本文
高知市議会だより241号(HTML版・令和8年6月1日発行)を発行しました

-
本文
-
1 3月定例会の概要
3月定例会(第512回)を3月4日から26日までの23日間の会期で開催しました。
開会日には、行財政改革調査特別委員会、南海地震等災害対策調査特別委員会およびまちづくり調査特別委員会が中間報告を行いました。その後、市長が令和8年度一般会計予算など70件の議案について提案理由説明を行いました。
9日から13日までの質問では、代表質問に4人、個人質問に11人が立ち、財政、防災対策、健康福祉行政、環境行政、商工振興行政、農林水産行政、教育行政などについて、活発な質問戦を展開しました。 -
市長提出議案
最終日には、犯罪被害者等支援条例制定議案など70件の議案について、全会一致または賛成多数で、原案のとおり可決または承認しました。
また、教育委員会委員、固定資産評価審査委員会委員の選任議案の2件が追加提出され、いずれも全会一致で同意しました。 -
議員提出議案
最終日には、報酬並びに費用弁償条例の特例に関する条例制定議案など2件の議案を提出し、いずれも全会一致で原案のとおり可決しました。
意見書・決議案では、高額療養費制度の限度額引上げについて撤回を求める意見書議案など5件の議案を提出し、うち1件を賛成多数で可決しました。
3 6月定例会の日程について
6月定例会の日程のめどは、次のとおりです。
開会予定日:6月12日(金曜日)
閉会予定日:6月29日(月曜日)
正式な日程は、5月下旬に開催予定の議会運営委員会で決定されます。
4 代表質問
(1)3月9日(平田 文彦、岡崎 豊)
自由民主党・無所属の会 平田 文彦
令和8年度当初予算
質問
令和8年度当初予算の全体概要と、編成に当たり特に重視した点を市長に聞く。
答弁
「持続可能で安全・安心な高知市へ」をテーマに編成した。学校やスポーツ施設等の安全対策を重点に、南海トラフ地震対策の強化や子育て支援の拡充など、活力ある地域を築く施策を推進する。
子育て・人口減少対策
質問
人口減少幅の縮小や若い世代の転入増加は、子育て支援による構造的変化の兆しといえるのか。
答弁
若い女性の転出超過数の縮小や出生数の増加は明るい兆しである。結婚新生活支援や子ども医療費助成の拡充など一連の施策が手応えとして現れ始めており、市民ニーズに即して的確に深化させ、施策の実行性をさらに高めていく。
ごみ収集「高知方式」の今後
質問
継続に向けた方策を聞く。
答弁
市民・行政・再生事業者の協働による「高知方式」は全国に誇れる取り組みであり、財政面にも多大な貢献をいただいている。一方、担い手不足が課題であるため、若手職員を交えたワーキンググループを令和8年度早々に立ち上げ、具体策を検討していく。
市街化調整区域の利活用
質問
市街化調整区域の規制緩和・利活用に向けた検討を行う考えがあるか伺う。
答弁
規制見直しを求める声を受け、一定の条件を満たす場合の地区計画の緩和を検討し、将来の都市計画マスタープランの見直しの際にも規制緩和を検討していく。
よさこい高知文化祭2026
質問
よさこい高知文化祭2026の注目を、観光振興や移住・定住人口の増加にどのようにつなげていくか聞く。
答弁
よさこい高知文化祭2026の開催を好機に、本市の魅力を伝え、来訪者の満足度を高めることでリピーターの創出につなげる。高知の食や自然の魅力体験を通じてファンづくりを行うとともに、令和8年度は、移住特設サイトのリニューアルを行うなど情報発信体制の強化を図り、移住希望者のニーズに合わせた支援体制により、さらなる移住・定住人口の増加につなげていく。
市民クラブ 岡崎 豊
市政運営の原点
質問
「住民の福祉」とは何か。
答弁
福祉施策に限らず、産業・防災・交通等全分野の取組により、命と財産を守り、安全安心な環境をつくることと市長は答弁した。
質問
