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本文

高知市議会だより226号(HTML版・令和4年9月1日発行)を発行しました

議会だより226号表紙

本文

1 6月定例会の概要

 6月定例会(第490回)を6月14日から30日までの17日間の会期で開催しました。
 開会日には、市長が水道事業会計補正予算など21件の議案について提案理由説明を行いました。
 続いて、副議長の辞職に伴う選挙を行い、副議長に岡崎邦子議員を選出しました。
 2日目は、予算決算、総務、経済文教、建設環境、厚生の5つの常任委員会と議会運営委員会の委員を選任しました。
 17日から22日までの個人質問には16人(うち13人が一問一答方式を選択)が立ち、新型コロナウイルス対策、防災対策、児童福祉行政、健康福祉行政、農業施策、教育行政などについて質問を行いました。

市長提出議案

 最終日には、一般会計補正予算など21件の議案について、全会一致で、全て原案のとおり可決または承認しました。
 また、監査委員、固定資産評価審査委員会委員の選任議案、人権擁護委員推薦についての諮問議案の3件が追加提案され、いずれも全会一致で同意または異議なき旨答申しました。

議員提出議案

 意見書議案では、地方公共団体情報システムの標準化に向けた取組を求める意見書議案など6件の議案を提出し、うち3件を賛成多数で可決しました。

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2 副議長を選出

 6月定例会初日の14日に、西森美和副議長が副議長を辞職したことに伴い、後任の副議長を決める選挙を行いました。
副議長に岡崎邦子議員を新たに選出しました。

 

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3 常任委員会委員・議会運営委員会委員決まる

 定例会2日目の15日に、予算決算、総務、経済文教、建設環境、厚生の各常任委員会委員と議会運営委員会委員の選任を行いました。

予算決算常任委員会

委員長

岡崎 邦子

副委員長

竹村 邦夫

委員

委員は議長を除く全議員

総務常任委員会

委員長

迫 哲郎

副委員長

川村 貞夫

委員

岡崎 邦子

下本 文雄

岡崎 豊

横山 公大

福島 明

山根 堂宏

経済文教常任委員会

委員長

木村 亘

副委員長

吉永 哲也

委員

島崎 保臣

細木 良

近藤 強

戸田 二郎

伊藤 弘幸

寺内 憲資

建設環境常任委員会

委員長

甲木 良作

副委員長

大久保 尊司

委員

はた 愛

長尾 和明

海治 甲太郎

氏原 嗣志

平田 文彦

竹村 邦夫

厚生常任委員会

委員長

西森 美和

副委員長

浜口 佳寿子

委員

神岡 俊輔

深瀬 裕彦

下元 博司

高橋 裕忠

清水 おさむ

高木 妙

議会運営委員会

委員長

竹村 邦夫

副委員長

岡崎 豊

委員

木村 亘

迫 哲郎

はた 愛

戸田 二郎

清水 おさむ

寺内 憲資

 

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5 広報委員会委員は再任

 議会だよりの編集等の役割を担う広報委員会委員は次のとおりです。

委員長

横山 公大

副委員長

島崎 保臣

委員

神岡 俊輔

川村 貞夫  

高木 妙

 

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6 令和3年度の政務活動費執行状況をお知らせします

 本市議会では、会派ごとに所属議員1人につき月額10万円の政務活動費を交付しており、令和3年度の執行状況は次のとおりです。なお、収支報告書および領収書の写しなどの関係書類は、9月1日から、議会図書室と本市議会ホームページで公開します。
 詳しくは、議会事務局までお問い合わせください。(電話823-9400)

 

政務活動費収支報告書
 

市民クラブ

(8人)

自由民主党・中道の会

(7人)

日本共産党

(7人)

公明党

(6人)

新こうち未来

(3人)

清和クラブ

(1人)

山嶽会

(1人)

