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宗石刃物工房(土佐の手づくり工芸品 土佐打刃物)

17-1基本に忠実、力強く確かな切れ味

 創業は昭和30年。二代目の宗石博孝さんは現在62歳で、土佐の「伝統工芸士」に認定されている。小学4年生頃から鍛冶屋の手伝いをするようになり、18歳の時に先代を継いだ。「一丁だけ造っても技術は覚えられない。僕らの代はものすごい数を造った」と宗石さん。鍛冶師としての哲学を的確に話す。「(金属材料を)ただ焼けばいいというものでもないし、どこを叩けば良いか頭の中で思い描きながらやっていく。考えよったらいかん。それが瞬時にできる人とそうでない人では仕上がりがもすごく違う」。最初は鉈から始めて、鎌や包丁と種類を増やしていった。土佐の手打ちの伝統を貫き、基本に忠実に鍛造される宗石さんの刃物は鋭い切れ味と力強さを放っている。


17-2宗石 博孝さん

 私はよく切れて、研げる刃物を造るだけです。たとえ同じ工程で造ったとしても、絶対に同じものはできません。100人いれば100人とも違います。それが手作りの打刃物です。その中で、どの職人が良いかというのは実際に使う人が自然にわかると思います。

連絡先   宗石刃物工房
        香美市土佐山田町植1060-1
        TEL.0887-53-3275

販売場所 出来金物店
       高知市追手筋2-5-10 
       TEL.088-875-3537
       (土/9:30~17:00・日/夏5:00~18:00 冬5:30~17:00)
       http://tosa-muneishi.jp/


17-3
まさに真剣勝負!鋭利な眼差しで鍛造に打ち込む宗石さん。