人口縮小局面において何を守り、何を優先するのか。
答弁
いずれの分野の政策も切り捨てず調和を図る。一方で見直しを行い、費用対効果の最大化を追求すると市長は答弁した。
財政の持続可能性
質問
どのような状態を指すのか。
答弁
実質収支の黒字、公債費比率10パーセント未満等の財政指標を設定し、達成に向けて健全化の取組を進めていると市長は答弁した。
質問
現行の財政構造で可能か。
答弁
現行の延長では、安定的運営は困難であり、構造改革が不可欠と市長は答弁した。
新県民体育館整備と教育環境
質問
県との協議で、譲れない条件を提示していたのか。
答弁
隣接する教育施設の利用者の気持ちが最重要と考え、再三にわたり県に「教育的配慮」を強く求め、最大限の配慮を行うことが県から示されたと市長は答弁した。
公共施設マネジメント
質問
施設維持の総額と必要削減規模を問う。
答弁
今後30年間で約5340億円を要するが、人口減少を勘案すると負担可能額は約半分で、現状の約半分の延べ床面積での再整備が求められると市長は答弁した。
学力向上と働き方改革
質問
「ことばの力」は教育の柱となるのか。
答弁
全教科の土台となる重要な力であると捉えている。令和8年度から「未来を紡ぐことばプロジェクト」を立ち上げ、全校で推進していくと教育長は答弁した。
質問
評価指標は何か。
答弁
全国学力・学習状況調査等も指標の一つ。ことばの力シートの自己評価欄も今後の取組に生かしていくと教育長は答弁した。
質問
休憩は取得できているか。
答弁
休憩時間が45分に達していない現状がある。働き方改革により、子どもに向き合う時間を創出し、学力向上や教員の質の向上を目指していくと教育長は答弁した。
(2)3月10日(高木 妙、下本 文雄)
公明党 高木 妙
市長の政治姿勢
質問
「非核三原則」の堅持について市長の所見を問う。
答弁
わが国は世界で唯一の戦争被爆国であり「核兵器を作らず、持たず、持ち込ませず」の非核三原則を国是として堅持することは、現在の複雑な国際状況を踏まえても、極めて重要なメッセージであると認識している。
防災対策
質問
「事前復興まちづくり計画」で合意形成されたことの実現は。
答弁
計画の実現性を高めるには国の支援策や制度改革が不可欠であると考えている。また、復興に不可欠な土地の境界情報を把握するための地籍調査等の復興期間短縮に直結する既存事業に着実に取り組み計画の実現性を高めていく。
質問
「パッククッキング」に対する本市の認識を問う。
答弁
「パッククッキング」は避難所で発生しやすい衛生ごみや食品ロスの削減のほか、貴重な水や燃料の節約にもつながることから、災害時において有効かつ実践的な調理手法であると認識している。さらに、離乳食や介護食、アレルギー対応食などの個別食への対応が可能であり、特別な機材を必要とせず、日常の延長線上で取り組める点も大きな魅力である。
質問
パッククッキングの食材費を補助対象とすることを伺う。
答弁
令和8年度から参加者全員分の食材費を補助対象とする。
質問
アレルギー対応の備蓄は。
答弁
特定原材料等28品目不使用のアレルギー対応品のものとする方針に基づき、アルファ化米および即食タイプの食品の備蓄を進めている。また、「高知市災害時栄養・食生活支援活動マニュアル」における提供方針に基づき、災害対策本部を通じた調達や高知県栄養士会栄養支援チームなど、保健医療福祉活動に携わる災害支援団体と連携し、被災者へ必要な食品や物資を提供していく。なお、災害時の必要物資等は、個別対応が困難なことが予想されるため、行政の取り組みと同時に個人備蓄が不可欠であり、ご自身に対応した食料を3日分以上、できれば1週間分を備蓄していただくよう、周知啓発にも努めていく。
日本共産党 下本 文雄
存立危機事態となっても特定利用港湾の「取り扱いは変わらない」というが、危険性増大は必至!
