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高知市議会だより228号(HTML版・令和5年3月1日発行)を発行しました

目次
(1)12月12日(島崎 保臣、清水 おさむ、海治 甲太郎、高橋 裕忠)
(2)12月13日(吉永 哲也、木村 亘、川村 貞夫、氏原 嗣志)
(3)12月14日(戸田 二郎、迫 哲郎、深瀬 裕彦、岡崎 豊)
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1 12月定例会の概要
12月定例会(第494回)を12月7日から23日までの17日間の会期で開催しました。
開会日には、市長が一般会計補正予算など42件の議案について提案理由説明を行いました。
12日から16日までの個人質問には17人(うち13人が一問一答方式を選択)が立ち、新型コロナウイルス対策、財政運営、新図書館西敷地利活用、健康福祉行政、防災対策、教育行政などについて、活発な質問戦を展開しました。
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市長提出議案
最終日には、旭コミュニティセンター条例制定議案など42件の議案について、全会一致または賛成多数で、全て原案のとおり可決しました。
また、固定資産評価審査委員会委員の選任議案、人権擁護委員推薦についての諮問議案の2件が追加提案され、いずれも全会一致で同意または異議なき旨答申しました。 -
議員提出議案
議会個人情報保護条例の全部を改正する条例議案を提出し、全会一致で原案のとおり可決しました。
意見書議案では、帯状疱疹(ほうしん)ワクチンへの助成並びに定期接種化を求める意見書議案など9件の議案を提出し、うち5件を全会一致または賛成多数で可決しました。
2 第493回臨時会の概要
11月臨時会(第493回)を2日から4日までの3日間の会期で開催しました。
市長から、36億4700万円で物価高に苦しむ家計への支援等を目的として、保育所等の保育料、市立小中学校の給食費、市立・民営保育所等の副食費の負担軽減や、水道の基本料金の減額措置の延長を行うなどの補正予算2件、放課後児童クラブの保護者負担金の負担軽減のための条例議案1件と、住民税非課税世帯等への給付金給付事業に係る体制整備を速やかに進めるための一般会計補正予算についての市長専決処分の承認議案1件の計4件が提案されました。
4日に、いずれの議案も全会一致で原案のとおり可決または承認しました。
3 個人質問
(1)12月12日(島崎 保臣、清水 おさむ、海治 甲太郎、高橋 裕忠)
日本共産党 島崎 保臣
多額の税金を投じたオーテピア西敷地利活用事業は公募「失敗」。年度内に暫定整備の方針決定へ
質問
今回の公募手続きに要した費用は幾らですか。
答弁
概算で約1700万円です。
質問
暫定整備の方針は。
答弁
直ちに再々公募を行うことは難しい状況ですので、今回の市民アンケートなどを参考に、本年度中に暫定利用の方法やスケジュールを決定していく考えです。
不登校支援・学校給食無償化
質問
不登校状態の子どもを持つ保護者への支援はありますか。
答弁
子どもの最も身近な存在である保護者が安心して子どもに寄り添えるように支援していくことは重要です。各学校において、保護者の思いを聞き、子どものニーズに合わせた支援を行っています。
質問
今年度実施している学校給食無償化の効果をお聞きします。
答弁
保護者から「たくさんの値上げの中で、助かります」との声を、給食関係者からも「効果的な施策」との意見を頂戴しています。
自由民主党・中道の会 清水 おさむ
質問
丸ノ内緑地の市民へのお披露目や活用推進策は。
答弁
今回のリニューアル工事では、イベントスペースとしても利用できるよう、緑地中央に芝生広場を配置し、高知城が眺望できる四阿(あずまや)や多くのベンチを配置するとともに、国指定史跡の高知城跡の一角であることから遺構などの案内板を充実させ、歴史文化にも親しんでいただけるよう整備を行っている。整備後の利活用については、商店街振興組合などとも連携し、これまで中心市街地の公園で行っていた各種イベント等にも活用していただき、回遊性の向上やにぎわいの創出にもつなげていきたい。
質問
コロナ禍で苦境が続く「とさでん交通」の経営支援にどう取り組んでいくか。
答弁
