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第478回高知市議会臨時会市長説明要旨(令和2年8月12日)

第478回高知市議会臨時会市長説明要旨


令和2年8月12日


 第478回高知市議会臨時会にご出席をいただき,まことにありがとうございます。

 今回提出いたしました市第102号タブレット端末購入契約締結議案につきましては,本年3月市議会定例会並びに5月市議会臨時会におきまして,総額6億4,219万5千円の予算をご承認いただき,高知市立学校の小学校4年生以上の全児童生徒分に当たる14,271台のタブレット端末を整備するものであります。

 本業務につきましては,地元企業の受注機会の確保に配慮するため,国際入札となる高知県との合同入札には参加せず,高知市に本店又は支店を有する事業者による本市単独での入札を先月22日に実施し,同29日に落札業者である株式会社四電工高知支店と仮契約を締結いたしましたので,契約締結議案としてお諮りするものです。

 本市での「GIGAスクール構想」の推進については,国における昨年12月の閣議決定の内容を踏まえ,令和5年度までに児童生徒1人1台の端末整備を目指すこととしておりましたが,新型コロナウイルス感染症拡大による学校の休業等の影響を考慮して,国における財政支援制度が拡充されたことなどから,当初計画を前倒しして,本年度末までには全児童生徒に対するタブレット端末の整備を完了することといたします。

 また,関連事業の校内の通信ネットワーク環境につきましては,すべての学校の普通教室において,来年3月末までに高速大容量化と無線通信機器の整備が完了するとともに,電子黒板につきましても従前の各学年に対して1台配置する方針を転換し,全ての普通教室に各1台を配備することといたしました。

 さらに,教職員が使用する指導者用のデジタル教科書については,すべての学校で全学年分の主要教科の購入を完了させるなど,今年度末までには,ICTの活用に必要な学習環境がすべて整うこととなります。

 また,これらのハード面の整備と併せまして,特に重要となる教職員の指導力の向上に向けて,本年7月に「高知市立学校ICT活用推進協議会」を立ち上げ,第1回目の協議会を開催しております。

 当協議会の委員には,大学でICT教育を研究している学識経験者の方や,グーグル・パナソニックなどの企業の皆様にも参画をいただき,産学官の幅広い分野によって協議会を構成しておりますので,学校におけるICT機器の利活用に関する先進事例等の情報収集等を行いながら,教職員の指導力向上に関する協議を精力的に進めてまいります。

 併せて,すべての教職員に対する指導力の育成研修が重要になりますので,研修・実習等を通じてICT機器等の運用力の向上を図り,ICTの特性を効果的に引き出しながら,市立学校の様々な教育活動現場において,withコロナ時代における「新たな学びのスタイル」を構築し,推進してまいります。

 本日お諮りします議案は,「GIGAスクール構想」を加速化させ,新型コロナウイルスをはじめとする感染症や,様々な災害発生等による学校の臨時休業時などにおいて,ICTを効果的に活用し,すべての子供たちの学びを保障できる環境を早急に実現するために,お諮りするものでありますので,ご理解をお願いいたします。

 その他,報告1件は法令所定の手続によりご報告申し上げるものです。

 以上,提出いたしました議案につきまして,概要の説明を申し上げましたが,よろしくご審議のうえ,適切なご決定をお願いいたします。