質問
高市総理が台湾問題で「なりうるケース」とした「存立危機事態」の場合特定利用港湾として国からの協力要請の対象となるか。
答弁
県に確認したところ「存立危機事態」に至った場合には、事態対処法など関係法令に基づき、国により国民の生命や自由等に対する危機を排除するための対応となる。その場合、必要に応じて国内のあらゆる港湾が利用されることになるため、特定利用港湾としての指定の有無によって取り扱いが変わることはない。
事務事業の見直し「議論を閉ざすものではない」なら、「切り捨て」せず、「一定の方向が定まれば」決定前に市民説明を行うべき
質問
市民生活に直接影響する事業(おむつ等家族介護用品引換券や災害遺児手当など)の見直しについては他市のように、財政状況とともに市民の声を聞く手法に転換すべきではないか。
答弁
検討途中の案を公表すれば、市民に不安や誤解を生じさせる。一定の方向性が固まるまでは慎重に取り扱ってきたもの。これは議論を閉ざすものではなく正確な情報に基づく説明のためで、特定の意見を避けることが目的ではない。
中山間の渇水対策について
質問
水源の確保、管理について支援をどのように評価しているか。
答弁
施設整備の支援については補助率が段階的に見直され、令和4年度には地元負担割合が2割から3割へと増加した。今後、地域の皆さまからのご意見を伺いながら見直しを検討するとともに、県にも働きかけ、飲料水確保に係る取り組みを強化する。
学校給食費はこれまでの予算内で、保護者負担ゼロは可能だ
質問
国の小学校等給食費無償化により、就学援助費の本市負担が大幅に軽減される分、教育予算を削減せず、国の給食費の基準を超える月額600円について、保護者負担なしとすべきではないか。
答弁
本市全体の財政運営は厳しい。今後の物価高騰など、総合的に判断すると、基準額を上回る金額を本市が負担し続けるのは困難。
5 個人質問
(1)3月11日(戸田 二郎、甲木 良作、楠目 慎一郎、宮本 直樹)
自由民主党・無所属の会 戸田 二郎
事務事業見直し
質問
「中学進学時祝金支給事業」は市長の公約であったはず。休止する理由は。
答弁
事業を開始した2年前には個々にわたる子育て支援があまりなかったが、国の支援が充実してきたことから休止と判断した。
質問
ゴミ処理には多額の経費がかかっている。事務事業の見直しを機に、家庭ゴミ収集の有料化の機運を高めるべきでは。
答弁
他市に比べて安価な処理を実現している。改めて本市の現状を確認したが、新たな負担を求めることには慎重な判断が必要。
自由民主党・無所属の会 甲木 良作
女子野球の取組について
質問
女子野球タウンの取組が移住・定住へ与える効果と評価は。
答弁
本市としても、移住・定住の観点からチームとの連携は重要であると考えている。新たに本市へ移住し、チームに加入される選手へのインタビュー記事をSNS等で発信することにより、チームの取組や本市の魅力について、県外在住の若者に対し積極的にPRしていきたい。
また、よさこい移住という取組もあることから、今後は女子野球移住のような形での発信も進めていきたいと考えている。
市民クラブ 楠目 慎一郎
自動運転バスと今後の公共交通
質問
自動運転バスは将来の選択肢である。運転手不足等の短期的課題にも対応し、既存路線を守ることが最優先事項。短期・中期・長期の時間軸の中で、本市の公共交通をどのように位置付け、どのような方向性で進めていくのか、市長の考えを聞く。
答弁
公共交通の諸課題に対応するため、短期は路線バス再編、デマンド交通の見直しや自動運転バス等の検討を進める。中長期は本市の公共交通の姿について議論を行い、変貌する地域課題も踏まえた公共交通の維持確保に努める。
日本共産党 宮本 直樹
年間最大6万円のおむつ等が購入可能な「家族介護用品支給事業」が廃止。在宅生活ができない
質問
高知市は誰一人取り残さない理念。この事業は守らなければならない。市民の切り捨てでは。
答弁
真に必要なサービスを確保するために、激変緩和措置継続は困難と判断。理解してほしい。
新県民体育館は津波浸水想定区域。地下駐車場建設には市民から疑問の声。計画に無理がある
質問
市民の命に影響はないか。
答弁
事業主体は県であり、避難訓練などの防災対策を徹底していく方針などが示されている。
(2)3月12日(野村 栄一、伊藤 弘幸、藤木 真由美、大久保 尊司)
参政党 野村 栄一
おむすびステーションの設置を
質問
児童生徒の朝食の欠食の実態を踏まえ、町内会、子ども食堂と連携したおむすびステーションを設置してはどうか。