令和4年度から取り組んでいる中期経営計画に基づく経営改善の進捗(しんちょく)を注視しながら、財源の確保が前提ではあるが、本市としても県や沿線市町とも連携し、支援を継続してまいりたい。
清和クラブ 海治 甲太郎
西敷地の利活用について
質問
西敷地は暫定使用をし、改めて土地の有効利用に取り組む決意を、市長にお聞きします。
答弁
暫定使用を含め、将来的な利活用については「中心市街地の活性化に資する」という基本的な考え方のもと、取り組みます。
桂浜公園の再整備について
質問
桂浜公園の今後の整備の方向性や新たな集客に向けた取り組みを商工観光部長に求めます。
答弁
「らんまん」の放送に合わせ、歓迎装飾の設置や桂浜周辺に生息する草花や歴史資源を巡る散策コースを設定するなど、新たな集客に取り組みます。
四国新幹線について
質問
西九州新幹線の開業と長崎市を視察され、四国新幹線への思いを、市長に伺います。
答弁
四国新幹線により観光客の入り込みなど、交流人口の拡大や新しいまちづくりの契機となる可能性を秘めている印象を持ちました。
山嶽会 高橋 裕忠
国民保護について
質問
外国からの武力攻撃に対する本市の対応について。
答弁
(市長)わが国の安全保障環境は厳しさを増しています。「高知市国民保護計画」に基づき、本市に影響を及ぼす武力攻撃事態が発生または予想される場合には対策本部等の必要な体制を取り、市民への情報提供や避難誘導等の対応を迅速に行うことが重要と考えています。
介護保険について
質問
介護に従事する人材不足への対応は。
答弁
(健康福祉部長)介護の人材不足への対応では、元気な高齢者の皆さんに「支える側」の役割を担っていただくため、「訪問型および通所型サービスB事業」を「こうち笑顔マイレージ事業」と連動させ試行的に取り組んでおります。コロナ禍の影響を多分に受けてはおりますが、事業者の声もお聞きしながら来年度に向けて、より実施しやすい要件等への見直しを進めているところです。
(2)12月13日(吉永 哲也、木村 亘、川村 貞夫、氏原 嗣志)
自由民主党・中道の会 吉永 哲也
市役所の意識改革について
質問
3年間の不祥事の件数は。
答弁
令和2年度15件、3年度24件、4年度8件、月平均1.4件。
質問
市民のための市役所とは。
答弁
市役所とは本来市民の役に立つ所でなくてはならない。
質問
市長自ら職員に市民対応の心遣いを具体的に示すべきでは。
答弁
できない理由を探すのではなくどうすればできるかを考えることが行政サービスの対応と思う。
国道33号(旭町電車通り)の整備促進要望活動の現状について
質問
要望活動をしている松島副市長はどう手応えを感じているか。
答弁
現場は危険性が極めて高く、通行が困難。事業化の必要性を説明できる数字がないと国も動きにくい。現在客観的数字を算出中。
質問
市長自身の活動はどうか。
答弁
活動のため全国大会等に参加。大会とは別に地元選出の国会議員に対し「片側2車線の確保ができず、歩道も狭く歩行者が車道にはみ出し危険」等々を説明し、早急な整備を直接要望した。
市民クラブ 木村 亘
新型コロナ・必要な医療体制を
質問
新型コロナ第8波到来。前回ピーク時は高齢者施設や独居高齢者に医療が確保できなかったが今後、命を守るための対策は。
答弁
(市長)医師会、薬剤師会や三次救急医療機関と連携し、高齢者施設と医療機関の連携体制を構築する。
ネット差別投稿を許すな
質問
ツイッターで県内被差別部落一覧表を含む資料が投稿されたが、現在も削除されておらず身元調査に悪用されることを危惧する。市長名で削除要請を行ってほしい。
答弁
(市長) 法務局への削除要請は、問題解決を図っていく姿勢示す意義ある事。行っていきたい。
生活保護行政は生存権を守れ
質問
保護受給中の方の冷房器具設置は5つの要件のいずれかに該当しなければ認められていない。生存権に基づき今後の対応を聞く。
答弁
(健康福祉部長)熱中症予防は全ての方が必要で冷房は有用な対策。支給要件の緩和等、制度の充実について国に要望していく。
新こうち未来 川村 貞夫
質問
「らんまん」で高知市を盛り上げる方策を問う。
答弁
本庁舎の外構に、牧野博士ゆかりの植物を紹介展示することも検討する。博士が好んだ日曜市の観光誘致につながるよう機会を捉えて情報発信する。モニターツアーで評価が高かった牧野植物園や隣接する竹林寺と、桂浜公園を組み合わせたツアーを旅行エージェントや個人旅行者に提案するとともに、周遊バスの紹介もし、誘客促進を図る。