合計

交付額

9,600,000円

8,400,000円

8,400,000円

7,200,000円

3,600,000円

1,200,000円

1,200,000円

39,600,000円

利息

9円

21円

28円

27円

4円

6円

8円

103円

収入計

9,600,009円

8,400,021円

8,400,028円

7,200,027円

3,600,004円

1,200,006円

1,200,008円

39,600,103円

1 調査研究費

445,304円

454,661円

87,100円

440,444円

151,726円

106,085円

0円

1,685,320円

2 研修費

64,199円

168,127円

250,622円

162,485円

2,690円

690円

3,040円

651,853円

3 要請・陳情活動費

0円

344,870円

0円

0円

0円

0円

0円

344,870円

4 会議費

0円

0円

0円

0円

0円

0円

0円

0円

5 資料作成費

0円

0円

0円

0円

0円

0円

0円

0円

6 資料購入費

946,892円

143,069円

846,656円

714,186円

53,990円

0円

0円

2,704,793円

7 広報広聴費

5,948,371円

3,675,652円

2,559,304円

509,383円

2,754,794円

209,886円

68,565円

15,725,955円

8 人件費

0円

0円

0円

0円

0円

0円

0円

0円

9 事務諸費

1,299,398円

902,085円

747,015円

1,320,353円

586,034円

23,020円

0円

4,877,905円

支出計

8,704,164円

5,688,464円

4,490,697円

3,146,851円

3,549,234円

339,681円

71,605円

25,990,696円

政務活動費返還額  

895,845円

2,711,557円

3,909,331円

4,053,176円

50,770円

860,325円

1,128,403円

13,609,407円

 

 

支出項目の内容

※ 会派が行う市民福祉の増進を図るために必要な活動(政務活動)に要するものが対象

1 調査研究費

 市の事務および地方行財政等に関する調査研究および調査委託に要する経費

2 研修費

 研究会もしくは研修会を開催するため必要な経費または会派所属議員等が他の団体の開催する研究会もしくは研修会に参加するために要する経費

3 要請・陳情活動費

 要請、陳情活動に要する経費

4 会議費

 会議に要する経費および会派所属議員等が他の団体の開催する各種会議に参加するために要する経費

5 資料作成費

 資料作成に要する経費

6 資料購入費

 資料等の購入に要する経費

7 広報広聴費

 政務活動、議会活動および市の政策について住民に報告・周知するために要する経費ならびに住民からの市政および会派の活動に対する要望、意見等を吸収するための会議および住民相談等の活動に要する経費

8 人件費

 補助職員の雇用に要する経費

9 事務諸費

 消耗品の購入、事務機器の修理等に要する経費

 

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7 個人質問

(1)6月17日(川村 貞夫、海治 甲太郎、氏原 嗣志、清水 おさむ)

新こうち未来 川村 貞夫

質問

 NHKの朝ドラ「らんまん」での4市区町の連携強化を問う。

答弁

 県内市町村と民間団体等が参加する「連続テレビ小説を生かした博覧会推進協議会」が発足した。市内には、牧野植物園や県内周遊のインフォメーション機能を担うこうち旅広場や桂浜公園が所在し、新桂浜公園は10月にプレオープンする。モニターツアーとして、牧野植物園や佐川町、越知町を訪れる「牧野富太郎博士の軌跡を巡る旅」を予定している。また、関東圏では「牧野博士は東京の人だ」と思っている方が多く、練馬区には、区立の牧野記念庭園記念館があるので、練馬区との連携は重要であり、相互連携した誘客への取り組みを具体的に協議する。

質問

 種子法廃止についての見解を問う。

答弁

 種子法の廃止により、農業者のコスト負担が増えることや、地域の風土や耕作条件に適した在来品種が消えてしまう恐れがある。今後、その影響について注視していくことが必要である。

清和クラブ 海治 甲太郎

質問

 高知市の総合的な公共交通戦略とまちづくりについて。

答弁

 公共交通政策は、市民の日常の足を確保することを優先して取り組んでいますが、地方創生や経済発展にとって広域的な交通施策を展開していくことは重要であり、県や事業者などと協議していきます。

質問

 公共交通ネットワークの将来像として鉄道の高速化について。

答弁

 JR四国は新幹線の実現に向け継続的な取り組みを進めています。鉄道高速化時代に向けた動きをプラスに捉え、先進都市の情報収集などを進め、県や関係機関と連携していきます。

質問

 四国新幹線について。

答弁

 土讃線は老朽化が深刻化しており更新が可能であるのか考えますと、四国新幹線について真剣に考えるべきであります。既に、瀬戸大橋は新幹線仕様になっておりますが岡山の参画が欠かせません。秋には長崎新幹線が開通しますので長崎駅周辺のまちづくりについてお話をお伺いしてきます。

新こうち未来 氏原 嗣志
春野小松の沼については、違法業者逮捕により建設残土の搬入が無くなるも、約3カ月が経過する中で全く進展なし。「業者に指導を徹底させる」と繰り返す市と、「造成を長年許してきた市の責任を追及する」地元とは平行線のまま。

