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本文

令和元年8月8日 市長定例記者会見

会見項目

  1. 第25回参議院議員選挙に係る結果等

  2. 令和元年度こうち志(こころざし)議会

  3. (仮称)中央消防署開署及び署所再編

  4. スーパーよさこい2019

配布資料

会見内容

1. 第25回参議院議員選挙に係る結果等

 先の参議院通常選挙の分析ができましたので,報告を少ししたいと思います。まず,投票率ですけれども,これまではずっと下がってきましたが,(配布資料1ページの)上から2段目の右に書いていますように,47都道府県の中で唯一,高知県だけが前回の投票率より向上しました。3年前の前回につきましては,候補者が全て徳島県から出られましたので,その影響がかなりありました。今回,高知市の投票率につきましては,やはり若年層の投票率は伸び悩んでいるということと,徳島・高知の合区の影響が,やはり徳島県でも今回濃厚に出ていますので,地方6団体がともに,合区の早期解消ということを国に対して働きかけをしているところであります。

 期日前投票は前回よりも45%も伸びていますし,4月の統一地方選挙よりも3割伸びております。この参議院選挙は7月でしたけれども,期日前投票は37,765件の投票がありまして,投票率で言いますと13.62%,全体投票者の11万4千人に対して言いますと32.9%になりますので,約3割強の方々が期日前投票で投票されていたことになります。商業施設の投票所の利用者が増加しておりますので,今後とも商業施設等のご協力をお願いをしていきたいと考えております。

 また,開票時間につきましても,さまざまな機器の導入,また,事務局の体制によりまして,選挙区については約20%の開票時間短縮を実現できておりますので,今後とも努力をしていきたいと思っております。

 2ページですけれども,気になります18歳,19歳の投票率ですが,全国的に見ても高知県の場合は少し低迷しておりますので,特に19歳の投票率が特に低調になっておりまして,左の折れ線グラフでいうと,灰色の一番下のグラフですね。ずっと下がったままになってますので,19歳の場合,県外への進学もありますし,住民票を(高知市に)置いたままで,実際は県外の大学へ行かれているということもたぶんあると思いますが,なお啓発に努めていきたいと考えております。

 合区の影響ですけれども,前回の平成28年が,高知県・徳島県で初の合区の選挙でした。この時も高知県では,ある意味「抗議の無効票」だというふうに受け取っていますが,17,569票という過去に例を見ない無効票が出ておりました。今回は徳島県の方からは候補者がいなかったといこともあろうかと思いますが,無効投票数につきましては1万5千票弱,率にしまして6.04ということで,無効票がかなり出たというので,やはり合区の影響は色濃く出ていますので,解消を強く求めていきたいと考えているところです。

 

2. 令和元年度こうち志(こころざし)議会

 次に3ページ目になりますが,よさこい祭りが終わった後になりますが,8月22日に令和元年度のこうち志議会を開催する準備を進めております。今回は市内の中学校,義務教育学校19校から19名,高知商業高等学校から3名の22名の志議会の議員さんが出てきて,全ての方がご質問されますので,我々も非常に楽しみでもありますし,さまざまな提案を期待をしているところです。志議会につきましては平成28年から再開(「子ども模擬議会」として実施)をしまして,29年から名称を変えておりますが,今後とも継続をしていきたいと考えております。

 

3. (仮称)中央消防署開署及び署所再編

 5ページですけれども,中央消防署についてはこれまでも少し説明をしてきましたが,いよいよ今年の秋10月1日に開署となります。特に高さ30m,四国最大級の訓練塔になりますが,以前ご説明しましたように,例えば4階から6階は(階別に形状が異なる)マンションのベランダ,7階から9階につきましてはテナントやホテルの部屋を再現しておりまして,中高層建物での災害対応に即した訓練施設となっております。この中央消防署には35m級と13m級の梯子車を配置をしますので,特に10階は梯子車の放水訓練施設となっています。写真ではちょっと分かりにくいですが,(内部が)メッシュ状になっていまして,放水した水が飛び散らない構造にしておりますので,実際にここで訓練を行うことになります。