質問
いの町との間で作業道が連結したので、林道昇格を問う。
答弁
林道東谷線の林道編入は難しいが、岩ヤガサコ線との接続は将来的に可能ではないかと考える。
質問
浦戸湾の観光開発と桂浜公園内での移動手段を問う。
答弁
長宗我部時代のサンフェリぺ号事件、龍馬の里帰り船を係留した袂石(たもといし)など歴史資源や美しい風景が楽しめる浦戸湾を生かすことや、公園内の高低差を解消する園内交通の充実など指定管理者と連携しながら取り組んでいく。
新こうち未来 氏原 嗣志
質問
合併を契機にした「新市まちづくり計画」春野の達成度は。
答弁
計画に登載された事業は、進行中の事業や事業内容を変更した取り組みもあるが、その他の事業については、合併推進債などを有効活用し、全て完了した。
質問
動物愛護センターへの対応について問う。
答弁
地元の合意が得られるか注視し、協力・理解をいただくために丁寧に取り組んでいく。
質問
小松の沼の任期内の解決は。
答弁
造成主の責任として強く指導、行政として積極的に検討する。
質問
デマンド交通の運用拡大について問う。
答弁
春野地域コミュニティ交通がスタートしているが、地域内の公共施設を巡るバス的な機能拡大は、検討すべき課題である。
質問
市長公約市税1パーセント町内会還元、新年度に向けての取り組みは。
答弁
町内会連合会が取り組むコミュニティづくりの支援事業などの取り組みを後押しするため、支援、補助の拡充について検討する。
(3)12月14日(戸田 二郎、迫 哲郎、深瀬 裕彦、岡崎 豊)
新こうち未来 戸田 二郎
市長の政治姿勢(西敷地利活用)
質問
2回目の公募に瑕疵(かし)はないと言うが、2度の公募失敗を重く受け止めるべき。この街の将来を担う子どもたちの意見も聞くべきではないか。次の市長に任せるか、秋の市長選に出馬して6期目の任期で西敷地を見届けてはいかがか。
答弁
1回目の公募は混乱を招いて申し訳ないが、2回目に瑕疵はない。若い世代の皆様との対話は検討する。市長選挙出馬の是非は、後援会とよく相談して決めたい。
「福寿園」民営化の行方
質問
不動産鑑定は売却のためか。民営化の利点と手法を聞く。
答弁
従来通り民間の指定管理で運営が可能か、売却の可能性があるか、長期貸付による民営化の可能性など様々な在り方を検討する。
国民宿舎とサウンディング調査
質問
民間による宿泊施設としての機能回復か。投資に見合う収益と本市として何ができるのか聞く。
答弁
まずは、現在の建物を宿泊施設としての活用を中心に検討し、民間の企画やノウハウに期待する。
日本共産党 迫 哲郎
西敷地の民間への長期貸し出しの「火種」を残すべきではない
質問
次期中心市街地活性化基本計画案にある西敷地の土地の民間貸付によるとの条件は削除すべき。
答弁
修正し、国に申請する。
質問
牧野富太郎博士由来のセンダイヤ桜の後継樹育成の樹木医の提言にどう答えるのか。
答弁
新年度予算で必要経費の確保へ準備を進めている。
売電と温暖化対策について
質問
本市が支払う来年度の電気料は大幅高騰の影響で今年度比1億4千万円の増加が見込まれているが、市の清掃工場の発電による売電収入等はどうなるのか。
答弁
予算に対し、約1億5千万円の歳入増の決算見込みであり、温室効果ガスの排出量を2013年度比で、18パーセント(2030年度目標は43パーセント減)削減見込みである。
地域内連携協議会について
質問
既存の地域組織との関係は。
答弁
小学校区ごとにこだわらず各地域の実情に合わせ設立することも可能である。
市民クラブ 深瀬 裕彦
小松の沼について
質問
7月5日朝の仁ノ地区の写真(浸水および盛り土崩落箇所)を見ての感想は。
答弁
豪雨による盛り土の一部の崩落を確認した。8月に造成主に盛り土の点検を文書指導し、造成主と現地確認後、定期点検および早期の土砂の搬出を強く指導した。今回の浸水被害を受け、排水路整備の重要性を再確認した。浸水被害の軽減に向け、水路整備を着実に進める。
新市まちづくり計画について
質問
令和5年3月に計画期間が満了するが、ハード事業で未達成の事業と今後の方針は。
答弁
