支援課
(記者)
シティマーク総選挙を投票する形にした理由は。
(市長)
みんなが参加をすることによって、高知市というものを意識してもらうきっかけになると思う。
また、みんなで決めたということになれば、大切にしていただけると考え、市民参加型にしたものである。
【使用料・手数料改定関連】※財政課
(記者)
9月議会では使用料・手数料を改定する条例改正案に日本共産党が継続審査を求めた上で、すべての議案で反対に回った。さらに公明党も一部の議案で反対に回ったが、これについて市長はどう受け止めているか。
(市長)
我々もそれぞれのご意見はしっかり頂戴していかなければならない。これから半年間の周知期間があるので、皆さん方に混乱がないように、改定の目的や4月から改定となることについて、しっかり周知に努めていかなければならないと考えている。
(記者)
議会における反対理由は、決まってからの周知は当然だが、決まる前にもう少し住民の声を聞く機会を設けるであるとか、また議論が一部尽くされていないということだったと思うが、そのことについてはどう考えているか。
(市長)
今回の改定理由の一つは、16年間改定されておらず、その間に人件費や物価も高騰し、経費が増大をしているということである。そしてもう一つは、受益者負担、税の公平性である。一つ一つの施設に対してどうかということを市民に問いかけるのは物理的にも困難であるので、今回は我々で決定し、提案させていただいた。
(記者)
その点では、今後事務事業の見直しなどでも同じことが起こる懸念がある。つまり、同じように住民に説明が足りていないのではないかという理由で反対に回るという可能性も考えられる。前回の記者会見で、市長は特段、住民説明会を開くといったことは考えてないとおっしゃっていたが、その考えに変わりはないか、また何か工夫する部分があれば教えてほしい。
(市長)
これから事務事業の見直しを行う中で、関係団体が深く関与している事業については、皆さんの意見をしっかり聞く必要があるが、事業の数は何百もあるため、住民説明会は物理的に難しい面もある。普段、市民の皆さんからいただく色々な声をもとに判断していきたいが、現時点で開催する予定はない。
【新県民体育館整備関連】※政策企画課、スポーツ振興課、青少年・事務管理課、教育研究所
(記者)
県民体育館について県から市に対し、市有地の使用に関し、その後、話し合いや協議の場があったか。
(市長)
当然、情報は入ってきており、新県民体育館整備等基本計画検討会には、市も委員として参加している。この検討会の次回開催前には、県から私の方に説明がある予定となっているので、それをお聞きしたいと考えている。
(記者)
現状4つの案が示されていると思うが、市としては市有地の使用に関してどのような考えか。
(市長)
我々はそれに対して申し上げることはできない。ただ、市の教育施設があるので、そこに配慮した建設をしてもらいたいと、県には教育委員会からも伝えている。
(記者)
全面利用した部分の屋上に人工芝のグラウンドのようなものを設けるというような案もあるが、全面利用でも構わないという立場か。
(市長)
これから決まっていくと思うが、一つは市の教育施設がそこに存在するということ。もう一つは、市民や県民の皆さんが、この新県民体育館の建設に対して大きな期待を寄せていること。もちろん経済効果も期待されるし、若者たちの声として、高知ではコンサートやプロスポーツを観る機会が少ないという意見もある。そのため、これらを総合的に判断しながら、私としては決定していきたい。
(記者)
市教育委員会が検討会の中で述べた意見では、最低限、土のグラウンドは残して欲しい、全面使用はして欲しくないというような意見だったかと思うが、市長は全面利用は排除しないということか。
(市長)
半面も全面もどちらも排除しない、総合的に判断する。教育委員会は教育部門としての意見ということで述べたものだと思う。
(記者)
市有地なので最終決定は市長がされるということか。
(市長)
そうである。
(記者)
新県民プールに関しては、9月議会個人質問で文化観光スポーツ部長が再整備が必要だということをおっしゃっていたと思うが、これは市の立場として変わらないか。
(市長)