質問

 小松の沼の件に反発し、自治会が「仁ノ排水機の管理」を返上するという異常事態となっていることについて市長に問う。

答弁

 行政として何ができるか検討し地元との協議を継続していく。

組織がしっかりと職員と向き合い、職員が目的意識を持ち、能力が発揮できる職場環境を

質問

 肥大化した市役所・職員の疲弊感が感じられる職場環境について、中央から来られた松島副市長の見解を問う。

答弁

 コミュニケーションを図ることと職員の「納得感」が大事なキーワードである。

 他に、地域に根差した青年団活動への行政の支援と丁寧な対応を求めた。

自由民主党・中道の会 清水 おさむ

質問

 来年度からの中学校運動部の地域移行に向けての準備状況は。

答弁

 県教委では運動部活動の地域移行を検討する組織を立ち上げると聞いており、本市も参加して意見を述べながら共に協議していく。また、市教委としても本市独自の課題を検討するため準備委員会を立ち上げ、中体連や競技団体にも加わってもらう組織の編成について協議していく。

質問

 全柔連が小学生の全国大会を取りやめることになったが、教育長のお考えを聞く。

答弁

 全柔連は大会廃止の理由を「行き過ぎた勝利至上主義が散見される」と説明しており、子どもたちを苦しめる環境や指導があったのであれば、その判断は理解できる。一方、全国大会につながる途中経過は、子どもたちの心身の発達に大きな財産となり、競技を続けていく上で大きな励みになっている。今後は、競技団体や教育関係者、指導者、保護者も含めた議論によって、よりよい大会の在り方を検討していく必要がある。

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(2)6月20日(はた 愛、山根 堂宏、下元 博司、平田 文彦)

日本共産党 はた 愛
軍事費拡大と改憲を指摘せず

質問

 物価高騰の最中、年金引き下げ。一方、国は軍事費2倍化や改憲に大きくかじを切っているが、市長は怒りを感じないのか、言うべきことはないのか。

答弁

 「悪い物価上昇」は懸念している。国は骨太方針で経済活動の回復を目指すとしており迅速に実行してほしい。また、防衛力を5年以内に抜本的に強化する議論が国会で始まっている。

農業肥料へ支援を約束させる

質問

 高騰対策で国や県の支援策に「農業用肥料」がない。市独自の肥料の支援を行う時ではないか。

答弁

 農業用肥料は支援が急務であると判断。市JAと春野JAと協議し臨時議会に向け準備する。

竹除去に森林税活用認める

質問

 竹林整備にも森林環境譲与税を活用させ、山や田畑の荒廃を防ぐ取り組みを求める。

答弁

 里山などの放置竹林の除去に譲与税を適用することは可能。

 市の生活保護廃止の判断を県が違法と裁決。市長は謝罪した。

 

公明党 山根 堂宏
高知市の備蓄体制について

質問

 本市では、平成25年12月に「高知市備蓄計画」を策定、27年度から令和元年度までを第1期、2年度から5年度までを第2期として公的備蓄を進めてきました。しかし、3年6月に改訂された「高知県備蓄方針」において、公的備蓄の基準とする被害想定がL1からL2へと引き上げられたことに伴い、4年度に「高知市備蓄計画」を改定する予定で進めており、備蓄の所管課の一元化と管理体制を含めての備蓄計画の概要を伺う。

答弁

 L1想定では対象者数を約8万9千人としていたが、被害想定をL2に引き上げた場合は、対象者数が約18万5千人となり、各備蓄量も2倍程度必要となる。また、備蓄管理の一元化が望ましいと考えており、内閣府が運用している「物資調達・輸送調整等支援システム」を活用するなど現在改訂中の備蓄計画の中で、備蓄の予算化や購入事務・管理は防災政策課に集約することを検討している。

 