答弁
朝食支援を通じて、子どもたちの健全な育成や生活リズムの定着、さらには学習の基盤づくりにもつながるばかりでなく、コミュニティーの活性化にも寄与する有意義な取り組みである。地域が主体的に運営されることにより多様で独自性のある取り組みが展開されるものと捉えている。地域の幅広い活動の展開につながるよう情報収集等の支援をしていきたい。
公明党 伊藤 弘幸
健康増進のためのジョギング・ランニングコースの整備
質問
令和8年度当初予算においてジョギングコースの一部の路面標示を再整備する予算が計上された。この事業概要を文化観光スポーツ部長に伺う。
答弁
市内23のジョギングコースの車両通行量等、利用者の安全性に問題がないコースのうち、利用者のニーズの高い鏡川沿いの新田コース、みどりの広場コース(A・B) 、久万川コース(A・B)の3カ所5コースについて、道路面等の距離やルートの標示などの修復、再整備を実施する。
日本共産党 藤木 真由美
誰一人取り残さない、災害時にこそ要配慮者への支援を
質問
化学物質過敏症などの「見えにくい困難」への配慮設計は。
答弁
高齢者や障害のある方、妊産婦や乳幼児、化学物質過敏症や外国の方など、様々な方が生活する場所として、避難所運営を行う。
児童クラブ土曜開設に向け前進
質問
令和8年度からモデル事業を行うに至った経過や保護者負担などについて問う。
答弁
入所申込書で把握した土曜日の就労状況でニーズの高かった春野地区において、毎週土曜日に開設する。今回は別途負担はない。
公明党 大久保 尊司
環境行政について
質問
本市での環境に優しいバイオディーゼル燃料の活用について市長に伺う。
答弁
廃食用油は、さまざまな用途も含めて、国内外での注目が高まっていると聞いている。
本市での廃食用油の再生利用に向けては、バイオディーゼル燃料などの活用先を確保することも重要であるので、今後の検討に向けて、議員に提案していただいた内容を踏まえ、本市の実情に見合った仕組みの実現に向けて、県内外の先進地に関する情報収集をさらに進めていく。
(3)3月13日(横山 公大、伴 武澄、大田 芳男)
自由民主党・無所属の会 横山 公大
ぼったくり防止条例策定
質問
夜の繁華街で横行している悪質な客引きと高額な不当請求について、市の現状認識を問う。
答弁
ぼったくりによるトラブルの発生、また消費者センターに報告があることを深刻に受け止めており、遺憾であり看過できない。
質問
高知市独自のぼったくり防止条例を策定すべき時期にあるが、市長にその認識と効果を問う。
答弁
条例策定の意義や有効性を認識しており、重点地区の指定や警備員によるパトロール等は抑止力や環境浄化に向け、高い効果が期待できる。事例を基に研究する。
さきがけ高知 伴 武澄
筆山文化会館は継続使用を
質問
筆山文化会館は中心部に近く音楽関係者に人気の高い施設。存続できないのか。9億円かけて中心部から離れている春野に合築する理由を説明してほしい。
答弁
筆山文化会館は建て替えの議論があったが、土砂災害特別警戒区域に指定され、不適となった。また春野公民館と合築すれば、有利な公適債を使えると判断した。危険な場所での使用を続けるわけにはいかない。
質問
そんなに危険なら即刻使用を禁止すべきではないか。
答弁
利用者の声も含め検討する。
自由民主党・無所属の会 大田 芳男
街路樹管理の適正化と維持管理費の削減について
質問
高知市の街路樹は約7800本で年間の維持費は約1億3千万円ですが、街路樹は毎年成長しますので、維持管理費も毎年増加していきます。財政状況が厳しさを増す中、街路樹の管理費の見直しは避けては通れない課題です。
今後、市民参加型で縮小に向けた検討が必要ではないですか。
答弁
緑化に対する関係団体および学識経験者等で構成されている高知市緑政審議会がありますので、ご意見を伺いながらより良い都市緑化の在り方を検討します。
6 休憩室
記憶に新しい、ミラノ・コルティナ2026冬季五輪のフィギュアスケート「りくりゅう」ペアが、ショートプログラム5位からの大逆転劇でペアで日本初となる金メダルの偉業を成し遂げられました。
お二人の信頼関係に裏打ちされた強さに感動された方も多いのではないでしょうか。
そして、何よりも諦めない強い心に学びたいと思いました。
(議会広報広聴委員 猪野恵)
-
7 ステップアップ市商会議に参加
-
2月13日(金曜日)に、高知商業高等学校において、学校や高知市の現状、課題について意見交換を行う「第26回ステップアップ市商会議」が開催され、市議会から広報広聴委員会委員ら8人が参加しました。
