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有毒植物(グロリオサ)の誤食による食中毒について

 植物の中には有毒成分を持つものがあり、誤って食べてしまうと食中毒が発生することがあります。

 高知市では、鑑賞用植物であるグロリオサの球根を誤って食べてしまったことによる食中毒が過去に複数回発生しています。(令和6年度1件、平成18年度1件、平成15年度1件)

 食用であると判断できない植物は、「絶対に採らない・食べない・売らない・人にあげない」ようにしましょう。

グロリオサとは

 ・ユリ科の球根植物

 ・初夏から秋にかけて花が咲き、茎はつる性、地上部が枯れた後、球根は土の中で冬を越す

 ・全草に有毒成分であるコルヒチンを含む

グロリオサ①

有毒成分(コルヒチン)の中毒症状

 ・食べた数時間後に症状が現れる

 ・口腔・咽頭灼熱感、発熱、下痢、背部疼痛などが発症する

 ・臓器の機能不全などにより、死亡することもある

【 グロリオサの球根とヤマイモの比較 】

グロリオサの球根とヤマイモの比較 表面 上:ヤマイモ
表面がゴツゴツして、ひげ根があり、表皮は剥がれにくい。
下:グロリオサの球根
表面が滑らかで、ひげ根がなく、表皮は剥がれやすい。
表皮の色は、グロリオサの方が茶色が濃いが、表皮の下は乳白色である。

 

折ったグロリオサの球根 折ったヤマイモ
折ったグロリオサの球根 折ったヤマイモ

折るときに、少々力がいる。糸をひかない。

簡単に折れる。糸をひいている。

 

すりおろしたグロリオサの球根 すりおろしたヤマイモ
すりおろしたグロリオサの球根 すりおろしたヤマイモ
皮は摩擦に弱く、簡単にむける。むいてもぬめりは全く感じない。水分が多く出、白濁している。すりおろしりんご又は大根おろしのような状態になり、粘りは全くない。 皮をむくとぬめりを感じる。ヤマイモはすりおろすと、よく粘り、水っぽさはない。

有毒食物の誤食による食中毒を防ぐために

 野生植物や観賞用植物には、中毒成分を含むことがあります。グロリオサのように食用植物と外見がよく似ていることもあるので、十分に注意しましょう。

 野菜などの食用植物と鑑賞用植物は、離して植えましょう

 ・家庭菜園をする場合は、食用植物を植えている場所には混植しないでください。

 ・グロリオサの場合、ヤマイモの近くに植えてしまうと、間違えて掘り起こしてしまう可能性があります。

 誤って食べないよう、球根などは注意して管理しましょう

 ・球根を土から掘りあげて保管する場合は、野菜等とは区別して保管しましょう。

 食用として植えた覚えのない植物は、絶対に食べないでください

 ・植えた覚えのない場所から掘り起こした植物を、食用植物と間違えて食べてしまうと大変危険です。

 ・誤って食べてしまった場合は、すぐに医療機関を受診してください。

 

有毒植物による食中毒に注意しましょう(厚生労働省ホームページはこちら)

有毒植物(グロリオサ)の誤食による食中毒予防(高知市作成) [PDFファイル/527KB]

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