 なお,予備車庫棟の2階が,地元住民の皆様から強いご要望のありました,公民館の代わりに使える会議室ということにしておりますので,地元の皆様もここを積極的に使うことになっております。また,地元の皆様などとの防災訓練も,ともに進めてまいりたいと思っております。

 なお,消防署所につきましては6ページにありますが,中央消防署の開設に伴いまして,6ページの右下のいちばん右側にあるような署所の編成になります。

 

4. スーパーよさこい2019

 次によさこい関連ですけれども,今週から始まる第66回よさこい祭りにつきましては,台風がそれましたので,無事に開催できると思います。その後,今月の末に原宿のスーパーよさこいが,8月24日,25日で行われますが,たぶん来年のオリンピックの時はかなり交通規制または移動の規制がされますので,来年のオリンピック・パラリンピックのよさこいのPRにつきましては,今年がメインになると考えまして,高知市役所の正調よさこいの踊り子隊を派遣することにしております。今の予定では,だいたい60名程度を派遣しまして,原宿の表参道や,NHK(渋谷区)前の通り等を演舞する予定ですので,正調よさこいをあまり見る機会が東京ではないので,正調よさこいのPRと,来年のオリンピック・パラリンピックへのよさこいのPRをしてまいりたいと考えております。また,よさこいを通じた情報の発信を行いたいと考えております。

 最後に,職員採用試験の中で,パソコン・スマートフォンを利用したインターネットによる,募集や(志望者の皆様への)さまざまな通知,こういうことを今年からやろうとしておりまして,個人情報保護審議会にこのことを近々お諮りすることにしていますので,今年度から,採用試験のスマートフォンからの申し込みができるよう準備していきたいと考えております。

 私の方は以上ですので,あとはご質問にお答えする形で対応していきたいと思います。

質疑応答

■質疑応答

(記者)

 インバウンド観光についてお伺いします。今年の3月に,高知市の中心部に外国語観光案内所が設置されました。夏休みはよさこい祭りを迎えるにあたり,外国人観光客の更なる利用が見込まれますが,これまでの利用実績に対する市長の受けとめや,今後の利用目標など,インバウンド観光について展望があればお聞かせください。

(市長)

 まず,今年の3月29日に,尾崎知事にもご出席をいただきまして,ひろめ市場近くの帯屋町2丁目のアーケードの中に「こうち観光ナビ・ツーリストセンター」をオープンをしております。利用状況につきましては,補足資料に約3か月間の利用状況を載せていますが,順調にお客様の利用が伸びてきております。3か月で約2万5千人の方々にご利用いただいております。特に欧米からの方々ですね。アジア(各国からの観光客)は意外と自分たちが思ってたよりも少なくて,日本人の利用は約半数となっております。

 国別でみますと,欧米と台湾,香港がやはり統計からみましても入り込みが多いです。たぶん中国は,中国船籍(の客船)が国内事情で昨年1年間はほぼ止まりましたので,またこれから増えてくると思います。韓国につきましては,今の日韓の状況から,今日の報道でも出ていましたが,少し冷え込むと思います。「こうち観光ナビ・ツーリストセンター」は,それぞれの国の言語に対応できるパンフレットも相当数揃えていて,非常に充実しておりますので,今後もさらにこれを充実させていきたいと思っております。

 昨年1年間に,海外からの客船につきましては34隻入ってきていまして,今年度,今のところの予定は35隻位と考えており,まだ伸びてくる可能性もあります。単純に月平均にしますと(「こうち観光ナビ・ツーリストセンター」の利用者数は)6千人近くになりますが,客船が入るか入らないかでばらつきがありますので,今年度予定する35隻のうち,これからまだ半数以上が入ってきますので,(はりまや橋商店街東側にある)「よさこい情報交流館」との連携も行っていきたいと思っております。