当日は、高知商業高等学校の生徒、保護者、教職員、市議会議員の計45人が参加し、「学習環境」、「文化祭」、「体育祭」、「学校安全」、「地域・国際」の5つのテーマの分科会で意見交換を行い、その後、各分科会で出された意見を生徒が集約し、発表しました。
よりよい学校環境や行事づくり、国際協力、地域とのつながり等について話し合いました。高校生と議員が交流できる貴重な機会をいただき、高校生ならではの視点からの意見を聴くことができました。
今後も多くの市民の皆さまからご意見をお聴きし、議会活動等の参考にさせていただきます。参加議員の感想
学生の提案が具現化する様子は、後輩や学校に対する愛情を感じました。今の環境は先人の礎。商業の未来にステップアップ会議あり。(横山 公大)
今回のテーマは「文化祭」でした。生徒さんからも積極的な意見や提案が出され、今年の文化祭が楽しみになりました。(西村 昭夫)
「学校安全」分科会に参加。交通安全週間をつくる案など、意見を前向きに後押し実施に向けて考え合える場づくりが素晴らしかった。(岡田 はるか)
生徒の皆さんが主体での取り組みに「希望の未来」を感じました。体育祭について、意見交換した内容が実を結ぶことを願っています。(猪野 恵)
「地域・国際」分科会に参加。生徒が主体となり、国際協力と地域交流をどう発展させていくのか、真剣に議論する姿が印象的でした。(藤木 真由美)
生徒の主体性とおもてなしの視点が光り、文化祭を更に磨くための実践的で前向きな意見交換に、大きな可能性を感じた分科会でした。(楠目 慎一郎)
第3分科会体育祭。騎馬戦を復活させ大盛り上がり。全校でのフォークダンスを提案。次の体育祭が楽しみです。(岡崎 邦子)
市商会議に参加し、生徒の皆さんが、地域の課題に取り組み、自らの考えを持って提案を行っている姿に感銘を受けました。(大田 芳男)
目次へ
8 会派の意見(3月定例会を振り返って)
自由民主党・無所属の会
3月議会では、平田文彦議員が代表質問に登壇し、経済対策、財政再建に向けた取り組み、高知市総合計画の見直しなどの9項目の質問を行い、それぞれに対し、市長並びに執行部から明確な答弁を引き出しました。厳しい財政状況の中にある本市にとって、市民生活の安定と地域経済の活性化に一定配慮された内容である一方、財政健全化は短期的な延命措置ではなく、将来にわたり、持続可能な基盤を築く必要があることを厳しく指摘しました。また約300項目の事務事業見直しによって確保した総額3億4千万円余りの財源は、執行部をはじめとした本市職員の努力の結果であり、高く評価し、今後の有効活用に期待します。
個人質問では、戸田二郎議員、横山公大議員、甲木良作議員、大田芳男議員が登壇し、多角的観点から質問を行いましたので、それぞれの報告をご覧ください。
閉会日には、令和8年度一般会計当初予算に対し会派を代表して高橋裕忠議員が賛成討論を行い、市長の明確な理念の下に、子育てや福祉、防災、教育など、市民の皆さまが将来にわたり希望を持って暮らせるまちづくりを目指した極めて実効性の高い予算であると評価しました。なお、今回提出された意見書・決議案に対しては全て反対を表明しています。これらはすでに国会で議論がされており、市政に直接的に反映するものではないとの判断です。
公明党
生命・生活・生存を守る予算
今議会は、令和8年度一般会計予算および令和7年度一般会計補正予算等について、わが会派では、過去最高額の予算について、代表質問・個人質問・委員会等で市民目線の審議を行った。
中でも本年秋に高知県で初開催される「よさこい高知文化祭2026」開催事業など、8年度予算が高知市の観光振興に寄与することを期待する。そして長浜小学校のプール事故を受けて策定した「小学校における水泳授業の安全管理マニュアル」の実効性確保と安全対策強化のため、資格を有した専門監視員配置を求めた。
また会派が産後ケア事業の拡充として推進した、里帰り出産に係る償還払い制度の創設を評価する。
市民クラブ
住民福祉と市政運営について質問
第512回定例会の代表質問では、地方自治法第2条に基づく市政運営の判断原理と住民福祉の在り方を軸に、令和8年度当初予算案、事務事業見直し、公共施設マネジメント計画を中心に議論しました。加えて、学力向上と働き方改革、学校給食の負担軽減、地域通貨を使った物価高騰対策、消防広域化、平和の日記念事業についても取り上げ、市民生活に直結する課題をただしました。
