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高知市の地盤沈下の状況
1 測定地点地図

2 地盤沈下の概要・原因
1.地盤沈下の概要
地盤沈下は、一般に地下水の過剰な汲上げ等によって、地下水位が低下し地盤が沈下する現象であり、ひとたび沈下するとその復元は、ほとんど不可能です。本市の地盤沈下は、鏡川及び国分川の両河口を中心とした地域で続いています。その累積沈下量は、水準測量を開始した昭和48年から平成10年までの25年間に、沈下の激しい地点の1つである南久保卸商センターで約18cmにも及びます。同じく沈下の激しい地点の1つである下知下水処理場では、地盤沈下計による継続調査の結果、沈下速度は鈍化傾向にありますが、依然として進行しています。
2.沈下原因
地盤沈下の原因が地下水の過剰汲上げにあるというのは、現在でも定説となっていますが、その他にも様々な要因が指摘されています。特に本市の地盤沈下地域が形成されて間もない三角州に当たることから、圧縮収縮等の要因も考えられます。
沈下原因
- 地下水の過剰汲上げ
- 圧密沈下、軟弱地盤の自重による圧密作用
- ビル構造物等による荷重
- 地表水の地下浸透の遮断‥‥‥地下水の減少
道路舗装、河川改修(三面張り)等による。 - 交通振動等による「しめ固め」
- 地殻変動
3 高知市内のゼロメートル地帯
本市のゼロメートル地帯は、平成4年の調査で、7km2に及ぶことが確認されている。大街別のゼロメートル地帯面積は、次のとおりです。
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高知市ゼロメートル地帯面積 |
7.05786km2 |
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大街別ゼロメートル地帯面積 |
下知:0.84145km2 |
一宮:0.28287km2 |
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潮江:0.23946km2 |
大津:0.96413km2 |
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五台山:1.60298km2 |
介良:0.74330km2 |
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高須:1.46605km2 |
長浜:0.00309km2 |
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布師田:0.91413km2 |
資料:(企画課調べ) |
4 地盤沈下の状況

5 地盤高精密水準測量調査結果
6 下知水再生センター内における累計沈下量
下知水再生センター内における累計沈下量 [PDFファイル/269KB]