 また,「れんけいこうち広域都市圏」の取組のなかで,外国客船が着いた時に無料のシャトルバスを動かしてまして,6月25日に,これはトライアルでしたけれども,イタリア船籍の船が着いた時に,隣の土佐市と香南市へ,91名の方々に利用していただいて,非常に好評でしたので,こういう取組をさらに進めていきたいと思っているところです。また,日本への観光は来年のオリンピックを含めてこれから増えていくと思いますので,連携をしていきたいと思います。

(記者)

 「れんけいこうち広域都市圏」の各市町村の取組の進捗状況についてお聞きします。以前,報道会見で市長の方から「とさのさと」に物販の拠点を設けるというお話もあったかと思いますが,その市町村の物販の取組についての進捗状況をお聞かせください。また,その他の取組でトピックスがあれば,その点も併せてお聞かせください。

(市長)

 「とさのさと」が本年4月に(移転)オープンいたしまして,非常に賑わっております。農林水産大臣にも視察をしていただきましたが,「とさのさと」は一日三回,朝と昼と午後という感じで商品の補充をしていますので,新鮮なものがかなり多いということで,非常に人気がありますし,「とさのさと」の隣が「サニーマートとさのさと御座店」,これは新店でして,さまざまな連携が取れていますので,両方ともWin-Winの関係となっております。本年9月中旬に,3つ目の施設として「AGRI COLLETTO」がオープンする予定ですので,「れんけいこうち」は積極的にこの「AGRI COLLETTO」に(「れんけいブース」として)入ることで調整をしております。「AGRI COLLETTO」と「とさのさと」と「サニーマート」は3点セットになっていまして,これらの前の広場でイベントをしたり,「AGRI COLLETTO」の中でもイベント広場のような広場ができますので,それも併せて,いろいろなことができるような場所になるので,たぶん全国的に見ても,このように近隣で3つ(の物販施設が)揃っているというのはあまり見たことがないので,非常にいいゾーンになると期待をしております。

 「れんけいこうち」の34市町村に,れんけいブースの利用についてのアンケート調査等を行いまして,109の事業者,点数にしまして600点位の,多くの応募がありましたので,運営会社と今調整をしているところです。また,れんけいブースを使ってイベント等もやりますし,(「AGRI COLLETTO」の)中には地場の特産品を使ったレストランも数店舗入ると聞いていますので,さまざまな分野で連携ができると期待をしております。我々の目標としましては,ここの「AGRI COLLETTO」のれんけいブースで,年間3千万円以上の売上を一定の目標にしていますので,その進行管理をしっかりと行っていきたいと思っております。また,JA(株式会社とさのさと)から,しかるべき時に正式に広報があると思いますので,その時に取材をお願いしたいと思います。

 もうひとつの「れんけいこうち」の取組としましては,浅草にあります「まるごとにっぽん」が非常に賑わっておりますけれども,こちらの施設管理者も非常に高知のことを気に入っていただいておりまして,高知の商品を積極的に取りあげていただいておりますので,感謝しております。今年の4月1日から,「おすすめふるさと」コーナーというのが新たにできましたので,県下の34市町村から60点のアイテムを選定しまして,PRをしております。「れんけいこうち」のこの浅草の「まるごとにっぽん」のブースでは,この4,5,6月の3か月で,だいたい250万円近く売り上げていますので,立ち上がりとしては非常に順調にいっておりますので,ここを積極的に使っていきたいと思っておりますし,また,7月13日から15日の3日間ですけれども,合同イベントとしまして,佐川町,四万十町,三原村のこの3町村とともに我々も現地へ向かいまして,販売促進を行いました。3万9千人近くのたくさんの方々にご来場いただきまして,3日間で約40万円の売上があり,また,新たな受注もあったと聞いていますので,さらに本年の9月,来年の2月に,「れんけいこうち」単独のイベントを予定をしているところです。この浅草の施設の方々も非常に協力的なので,大変我々も助かっております。今後,年間で30事業者,商談成立件数75件を目標にして,また対応していきたいと思います。

