高知市立学校(特別教室・給食調理室)空調設備整備 に関するサウンディング型市場調査の実施について

　高知市立学校の空調設備については，令和元年度に普通教室へ整備を行いましたが，一部の特別教室と給食調理室については，未整備となっています。
　令和6年に高知県で発令された「熱中症警戒アラート」が50回と過去最多となっていることなど，近年，夏場の猛暑下における児童生徒・職員の熱中症予防や食材の衛生管理面への対策が大きな課題となっています。
　このような状況を踏まえ，本市では，良好な学習環境づくりと職場環境改善を図るため，小中学校，義務教育学校及び特別支援学校の特別教室と給食調理室に空調設備の整備を検討しており，民間事業者の皆様との対話を通じて，最短の工事期間でかつ早期に整備可能な手法並びに財政負担の縮減が可能な手法での整備を検討するため，サウンディング型市場調査(以下「サウンディング」という)を実施します。

　対象施設は以下のとおりです。
　対象施設の名称及び所在地は別添資料1「高知市立学校空調設備整備施設一覧」をご参照ください。
　学校ごとの配置図・平面図・面積等の基本情報については，サウンディングへの参加申し込み予定者の方に別途提供します。

　(1)特別教室
　57施設（小学校38校　中学校17校　義務教育学校1校　特別支援学校1校）312室

　(2)給食調理室
　39施設（小学校36校　義務教育学校1校　特別支援学校1校　鏡給食センター）39室
　※各校とも給食調理員の休憩室には空調整備済です。

　サウンディングに参加することができる事業者は，本事業の実施主体となる意向を有する法人又は法人グループとします。

　整備にあたっては，従来型の公共事業方式のほか，DB／DBO方式など，様々な事業手法が考えられ，整備スケジュールや概算事業費等も，手法ごとに異なるものと考えます。各事業方式のメリット・デメリットを考慮しながら，本市にとっての最適な事業スキームを立案するため，民間事業者の皆様のご意見やご提案をお伺いしたいと考えます。

以下の項目について貴社が最適と考える事業手法をご提案ください。
ア　熱源方式（GHP，EHP等）を選定する際の条件や根拠について
イ　必要な空調機器の能力や台数について
ウ　空調機器の設置に想定される必要面積（室内機及び室外機)について
エ　イニシャルコスト・ランニングコストの削減につながる機器や方策，空調負荷の低減に効果的な設備
　　等について
オ　学校運営に配慮した施工方法について

　以下の想定される事業手法の中から，迅速な導入及び財政負担の縮減の観点を踏まえて，貴社が最適と考える事業手法及び実施体制をご提案ください。
　ア　従来型公共事業方式
　イ　DB方式
　ウ　DBO方式
　エ　BTO方式
　オ　BOT方式

　学校運営に配慮した施工方法により，学校給食を止めることなく工事を行うことを前提とした場合，想定される工期及び施工条件並びに整備スケジュール(同時に工事可能な学校数等を考慮)をご教示ください。
　また，整備にかかる概算費用(設計費及び工事費)をご教示ください。

　機器の実際の耐用年数等を踏まえて，貴社が適切と考える導入後の維持管理期間や，効率的・効果的な維持管理手法について，ご提案ください。
　また，既設の空調機器(令和元年度に整備した普通教室やそれ以前に整備している諸室の空調機器)の維持管理を一括して行うことについての可能性や課題等についてご教示ください。

　市内事業者の参画や積極的な活用につながる効果的な手法等があれば，ご提案ください。

　本市近隣での空調工事の実施動向や，建設コストの高騰，資機材の納期の長期化，人材確保の課題等，本事業の実施にあたって留意すべき事項や想定すべきリスク等があれば，ご教示ください。

　その他，以下の項目に関するご意見等があればお聞かせください。
ア　本事業への参加意向とその要件等
イ　今後の事業者募集にあたっての要望等(準備期間，必要な資料，参加資格等)
ウ　その他自由なご意見・ご提案等