プールをつくってほしいということは、1つの希望として言ったところだが、そこは県が判断すべきところだと思う。今、県民プールを6、7万人の方が使っているということなので、その人たちがどこへ行くのかを考えると、大原町の総合体育館プールだけで対応するのは難しい。そういったことも総合的に考えながら、県としてプールの建設について考えてもらいたいということで答えたところである。
【若者アンケートの実施(2)】※こども政策課
(記者)
若者アンケートをした後の予定について、どのような日程で計画を作成していくのか。
(市長)
若者アンケートを集計し、来年の8月頃に策定を予定している「(仮称)高知市こども計画」に反映をさせていきたいと考えている。
(記者)
市長としては計画をどのようなものにしたいか。
(市長)
子どもたちが健やかに育つ環境を整えることは我々の使命であるし、これから結婚し、子どもを育てる人たちが安心して高知市で産み、育てやすいまちを目指して、この子ども計画を進めていかなければならないと思っている。そして、子どもの権利も含めて、子どもたちがしっかりと成長できるような施策を計画の中で作っていきたい。
(記者)
若者アンケートでは、子どものニーズを聞くというのも目的に入っていたと思うが、対象が18歳からで、中学生や高校生が含まれていないのはどういう意図があるのか。
(市長)
中学生や高校生も今回の形ではなく、別途アンケートを取る形で進めていきたいと思っている。
【事務事業の見直し関連】※財政課
(記者)
10月に入り、来年度の予算編成方針も示される時期だが、経費削減、事務事業見直しなどに対する対応について、どのような姿勢で臨まれるのか。
(市長)
現在、高知市の財政は非常に厳しい状況であり、令和8年度の予算編成も大変厳しい状態になっている。これまでのように財政調整基金を繰り入れながら予算を組んでも、基金は減少しており、議会でもお話ししたように、このままでは5年後には財政調整基金が枯渇する状態である。そのため、財政調整基金に頼らない予算を編成する必要があると考えており、そういった中で収支を改善するためには、今回18億円という大きな金額を収支改善に充てなければならず、その中で5億円を目指して事務事業見直しを行うこととなった。各事業についてはゼロベースで見直しを進め、すべてを廃止するのではなく、職員が知恵を出し合い、市民生活への影響を最小限に抑える形で進められればと思っている。
(記者)
一方で、8月の人事院勧告で公務員の給与引き上げという話が出たが、経費削減に着手する一方で、市職員の給与に関してはこの勧告どおりの対応をするのか。
(市長)
職員の給与について、私は引き下げるという考えは持っていない。現在、世の中では賃上げが進んでいる状況であるので、その点については、私は勧告に従って進めていきたいと考えている。
【「若者が住み続けたいまちづくり」を目指すプロジェクト】※政策企画課
(記者)
今、若手職員のプロジェクト(若者が住み続けたいまちプロジェクトチーム)を進めていると思うが、取組結果は、来年度の予算編成にどのように反映されていくのか。
(神谷副市長)
4月から始まり、今メンバーで議論をしながら、各班に分かれて事業案を組み立てている段階である。チーム内で考えるだけではなく、庁内の関係する部署に個別に相談に行ったり、外部の有識者の方に意見を伺いながら検討を進めている。庁内の担当部署との調整は順次行っているが、年度の後半にも入ってくるので、庁内調整がこれから本格化すると思っている。今後の進め方としては、令和8年度の当初予算編成の査定の流れに載せるような事業もあれば、もう少し時間をかけて、担当部署と調整していくものもあるかと思う。あるいは予算を伴わない形で実現していくなど、様々な形で出口を考えながら、これからも検討を進めていきたいと考えている。
【高知市シティプロモーション第2弾(2)】※外商支援課
(記者)
シティマークの3つのキャラクターを最初に見たときの市長の感想は。
(市長)
大変かわいらしく思った。若い世代の方たちの心を打つのではないかと思っている。また、小さいこどもたちにもかわいらしいなということで大切にしていただけるのではないか。
(記者)
投票は、市民でなくても誰でも投票できるということか。
(市長)
全国の皆さんができる。こういったことに参加することで、高知市に興味を持ってもらうきっかけになると思うので、多くの高知県民、そして全国の方に参加していただきたい。
以 上