春野漁港アクセス道種間越(たねまごえ)線延伸整備などは取り組み中だが、その他は、おおむね完了。春野漁港活性化整備は、地元漁協から対応が困難との意見があり、達成は見込めない。春野漁港の防波堤の機能強化を優先的に進め、スジアオノリの陸上養殖の事業拡大への支援など、地域の漁業振興に資する取り組みを検討する。
市民クラブ 岡崎 豊
学力の向上について
質問
全国学力・学習状況調査の目的と結果の活用について問う。
答弁
調査は、学力と学習習慣等を把握し、授業改善に活用する目的がある。子どもたちの実態に即した授業改善の取り組みが重要となる。自らの未来を切り開く力を身に付けることができるよう、学びの保障や課題の解決・授業改善につなげると、教育長は答弁した。
食育の推進について
質問
地場産品の活用を問う。
答弁
地産地消の推進や学校給食用の作物生産者団体の育成など、地場産品の利用拡大をさらに促進すると、農林水産部長は答弁した。
中小企業・小規模企業振興戦略プランについて
質問
振興戦略プランの推進で、県や各種関係団体との連携を問う。
答弁
実務レベルの連携した支援は重要であり、振興戦略プランの策定に向け熱心に審議している。情報提供や相談対応を適切に行うため、役割分担を踏まえた取組を行うと、副市長は意欲を示した。
(4)12月15日(下本 文雄、西森 美和、高木 妙、浜口 佳寿子)
日本共産党 下本 文雄
「抜かっていた!」冬季加算「特別基準」の適用
質問
平成27年に通知されていた生活保護における冬季加算が1.3倍となる障害、要介護、乳児等の該当世帯に「特別基準」の適用、実施をなぜしないか。
答弁
通知を検討したが、適用議論とならず今日に至り深く反省している。現在把握中だが、256世帯が対象でさらに調査を進め、11月にさかのぼって実施する。申請によらず速やかに適用したい。
インボイス導入中止か延期を
質問
インボイス制度導入中止・延期を国に求めるべきでは。
答弁
本市は20人未満の事業所が9割。影響大で国の支援策は必要。消費税の適正化のためにも中止・延期は求めず国に従う。
日曜市のムクドリ対策を
質問
専門家も含め関係部署のチームで早急に調査、対策を。
答弁
出店者、来場者の迷惑は認識しているが、抜本的対策は見いだせていない。引き続き関係部署と協議して対策を研究する。
公明党 西森 美和
質問
医療的ケア児に対する相談窓口の明確化が急務であり、市長に家族の会から要望書が提出されて1年になる。いまだその返答がないが、中澤副市長に現状を聞く。
答弁
複数課にまたがる相談等は子ども育成課が窓口となり、支援が途切れない体制を整えている。今後ライフステージの変化に対応するワンストップ窓口には医療的ケア児等コーディネーターを配置するなど、人員体制の充実と職員のスキルアップのための研修なども必要であり、関係部署と協議を進めていく。
質問
本市の計画では「障がいのある子どもの切れ目のない支援を行うための総合相談窓口は子ども発達支援センター」と明記されており、担当窓口は子ども育成課である。安心して相談できるように家族の会に早急に窓口設置を伝えるべきではないか市長に聞く。
答弁
医療的ケア児の支援検討会や災害時の対応においても子ども育成課が窓口であるため、その旨を改めて家族の会にお伝えする。
公明党 高木 妙
質問
中学校制服見直しにおける配慮すべきことは。
答弁
生徒たちが安心して学校生活に臨めることができるような制服となるよう配慮する。保護者を含めた関係各所への早めの周知等、丁寧な対応をお願いしている。
質問
下知ポンプ場の整備について伺う。
答弁
下知南部地区を浸水から守る最も重要な施設であるが、老朽化が進行していたことに加え、南海トラフ地震に備えた耐震・耐津波性能の確保が課題となっていた。そのため令和2年度から建て替えによる改築工事に着手している。現在は2年度から3カ年の継続事業であるポンプ場の基礎部分となる土木工事を施工中。5年3月には土木工事が完成する見込み。8年度の供用開始を目指し整備を進めている。
日本共産党 浜口 佳寿子
マイナ保険証推進に前のめり
質問
国が進める保険証廃止は、任意のマイナンバーカードの強制に繋がり、医療現場でも反対意見が出ているが、市長の見解を伺う。
答弁
マイナンバーカードの保険証利用は、より良い医療につながることが期待されるなど国の重要な取組で、国保中央会会長としてカード普及促進に協力していく。災害やシステム障害、紛失時の対応は今後デジタル庁で検討される。
市民要望に背を向ける市営住宅の大幅削減計画
質問