日本共産党 下元 博司
公営住宅の募集方法一元化へ

質問

 地域改善住宅の応募状況などかなりの変化が生じてきている。地域改善向け住宅の入居募集方法の見直し内容を問う。

答弁

 今年10月の第2回定期募集から、地域改善住宅の募集案内を一般住宅と同じく「あかるいまち」で広報し、広く市民に周知する。

公営住宅の目的外使用 DV害者やウクライナ難民にも拡大

 公営住宅を、DV被害者やウクライナ難民の一時保護・緊急避難場所として利用できないか。

答弁

 利用できるよう「高知市営住宅等の目的外使用に関する要領」を改正する。

堺事件顕彰碑 移設し管理する

 慶応4(1868)年、堺市で土佐藩士とフランス海軍が衝突した「堺事件」について、大津地区に建立されている犠牲者の顕彰碑の管理・活用を聞く。

答弁

 大津地区の市有地に移設等を検討、顕彰碑や堺事件に関する情報をホームページや同地区コミュニティ、学校等に提供していく。

 

自由民主党・中道の会 平田 文彦
防災対策について

質問

 事前復興まちづくり計画策定に当たって、本市の今後の方針や、どのようにして地域住民と合意形成を図っていくのか。

答弁

 復興計画に求められることは、まちの再建のイメージなどについて、行政のみならず、地域住民の皆さまとも十分に協議しながら、合意形成を図ることである。
 本年5月に関係課の課長補佐級5人によるプロジェクトチームを立ち上げたので、本格着手となる令和5年度に向け、まずは、新たな組織の立ち上げなど庁内体制や事前復興まちづくり計画の方向性について検討を進めていき、土地利用などの具体的な復興まちづくりをイメージできるような地区ごとの事前復興まちづくり計画のたたき台を作成してまいりたいと考えている。
 いずれにしても、市民の皆さまへの丁寧な説明に努め、県が目標として掲げる令和9年度までに計画を策定できるよう、事前復興まちづくりの取り組みを進めていく。

 

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(3)6月21日(岡崎 豊、島崎 保臣、高橋 裕忠、深瀬 裕彦)

市民クラブ 岡崎 豊
医療的ケア児支援について

質問

 医療的ケア児とご家族への支援について市長に問う。

答弁

 医療的ケア児と家族の状況の厳しさと課題を認識している。災害時には連携して対応したい。コーディネーターの配置を進め、支援センターとの連携や支援の充実を進めると市長は答弁した。

燃油や資材の価格高騰について

質問

 燃油等の高騰対策を問う。

答弁

 農・漁業者への補てん金の交付と、さらなる負担軽減策を検討中。肥料の価格高騰には、JAなどの関係機関と具体的な支援策を協議中と農林水産部長は答弁した。

教育行政について

質問

 県・市教育長による定期的な意見交換会を提案する。

答弁

 両者で、課題や目標の共有化が必要と感じている。忌憚(きたん)のない意見交換を行い、双方が課題を共有し、方向性を合わせて取り組みを進めたい。あわせて、県民・市民の皆さんに、県市の教育委員会の協働した取り組みを積極的に発信したいと教育長は答弁した。

 

日本共産党 島崎 保臣
今年度中は給食費値上げを回避

質問

 今年度中は給食費値上げを回避するために必要な予算措置を継続するとの決断を求めます。

答弁

 今後、想定を超えて物価が上昇した場合は、追加の補正予算も必要になると考えます。(市長)

オーテピア西敷地利活用は事業者寄りの姿勢で市民とは向き合わず

質問 

 提案事業に関する公開プレゼンテーションの場では市民の声を聞かないのですか。

答弁

 公開プレゼンテーションはあくまで審査の一環を公開するものであり、市民の意見を聞く場ではありません。(商工観光部長)

質問 

 市民向けの事業説明会は定期借地権設定の議決前に開き、市長も出席すべきではありませんか。

答弁

 説明会は、事業実施者が行うものであり、議決前の時期は事業実施者が具体的な詰めを行っているので開催は困難だと考えます。またその説明会は、市長として本市の考えを話す場ではありませんから、私自身が出席することは考えていません。(市長)

 

山嶽会 高橋 裕忠
鏡・土佐山の光ファイバー整備

質問

 鏡・土佐山地域の光ファイバー整備後の取組について聞く。

答弁

 (農林水産部長)昨年5月の「鏡・土佐山ブロードバンド利活用協議会」中間とりまとめにおいて頂いた意見を踏まえ、順次事業化の検討を進めています。具体的には保健師がオンラインで健康指導を行うスマートヘルスケア事業や、事業者のご厚意で有害鳥獣対策にICT機器を導入する実証実験を開始しています。

