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紙匠(土佐の手づくり工芸品 土佐和紙)

9-1誠実な人柄がにじむ、巧みな和紙

 現在は県内でわずかしかいない、一枚一枚手漉きだけで土佐和紙を作る職人、土居毅さん。主に楮を原料にし、障子紙、壁紙、版画などに使われる和紙を製造している。繊維が長く、丈夫な和紙ができることで知られる楮。土居さんの和紙は、この楮を煮る際の処理でさらに強度を高める工夫をしており、しっかりと厚みがあるのに、軽くて扱いやすい上質な和紙になる。調湿機能にも優れているため、障子紙や壁紙に最適だ。最近は機械漉きの和紙がほとんどの中、温かみのある風合いや手触りは、手漉き和紙ならでは。一枚ずつ微妙に表情が違うのもまた魅力だ。少量生産ながら、ハガキや封筒、コースターなど色彩豊かな紙雑貨もおすすめ。


9-2土居 毅さん

 全くの異業種から家業の土佐和紙製造業へ転身し、20年。手間ひまをかけ、いくつもの工程を経て手漉きで土佐和紙を製造する希少な存在。1日に漉く和紙は約250~400枚。毎日淡々と、まっすぐに仕事に向き合う姿はまさに、職人の中の職人。

連絡先   紙匠
        土佐市高岡町丙597
        Tel.088-852-3758

販売場所 いの町紙の博物館
       吾川郡いの町幸町110-1
       Tel.088-893-0886


9-3
手漉き和紙のカラフルな紙雑貨は、手頃でプレゼントにもぴったり。
いの町紙の博物館で販売中。