 また,これ以外でも,今年の9月に東京で「グルメ&ダイニングスタイルショー秋」という大規模な催しが開催されますので,そこにも「れんけいこうち」のブースを出すことにしておりまして,来年2月には広島で開催される「ビジネスフェア中国・四国」へも出店を予定をしておりますので,(「れんけいこうち広域都市圏」として取り組む移住施策の)「2段階移住」を含めまして,積極的に営業をしてまいりたいと思います。よろしくお願いします。

(記者)

 参院選についてお聞きしたいのですけれども,前回の参院選から比べますと,投票率全体は上がっていますけれども,18歳,19歳は低調ということですが,低調の原因や要因をお聞きしたいのですが。

(市長)

 資料の2ページを少し見ていただきたいと思いますが,特に2ページの下ですね。今回全国で唯一投票率が上がったという報道ではありますが,逆に言うと,平成28年の第24回参院選が低すぎた,というところの反動が今回出ているというふうに考えております。前回,3年前は高知県において非常に合区に対する批判票が出た。これは棄権ということではなくて,わざわざ行って,白票もしくは別のことを書く「他事記載」というのが非常に多かったということで,ある意味,抗議の批判票が出たということです。その反動で上がってきたのではないかというのがひとつです。

 また,18歳,19歳につきましては,投票権が付与された時から,事前に小・中・高でかなり広報もやりましたけれども,やはり19歳の場合は県外へ行っている可能性もあるのですが,非常に低調ということで,さらなる啓発を行わなければいけないということを考えております。

(選挙管理委員会事務局長)

 18歳,19歳ですけれども,前回の平成28年の参院選の時は,18歳に選挙権年齢が下りるということで,県の方もかなり力を入れて,県内の高校3年生に出前事業などを全ての学校で行っていました。啓発の方が段々下がってきたというのも若干あるかと思います。それから,今年(4月)の県議選と市議選ですけれども,ここは進級の時期で,高校3年生は4月7日の選挙でいきますと,(18歳以上の生徒は)72名しか高知市におりませんでしたので,統計にならないということです。それから,県外へ出たばかりの方が,移動の時期でありますので,なかなか投票しないということがあっての投票率のデータと考えられます。

(市長)

 ひとつの傾向として,統一地方選挙は4月でしたが,4月は生徒さんも移動していますので,やはり日程的な影響はかなりあります。それは今後も続きますので,考えておかなければいけないというのがあります。それをどうカバーしていくのかが課題です。

(記者)

 また参院選についてお聞きしたいのですけれども,18歳,19歳の計6,326人が当日有権者数であると。このうち何人が投票したかということもお聞きしたいのですが。

(選挙管理委員会事務局長)

 6,326人の18歳,19歳有権者のうち,投票された方は1,459名で,全体として23.06%ということです。

(記者)

 すみません。6,326人の18歳,19歳の内訳というのはあるのでしょうか。

(選挙管理委員会事務局長)

 はい。18歳が当日有権者3,197人,うち投票数が851人,19歳が3,129人の有権者で,投票者608人となっております。

(記者)

 参院選の結果についてお伺いしたいです。NHKから国民を守る党と,れいわ新選組が躍進したという話が多く報道されていると思うのですが,そういった新しく政党として認められた(政党要件を満たした)こと,民意があったことに関してどのように受けとめられていますか。

(市長)

 正式な見解ということではないですけれども,結果の印象としては,政権与党が根強い信頼を得た。特に若い方々が,たぶん年代層の各党派別の支持の分析をしましても,若い方々の自民党の支持が高いので,そういう傾向が出ている,というのがひとつあったのかなと思います。あと,今,野党がそれぞれの得票率,獲得投票数を相当減らしていて,また野党再編の動きが出ていますので,その動きにつきましては,我々もいろいろと政策に影響する部分があるので,今後の動きを注視をしていきたいと考えております。

