文化財情報　重要文化財　彫刻　木造阿弥陀如来坐像

指定

国指定　重要文化財　彫刻　指定年月日　明治44年 4月17日

名称

木造阿弥陀如来坐像

所在地・所有者

高知市五台山・竹林寺

写真

阿弥陀如来坐像

解説

　像高　86.1cm　　鎌倉時代
　ヒノキ材、寄木造、彫眼の漆箔像である。頭体部を通して一材から彫成し、背面は頭体部を左右に割って内刳をほどこして矧寄せる割矧の像で、両肩先、前膊部[ぜんはくぶ]、手首先、膝前をそれぞれ矧ぐ。破綻のない構成と整った衣文の彫り口をみせる定朝様の像だが、全体にかたさと形式化のみられる鎌倉時代の作である。台座は寄せ集めの七重座、光背も後補。