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バイ貝による食中毒に注意!!

バイ貝を食べる際は,唾液腺を除去しましょう!!

 平成22年1月,高知県内の魚介類販売店でバイ貝を購入した人が,自宅において加熱調理して食べたところ,およそ1時間半後に視覚異常や歩行異常(ふらつき)等の症状を呈するという食中毒が発生しました。

バイ貝とは
 エゾバイ科の巻貝を総称して「バイ貝(又はツブ貝)」と呼び,代表的なものにエゾボラモドキ,ヒメエゾボラ等があります。
バイ貝1
テトラミンによる食中毒とは
 バイ貝の唾液腺にはテトラミンという神経毒素が含まれています。唾液腺を除去せずに食べると,食後30分から2時間でものが二重に見える等の視覚異常,めまい,ふらつき,頭痛,しびれ等の食中毒症状が現れることがあります。これらの症状は一過性で,通常数時間で回復し,これまでに死亡事例はありません。
 テトラミンは加熱しても分解されないので,調理する前に唾液腺を除去する必要があります。
バイ貝2
唾液腺の除去方法
1 貝から身を取り出し,内臓と肉を切断する。唾液腺は肉に残る。
2 貝のフタを下にして,肉の中心を切り開くと唾液腺があります。唾液腺は乳白色や淡黄色で1対(2個)あります。
3 唾液腺を取り出し,肉に唾液腺が残っていないか確認し,十分水洗いをしてから調理する。
バイ貝3