第二期市営住宅再編計画や六泉寺町市住建て替え計画では、要望の多い市住を大幅に削減すべきではないと考えるが認識を伺う。
答弁
将来の人口減少予測をもとに、来年度から10年間で709戸の削減を検討している。
質問
計画は民間賃貸の「セーフティネット住宅」としての確保が前提であるが、可能と考えるのか。
答弁
現状は「住宅確保要配慮者」専用住宅は全国的に少ない状況で、新たな受皿としては活用が難しい。
(5)12月16日(寺内 憲資)
質問
潮江の太平洋セメントではどのような発電事業が行われているのか伺う。
答弁
パームヤシ殻のPKSを燃料とする発電事業と石炭を燃料とする発電事業が行われている。
質問
新エネルギー導入を目標値に掲げる高知市は、PKS発電事業をどう評価しているのか伺う。
答弁
世界的に電力の脱炭素化や電源構成の見直しが進む中、PKSを活用するバイオマス発電事業の重要性は高まっており、欠かせない事業であると考えている。
質問
民間2社が太平洋セメントで行う発電事業による高知市への経済効果を伺う。
答弁
2社が行う発電事業を通じて、地域経済の大切な一端を担っており、従業員も2社の合計で33名が雇用されている。
質問
これらの発電事業に対する市長の評価を伺う。
答弁
市域に立地する発電所が安定的な事業を継続することは災害時にも有効であり、本市の経済発展に引き続き協力賜りたい。
4 人事議案
12月定例会最終日の23日に、市長から固定資産評価審査委員会委員の選任議案、人権擁護委員推薦についての諮問議案が提出され、それぞれ同意または異議なき旨答申しました。
固定資産評価審査委員会委員
小笠原 一雄
人権擁護委員
片山 すま
北村 彰子
田中 信一
日浦 久子
松木 孝明
宮田 龍
森 裕之
5 休憩室
4月からのNHKの朝ドラ「らんまん」には大きな期待がかかる。牧野富太郎博士がどのように描かれるのか、また、女性の活躍が朝ドラの一つのテーマだけに、博士の愛妻寿衛(すえ)さんがどのように描かれるのか。そして、高知を訪ねて来る観光客が急増し、観光ガイドや市民のおもてなしでらんまん観光が大いに盛り上がることを願っている。
(議会広報委員 川村貞夫)
6 会派の意見(12月定例会を振り返って)
市民クラブ
「西敷地問題」暫定利用も未定
この議会では、11月に白紙となった西敷地問題について、今後の方向性をただすため当会派議員含め多くの議員が質問に立ちました。市長は「今後の暫定整備の手法も未定であり、今年度中には議会とも相談して決めたい」としました。
選定委員会は、公開プレゼンテーションなど透明性を確保しながら選定作業を進めましたが、応募条件が厳しく辞退が相次ぎ、残った1者の提案も選定基準を満たさず不採用となりました。
長年、市民をも二分した高度利用か広場利用かの論争は、当会派内でも意見が分かれているのが現状です。
今後執行部には、市民への丁寧な説明を一層心掛け、拙速な結論は控えるよう望むものです。
自由民主党・中道の会
今議会、本市議会では初めてとなる「ゼロ市債」が上程されました。ゼロ市債とは、道路改良・舗装工事の平準化を目的とした債務負担行為であり、当会としても以前より提言を重ねてきたものです。実施までには少し期間を要しましたが、地元事業者にとっては今後、有益なものであり、高く評価しております。また不安定な世界情勢が続く中、電気ガス等の高騰対策として市直営並びに民間の指定管理事業者への支援金についても評価するものです。なお、畜産酪農業への緊急支援に関する意見書議案に対しては、国としてすでに実行段階であり、今後の継続的な施策もすでに講じられているため必要性、適時性を鑑みての判断です。
日本共産党
「水」「子育て」など暮らしを支える提案・指摘で市政を動かす
10月にコロナ・物価高騰対策の緊急要望を市長へ提出しました。
11月臨時会で議題となった水道料金減免の延長や放課後児童クラブ利用料軽減などは会派の要望も踏まえており歓迎しましたが、中山間地域や放課後等デイサービスが制度の隙間として支援から外れていることを指摘しました。その後、12月議会ではこうした隙間を埋める施策が可決されました。
国の個人情報保護法改正に伴う個人情報関連の新条例が提案されましたが、これらの目的は企業の利益のために個人の情報を本人同意無く活用することなどであり、会派として反対討論を行いました。
公明党
市民生活を支える政策実現を!
