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市長コラム新風洋々 2026年06月号

高知市広報「あかるいまち」より
恵みの雨
2月、28年ぶりの給水制限。高知市の水がめである大渡ダムの貯水率は0%、鏡ダムも危機的な水準となり、渇水の危機を迎えていました。しかし、2月25日の強い雨が恵みの雨となり、雨音とともに自然も街も息を吹き返し、人々は胸をなで下ろしました。
さて、日本では、清めの雨、慈悲の雨、鎮めの雨などと例えられ、古来より雨は神聖なものと捉えられてきました。また、生物が生きていく上で欠かせない水は、地球上の命を養うかけがえのない贈り物でもあります。
雨がうっとうしく感じるようになったのは、いつからだったでしょうか。子どもの頃は「あめあめふれふれ かあさんが~」と童謡『あめふり』を歌いながら、長靴を履いて水たまりを歩いたものです。
6月は梅雨の季節、一方ヨーロッパではジューンブライドの季節でもあります。ある雨の日の披露宴で、新郎がこう挨拶をしました。「フランスでは、雨は神様からの祝福だと言われています。新郎新婦が流す一生分の涙を神様が代わりに流してくださっているのです」と。
とかく私たちは、雨を「予定を狂わすもの」と否定的に受け止めがちですが、本当は人の心を潤し、自然をよみがえらせ、時には人生の門出を祝ってくれる存在なのかもしれません。一粒一粒の雨に感謝の気持ちを持って。

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※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 新風洋々」のコーナーを再掲したものです。