 それから,新しい政治の流れを起こした,というふうに言っていいのでしょうか。れいわ新選組は,特定枠制度をある意味うまく活用して,これまでにあまり想定されていなかった議員を選び出して参議院に送り込んで,それが今,参議院のバリアフリー化に繋がっていますので,一つのエポックをつくったという印象は強く持っております。これから,どこかで衆議院議員選挙が行われることになるとは思いますので,この動きについては,今後とも注視をして見守っていきたいと思います。あと,NHKから国民を守る党の関連は,みんなの党の渡辺(喜美)さんが一緒になりましたので,この動きも注視をしていきたいと考えております。

 特にれいわ新選組の方ですね。これはちょっと,どういううねりにまで繋がるのかどうかというところも,我々は見ていきたいと思っています。

(記者)

 参院選の話が出たので,話は遡りますけれども,7月6日だったと思いますが,高野(光二郎)さんが,個人演説会を三翠園でやったと思うのですけれども,そこで市長はマイクを握られたと思うのですが,それは,市長の立場としては,今回の選挙では高野さんを支援していたという立場なんですかね。

(市長)

 マイクを握ったのは7月6日ですね。ちょっと時間があまりなかったもので,外務大臣の河野太郎先生も来ていましたので,いろいろお世話になっているということもありまして,ご本人からの要請もありましたので,応援の演説を行いました。当然,政治家としての応援演説ということになっています。いろいろと国庫補助の導入などでお世話になっていますので,その場での応援演説ということになっています。ただ,自分の場合,支持政党の方々は多岐にわたっていますので,全面的にということではないですが,その場では応援演説を行いました。

(記者)

 今までに国政選挙で市長ご自身でそういう形でマイクを握られるということはあったのでしょうか。

(市長)

 あったと思います。ちょっと明確には覚えてないですけれどもね。場合によって握る場合もあります。中立の場合もあります。今後もケースによると思います。

(記者)

 例えば,自民党の現職ではないと握らない,ということではないですか。

(市長)

 やはり,ケースバイケースです。

(記者)

 あともう一点,市長選で恐縮ですけれども,今のところ,他の人も出てくるかもしれませんけれども,今,現職の市長ご自身,それから元県議さん,それから元市議さんということで,少なくとも三つ巴であろうと見られておりますけども,見ていたら,他のお二人,市長以外のお二人は街頭にも立たれて活動もされているようなのですけれども,市長選に向けて,市長はそれをご覧になって,どんなふうに見られていますか。

(市長)

 街頭演説は,今,候補者の方々もやられていますし,そのことに限らず,今回(4月の市議選で)初当選された若い市議の方は偉いと思いますけれども,毎日朝と晩の1日2回,街頭演説を欠かさずにやっている市議さんもおられるので,特に今時は暑いので,大変な中を偉いと思います。また,自分は今回の11月(の市長選)に出馬ということは表明していますので,やはり自分の支持母体の組織をしっかり固めていくというのが,今の時期の大事なことではないかと思っていますので,そういう方向で動いている状況です。

(記者)

 市長が具体的に何かされたいとか,何か動きは予定されていますか。

(市長)

 まだどの位の人数になるかというのは固まっていないのですが,9月頭には市政報告会を行う予定です。

(記者)

 ご公務がありますので,現職ですから,なかなか身動きが取りにくいと思うのですけれども,他の二人が活発に動くのを見て,ちょっと焦りみたいなのはありますか。それはないですか。

(市長)

 ある意味,市議会議員さん,県議会議員さん,首長もそうですけれども,やはり4年間の総括が選挙という結果に出てくるものなので,やはり公務を含めて地域との繋がりをしっかりやるというのが本筋だと思います。ご承知のとおり,あまり事前運動のようなことはしてはいけないことになっておりますから,そこには抵触しないようにします。

(記者)

 現職ですから,総括がポイントになるので,しっかり仕事をしていくということですね。

(市長)

 そうです。

(記者)