かねてより公明党が提案していた「ゼロ市債」の活用が始まります。災害の多い本市にとって、公共事業の平準化は、業界関係者の安定的な雇用をもたらすばかりでなく、市民生活の安心・安全な環境を築くことにもつながります。公明党は、さらなる施工時期の平準化率の向上を求めてまいります。
また、国が進める「出産・子育て応援給付金給付事業」は、「高知市版ネウボラ構想」を充実させ、その波及効果に期待が寄せられるものです。公明党は、伴走型の子育て支援の充実を求め、今後の事業展開を見極めてまいります。
新こうち未来
西敷地には民間高層建築物は不要
審査会の決断に賛意
新図書館西敷地の民間事業者の提案は県外ホテル業者1社のみとなり、審査基準に満たないため不採用となった。市民アンケートに示された観光客のリピート支援、日曜市やよさこいの活性化のために広場で、さまざまな形態での使用をするべきであると主張し、振り出しに戻ったことは歓迎する。
清和クラブ
新図書館西敷地利活用について
図書館西敷地は新しいまちづくりの出発点。現在はエネルギ―高や物価高騰など社会環境が厳しい。暫定使用もやむを得ない。これまでの意見を整理し、改めて西敷地の有効利用に取り組むべきである。
山嶽会
身近な課題を市政に反映
高橋裕忠議員が本会議で登壇し、国民保護から介護保険の課題について質問・提案をいたしました。今後とも市民の皆さまの身近な声にしっかりと耳を傾け、市政に着実に反映させてまいります。
7 委員会の活動(11月1日から1月31日まで)
(1)常任委員会
予算決算常任委員会
11月臨時会
一般会計補正予算など3件の議案について、2日に、総務、経済文教、建設環境、厚生の各分科会で質疑を行った後、4日の全体会で討論・採決を行い、いずれも全員賛成で可決または承認しました。
12月定例会
一般会計補正予算など13件の議案について、16日に、総務、経済文教、建設環境、厚生の各分科会で質疑を行った後、21日の全体会で討論・採決を行い、いずれも全員賛成で可決しました。
総務常任委員会
12月定例会
16日と19日に、木村会館条例の一部改正議案など18件の議案の審査を行い、個人情報保護法施行条例制定議案、個人情報保護運営審議会条例制定議案は賛成多数で、そのほかの議案はいずれも全員賛成で可決し、請願1件、陳情5件の結果を出しました。
また、公文書等の管理に関する条例(仮称)のパブリックコメントの実施についてなど2件の報告を受けました。
経済文教常任委員会
12月定例会
16日と19日に、市営住宅条例の一部改正議案など4件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決し、陳情2件の結果を出しました。
また、学校給食費の改定についてなど7件の報告を受けました。
建設環境常任委員会
12月定例会
16日に、市立児童遊園条例の一部改正議案など4件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決しました。
また、長期未着手都市計画道路の見直しについてなど6件の報告を受けました。
厚生常任委員会
11月臨時会
2日に、放課後児童健全育成条例の一部改正議案の審査を行い、全員賛成で可決しました。
11月10日
陳情1件の結果を出しました。
12月定例会
16日に、老人福祉センター条例の一部改正議案など3件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決しました。
(2)特別委員会
行財政改革調査特別委員会
11月15日
児童虐待関連施策に関する事務の執行について(外部監査の指摘事項への対応)の報告を受けました。
11月18日
職員定数管理計画の見直しについてなど2件の報告を受けました。
まちづくり調査特別委員会
11月29日
新図書館西敷地利活用事業プロポーザル選定委員会の選定結果および高知市の決定についてなど2件の報告を受けました。
南海地震等災害対策調査特別委員会
11月17日
事前復興まちづくり計画についてなど4件の報告を受けました。
