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土佐和紙(土佐の手づくり工芸品)

3土佐の山と川が育んだ 強くて丈夫な和紙

 福井県の「越前和紙」、岐阜県の「美濃和紙」と並び、三大和紙と呼ばれる高知県の「土佐和紙」。良質な石灰や原料が豊富にとれたこと、製紙業に必要な清らかな水に恵まれていたことが、発展の理由と言われている。特徴は、種類の豊富さと品質の良さ。主な原料は、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)。特に中山間地でつくられる土佐の楮は繊維が長く絡みやすいため、薄くて も丈夫な紙が漉ける。
 国の無形文化財に指定されている、「土佐典具帖紙」(文化財の修復などに使用)と「土佐清帳紙」(書道用の紙などに使用)は、ともに楮を原料とし、厚さは違うものの両方とも強 くて丈夫な紙として世界中からその品質が認められている。昭和 51(1976)年には、高知県の手漉き和紙が「土佐和紙」という名称で国の伝統的工芸品に指定された。
 土佐の山で育った楮や三椏を、仁淀川や四万十川など、土佐の清流の水で漉く。原料が見えるようなゴツゴツとした野性味あふれる紙にも、典具帖紙のような薄い紙にも、等しく漉き込まれた土佐の自然。ふれた指先から伝わる漉き手の思い。日々の暮らしのそばに置いておきたい。

土佐和紙の歴史

 千年を誇ると言われる土佐和紙の歴史。平安時代の延長5(927)年に完成した「延喜式」の中で、国に紙を納めた主要産地国として土佐の名が登場するのが、現存する最古の記録だ。国司として土佐に赴任した紀貫之も製紙業を奨励したという。戦国時代、いの町成山で草木染めの技術を加えて開発された「土佐七色紙」は、土佐藩から将軍家への献上品として保護されることとなり、これによって土佐和紙の名が広く知られるようになった。
 江戸時代後期には、いの町出身の吉井源太が大型簀桁(すげた)を考案するなど、紙業発展に力を注ぎ、「紙業王国土佐」の礎を築いてきた。

和紙工程
協力:いの町紙の博物館、Kaji-House


主な事業所

いの町
       5-1  5-4  6-1
           「尾崎靖製紙所」(※)      「紙工房 田村 寛」         「田村 亮二」      

       6-4  7-1  7-4
            「田村和紙工房」        「いの町紙の博物館       「株式会社 浜田兄弟和紙」
                               実習室 販売コーナー」        
                                                    

土佐市
       8-1  8-4  9-1
       「石元常正製紙所(石元健昇)」       「大勝 敬文」              「紙匠」                           
              

仁淀川町
       9-2
             「Kaji-House」    

(※)「尾崎製紙所」の表示について: 
    「さき」のつくりの上部は,一部ブラウザ上で正しく表示されないために,便宜上「崎」の字で表示しています。
     正しくは「大」ではなく「立」ですので,あしからずご了承ください。


土佐和紙の主な販売先・お問合せ

10いの町 紙の博物館

高知県吾川郡いの町幸町110-1
Tel.088-893-0886 Fax.088-893-0887
開館時間/9:00~17:00
休館日/月曜(祝日の場合は翌日休、12月27日~翌1月4日休)
入館料/大人500円 小・中・高生100円
http://kamihaku.com/


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和紙の原料となる楮。                        その薄さ、透明感から“カゲロウの羽”とも
土佐は古くから良質の楮の産地だった。             呼ばれる「土佐典具帖紙」。 その厚さ、なんと0.03~0.05mm!