 先程,よさこい祭りの話もありましたけれども,台風はなんとか影響を受けずに済みそうですが,一応暑さ対策,それ程ひどくなるかは分からないのですが,暑さ対策で,今年何か始めたとか,例年どおり行うことがありましたら教えてください。

(市長)

 まず総括的な話ですけれども,昨年は第65回でひとつの節目の大会でしたけれども,(今年の)第66回も話題性がかなりありますので,非常に盛り上がる大会になるのではないかと思います。この間結婚の表明をされました,あの山里さん(南海キャンディーズの山里亮太さん)も,テレビ局に呼ばれて解説をすることになっていると思いますし,グッチ裕三さんも解説で入ってきますので,著名な方々が県外,もしくは県内の安藤桃子さんのような方々も含めて,いろいろな方々が解説をされるようになると思いますので,話題性はかなり豊富ではないかと思います。最近の傾向としましては,3分の1近くが県外のチームということもあります。県外からもたくさんの方々をお迎えすることになりますので,我々はルーツとしての高知のよさこいの大切さと観光振興を含めてアピールするいい機会になると思っております。

 昨年も猛暑でしたので,例えば,愛宕商店街などは熱対策の舗装をしました。あの効果はあったと聞いておりますので,またその状況を見ながら,場合によっては他の場所へも今後広げていくことも考えていきたいと思います。あとは追手筋の桟敷が結構暑いですので,今年は対策をします。

(商工観光部長)

 本部競演場(追手筋)の桟敷席で観覧される方に,(携帯用の)瞬間冷却材を配布をしようということで準備をしています。

(市長)

 あとは,熱中症にならないように事前の注意と,給水を取っていただくようにということは,かなり気をつけて報道していただいていますけれども,我々も気をつけて対応したいと思います。昨年はだいぶん熱中症で搬送されましたので。

(記者)

 11月24日に市長選の投開票が決まったと思うのですけれども,同日に知事選も日程が決まったと思うのですが,現職の尾崎知事が今のところ進退を表明されてないと思うのですけれども,高知市を運営するにあたって,県との連携というのを重視されていると思うのですけれども,これまで3期12年やられていて,今回まだどうするか分からないということなのですけれども,高知新聞さんの報道でもありましたけれども,県民の方は続投してほしいという声が7割近くあるということで,市長ご自身で,知事の進退についてどのように思われているのかお教えください。

(市長)

 特にこの3期12年,尾崎知事が登場されて以降,県市ががっちりスクラムを組んでいろいろな仕事を前進させることができました。いちばん目に見えて分かりますのはオーテピアです。全国で初になりましたが,オーテピアを県市が共に整備することによって,1年間で107万人という非常に多くの来館者が来られるとともに,中心市街地の活性化ができて,人通りが以前の段階まで戻ってきましたので,そういう意味を含めて非常に感謝をしております。関東近辺の方々がオーテピアの視察に結構来ていますけれども,東京の大きい図書館に負けていないと皆が言って帰りますので,非常に評価が高いです。これも一緒にやっていなかったらできていなかったと思うので,そういう意味で感謝をしております。尾崎知事がどうされるかは,ご本人が最後にお決めになるので,我々はどういう形になろうとも,県市連携ということはしっかり今後とも継続していきたいと思います。特に南海トラフ(地震対策)など,単発の事業に終わらず,息の長い連携がまだあります。教育の連携などはまだ道半ばだと思っていますので,県市連携でさらに取り組んでいきたいと思います。

(記者)

 今,どういう形になろうとも連携していきたいとおっしゃったかと思いますけれども,どういう形,というのは,どなたが知事になろうとも,という意味なのか,今の知事が例えば知事選ではなくて国政に出た場合に,という意味なのか,どちらということですか。

(市長)

 どういう方になろうとも,というのは県市連携の今後の継続ということは,どなたが知事になろうと,我々としては続けていきたいです。今度例えば,交代する場合はあるかもしれませんし,交代がない場合もあるかと思いますけれども,いずれにしても県市連携というのは成果を出していますので,そこを変えないでいきたいというのが我々の希望です。

以上

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