8 令和4年第493回臨時会・第494回定例会 議決結果
議決結果及び賛否一覧表(第493回臨時会) [PDFファイル/44KB]
議決結果及び賛否一覧表(第494回定例会) [PDFファイル/101KB]
9 高知市議会からのお知らせ
(1)本会議映像の配信
本市議会ホームページで、本会議および予算決算常任委員会全体会の映像を生中継および録画(過去1年間)で配信しています。
会議日や質問議員名、発言内容の語句等からも検索できます。
(2)議会中継(ケーブルテレビ)
定例会の本会議および予算決算常任委員会全体会の模様は、高知ケーブルテレビで生中継しています。
(3)会議録の閲覧
12月定例会本会議の会議録は3月上旬にできる予定であり、本庁舎1階の情報公開・市民相談センター、同3階の議会図書室でご覧になれます。
また、高知市ホームページ上の会議録検索システムで、平成6年12月定例会以降の本会議の会議録をご覧いただけます。
なお、平成19年4月以降の委員会の会議録もご覧いただけますが、少しでも早く閲覧できるよう、ホームページ上で同システムとは別に、完成した委員会記録から順次、PDFファイル形式で公開しています。
(4)録画DVDの貸し出し
本会議および予算決算常任委員会全体会の録画DVDの貸し出しを行っています。
貸し出し準備に時間を要するため、ご希望の方はあらかじめ、議会事務局にお申し込みください。(電話番号823-9400)
(5)請願書・陳情書の出し方
市の行政などに対して意見や要望があるときは、請願書や陳情書を議会に提出することができます。請願書は市議会議員1名以上の紹介を必要としますが、陳情書はその必要がなく、審査は請願と同様に取り扱われます。
請願書または陳情書は、議会事務局へ市議会議長宛てに1通提出してください。
なお、定例会ごとに締め切りがあり、それを過ぎた場合は次の定例会での審査になりますので、ご注意ください。
請願(陳情)書 記載例
○年○月○日 高知市議会議長 ○○ ○○ 様 (代表者の)住所 ○○○○○○○○ (代表者の)氏名 (個人の)印(※) 紹介議員氏名 印(※) ※ 陳情は紹介議員不要です。 ○○○に関する請願(陳情) . 趣旨・理由 ※ 概ね800字以内で具体的かつ簡潔に記載してください。 |
印(※)・・・署名(自署)の場合、捺印(押印)は必要ありませんが、ゴム印、パソコン等で氏名、代表者名を記載した場合、押印(個人印)をお願いします。
(6)高知市議会だよりがアプリで読めます
高知市議会だよりは、無料アプリ「マチイロ」を利用してスマートフォンなどで閲覧できます。「マチイロ」ではいつでもどこでも高知市議会だよりを読むことができ、発行月の1日に自動でスマートフォン等にお知らせが届く機能があります。
10 会派の構成と電話・ファクス番号
会派名 |
人数 |
電話番号 |
ファクス番号 |
---|---|---|---|
市民クラブ |
8人 |
823-9402 |
802-3055 |
自由民主党・中道の会 |
7人 |
823-9401 |
873-0121 |
日本共産党 |
7人 |
823-9404 |
823-9558 |
公明党 |
6人 |
823-9403 |
871-2485 |
新こうち未来 |
3人 |
823-9406 |
822-8119 |
清和クラブ |
1人 |
821-9020 |
823-9350 |
山嶽会 |
1人 |
821-9070 |
823-9350 |
※ 清和クラブ、山嶽会のファクス番号は議会事務局直通です。
11 編集後記
まだ記憶に新しいサッカーワールドカップ。森保ジャパンの快進撃は、まさにブラボーにふさわしい戦いで、その諦めない姿勢は、世界中の人々に対し、奇跡は起こるんだ!ということを証明してくれました。スポーツは子どもたちの夢や希望、憧れであり行動の源となります。本市のスポーツ教育は、伸びしろしかありません。その影響力にもっと目を向け、子どもたちの成長につなげていきたいものです。
今年は、各種ワールドカップがめじろ押しです!
(議会広報委員)