市民クラブは、本市の持続可能性と住民福祉の両立を重視した市政運営を求め、将来世代に過度な負担を先送りしない責任ある財政運営も強く求めてまいります。
日本共産党
市民への説明なき事務事業見直し予算は認められない
2026年度一般会計では、財源確保を理由に事務事業の見直しが進められ、市民生活に直結する施策の廃止・縮小が含まれ、暮らしへの影響が懸念されます。市民の理解と納得を得ながら進めるべきところ、声を聴かない歪みと偏りが見られる予算に反対しました。
国保特別会計では子ども・子育て支援金に伴う保険料引き上げが行われるもので、反対しました。
提出した「イランをめぐる軍事行動の即時停止等を求める決議案」は否決となりましたが、「高額療養費制度の限度額引上げ撤回を求める意見書」は可決しました。
参政党
昨年の暮れからまとまった雨が降らず、久しぶりに節水が呼びかけられた。まさか、渇水が起きるなんて。世界の中の日本。この度のイラン有事だけではない。平和へのまさかは起こり得る。改めて国の守りについて考えさせられる。
さきがけ高知
春野公民館は建て替え不要
春野公民館は老朽化が顕著であることは認めるが、地区には15もの公民館があり、隣接してピアステージという立派なホール付き文化施設がある。代替施設で社会教育活動は十二分に行える。
9 委員会の活動(2月3日から4月30日まで)
(1)常任委員会
予算決算委員会
3月定例会
16日と17日に、令和8年度水道事業会計予算など30件の議案について、総務、経済文教、建設環境、厚生の各分科会で質疑を行った後、24日の全体会で討論・採決を行い、令和8年度一般会計予算および国民健康保険事業特別会計予算は賛成多数で、そのほかの議案については、いずれも全員賛成で可決または承認しました。
建設環境委員会
3月定例会
16日と17日に、市立児童遊園条例の一部改正議案など10件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決しました.
また、下水道管路の全国特別重点調査についてなど3件の報告を受けました。
厚生委員会
3月定例会
17日に、介護保険条例の一部改正議案など11件の議案の審査を行い、災害遺児手当支給条例の一部改正議案および国民健康保険条例の一部改正議案は賛成多数で、そのほかの議案については、いずれも全員賛成で可決しました。
また、新型インフルエンザ等対策行動計画についてなど2件の報告を受けました。
経済文教委員会
3月定例会
17日に、指定管理者の指定に関する議案など6件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決しました。
また、飲料水供給施設物価高騰対策臨時特例給付金給付事業についてなど4件の報告を受けました。
総務委員会
3月定例会
17日に、犯罪被害者等支援条例制定議案など13件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決しました。
また、窓口開庁時間の短縮についてなど10件の報告を受けました。
(2)特別委員会
行財政改革調査特別委員会
2月13日
事務事業の見直しについてなど2件の報告を受けました。
また、中間報告についての協議を行いました。
3月定例会
本会議で、外部監査の指摘事項への対応に関する件などについて中間報告を行いました。
4月23日
令和7年度行政改革の取り組み状況についてなど2件の報告を受けました。
また、今年度の取り組みについての協議を行いました。
まちづくり調査特別委員会
2月13日
中間報告についての協議を行いました。
3月定例会
本会議で、公共交通の活性化に関する件などについて中間報告を行いました。
4月16日
令和7年度第3回高知市地域公共交通会議の報告を受けました。
南海地震等災害対策調査特別委員会
2月6日
地区別事前復興まちづくり計画についての報告を受けました。
また、議会業務継続計画(議会BCP)に基づいた災害対応訓練の検証等について協議を行いました。
3月定例会
本会議で、大規模災害時における議会の業務継続に関する件などについて中間報告を行いました
11 高知市議会からのお知らせ
(1)本会議映像の配信
本市議会ホームページで、本会議および予算決算常任委員会全体会の映像を生中継および録画(過去1年間)で配信しています。
会議日や質問議員名、発言内容の語句等からも検索できます。
(2)議会中継(ケーブルテレビ)
定例会の本会議および予算決算常任委員会全体会の模様は、高知ケーブルテレビで生中継しています。
(3)会議録の閲覧
3月定例会本会議の会議録は6月上旬にできる予定であり、本庁舎1階の情報公開・市民相談センター、同3階の議会図書室でご覧になれます。
また、高知市ホームページ上の会議録検索システムで、平成6年12月定例会以降の本会議の会議録をご覧いただけます。
なお、平成19年4月以降の委員会の会議録もご覧いただけますが、少しでも早く閲覧できるよう、ホームページ上で同システムとは別に、完成した委員会記録から順次、PDFファイル形式で公開しています。
(4)録画DVDの貸し出し
本会議および予算決算常任委員会全体会の録画DVDの貸し出しを行っています。
貸し出し準備に時間を要するため、ご希望の方はあらかじめ、議会事務局にお申し込みください。(電話番号823-9400)
(5)請願書・陳情書の出し方
市の行政などに対して意見や要望があるときは、請願書や陳情書を議会に提出することができます。請願書は市議会議員1名以上の紹介を必要とします。
請願書または陳情書は、議会事務局へ市議会議長宛てに1通提出してください。
請願書は各定例会ごとに締切りがあり、それを過ぎた場合は次の定例会での審査になりますので、ご注意ください。
なお、陳情については、採決を行わないものとし、陳情文書表(住所、氏名、内容を記載)を作成し、議員に配付しています。
請願(陳情)書 記載例
|
○年○月○日 高知市議会議長 ○○ ○○ 様 (代表者の)住所○○○○○○○○○○○○ (代表者の)氏名 (個人の)印(※) 紹介議員氏名 印(※) ※ 陳情は紹介議員不要です。 ○○○に関する請願(陳情) . 趣旨・理由 ※ 概ね800字以内で具体的かつ簡潔に記載してください。 |
印(※)・・・署名(自署)の場合、捺印(押印)は必要ありませんが、ゴム印、パソコン等で氏名、代表者名を記載した場合、押印(個人印)をお願いします。
(6)高知市議会だよりがアプリで読めます
高知市議会だよりは、無料アプリ「マチイロ」を利用してスマートフォンなどで閲覧できます。「マチイロ」ではいつでもどこでも高知市議会だよりを読むことができ、発行月の1日に自動でスマートフォン等にお知らせが届く機能があります。
高知市議会だよりの無料アプリ配信(マチイロ)についてはこちら
(7)せび、市議会の本会議へ傍聴にお越しください
市議会の本会議は原則として公開されており、どなたでも傍聴いただけます。本庁舎3階にある本会議場へお気軽にお越しください。
議場の傍聴席は59席のほか、車いすスペースもあります。
また、小さなお子さま連れの方に気兼ねなく傍聴していただけるよう、議場に個室の親子傍聴室を設置しています。先着順の2組程度までご利用できます。
議場には、テレコイル付き補聴器、人工内耳を装用されている方に、音声がはっきり聞こえる装置(難聴者用ヒアリングループ)を傍聴席周りに設置しています。ご使用の機器または専用受信機によるご利用となります。
親子傍聴室のご利用や専用受信機の貸し出しを希望される場合は、議会事務局までお声がけください。
傍聴へのお越しをお待ちしております。
目次へ
12 会派の構成と電話・ファクス番号
|
会派名 |
人数 |
電話番号 |
ファクス番号 |
|---|---|---|---|
|
自由民主党・無所属の会 |
13人 |
823-9401 |
873-0121 |
|
公明党 |
6人 |
823-9403 |
871-2485 |
|
市民クラブ |
6人 |
823-9402 |
802-3055 |
|
日本共産党 |
5人 |
823-9404 |
823-9558 |
|
参政党 |
1人 | 803-5063 | 823-9350 |
|
さきがけ高知 |
1人 |
856-9587 |
823-9350 |
※ 参政党、さきがけ高知のファクス番号は議会事務局直通です。
13 編集後記
3月議会では、令和8年度予算の審議が行われました。代表質問・個人質問・委員会等で、事業ごとに詳細に議論がされました。
広報広聴委員会は2月、高知商業高校の課題解決に向けて生徒、保護者、教職員で協議する「ステップアップ市商会議」に参加させていただきました。若い学生さんと交流ができ、色々な意見を聞かせていただきました。今後も一人でも多くの市民の方の声を聞き、今後の予算審議にも生かしていきたいと思います。
(議会広報広聴委員)
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)