農業振興政策について

質問

 本市固有の伝統野菜や在来品種の保護に向けた取り組みは。

答弁

 (農林水産部長)本市としては遺伝資源の収集・配布を行う「ジーンバンク」の取り組みは行っていませんが、牧野富太郎博士由来の「潮江菜」「山内家伝来大根」などの伝統野菜の生産拡大や販路開拓・市内小学校での食育活動に取り組んでおられます「Team Makino(チーム牧野)」の皆さんの活動に引き続き支援を行ってまいりたいと考えています。

市民クラブ 深瀬 裕彦
防災対策

質問

 トイレトレーラーが旧春野庁舎敷地に雨ざらし状態。保管場所や保管方法は適切か。

答弁

 当面は車体カバーを購入し、対応する。浸水の恐れが高まったときには、高台に移動させるが、清掃工場エリアの敷地内等での保管を検討する。

市街化調整区域のまちづくり

質問

 地域密着型デイサービス施設の立地ができない事例があった。既存施設との距離等を考慮する余地はないか。

答弁

 今後は、地域ごとの状況と整備の必要性を十分考慮し、庁内関係部門が密に連携して対応する。

新規就農者の住居確保

質問

 春野地区の市営住宅を改修して新規就農者向けに貸し出す計画があったが、その後の進捗は。

答弁

 関脇市営住宅2戸を新規就農者向け住宅に改修・転用を行う。実施設計済みで、12月議会で予算・条例改正を諮り、議決後改修工事を行い、令和5年度初めに募集開始、同年7月の入居を目指す。

 

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(4)6月22日(浜口 佳寿子、西森 美和、下本 文雄、寺内 憲資)

日本共産党 浜口 佳寿子
濃厚接触の子に食料等支援拡充へ

質問

 新型コロナに感染したため買い物に出られない保護者から、濃厚接触者となった子どもにも食料等の物資支援を求める声がある。

答弁

 今後、臨時交付金を活用し、濃厚接触者となった子どもへの物資支援の拡充を協議する。

学校トイレ生理用品配置は再試行

質問

 1カ月間試行した学校等のトイレへの生理用品配置について、評価と今後の取り組みを伺う。

答弁

 利用があったため、物的には一定の支援効果があった。困り感を抱えた児童生徒と直接つながるケースには至らなかったため、実態をつかむための試験的配置を再度行いたい。

インボイス制度は国任せの他人事

質問

 厳しい本市の地域経済状況に追い打ちをかけるインボイス制度の導入について、市長は中止または延期するよう国に求めるべき。

答弁

 制度導入には様々な懸念材料があるが、国は円滑な導入に向けた取り組みを進めており、地域の実情に応じた支援策を期待する。

公明党 西森 美和
国の財源を活用した支援策

質問

 子育て世代から最も要望の声が大きかった学校給食費の据え置きについて、教育長に聞く。

答弁

 このままでは給食費を増額しなければならない非常に厳しい現状となっている。国の臨時交付金を活用して今年度は給食費を据え置きし保護者の皆様に周知する。

質問

 国の考えでは介護施設の食事も適用となっているが、高知市の考えを市長に聞く。

答弁

 現時点では難しいという結論になった。国の動向と介護施設等への影響を注視しながら他市の事例など情報収集に努める。

質問

 会派として求めてきた水道料金の負担軽減について今議会で口径13ミリと20ミリの契約者に対し9月から12月に検針した基本料金の80%を減免する支援策が提案された。事業者も含めた全口径を対象にするべきではないか、市長の考えを聞く。

答弁

 事業者の皆さまには別の支援策を検討する必要がある。優先順位をつけながら活用していく。

日本共産党 下本 文雄
放課後児童クラブの保護者負担金に関する納付相談の周知強化を

質問

 減免申請の結果が出るまでの間の負担金納付については、支払い猶予の相談を受け付ける旨を入会案内冊子で周知すべき。

答弁

 現在の冊子に減免制度のページを記載しているが、納付相談についても知っていただけるような周知を検討する。

市営住宅修繕費の負担区分見直し

質問

 入居者負担に区分されている修繕でも高額となるものがある。区分の見直しが必要ではないか。

答弁

 資材高騰などが影響し、修繕に係る入居者負担も増している。負担区分の在り方について、他市の動向などを踏まえ研究を進める。

区画整理と建築資材高騰への対策

質問

  物価高騰の影響で、区画整理に協力した市民の住居再築費用が補償金では賄えなくなっている。市独自で対策は取れないか。


答弁

  追加の補償金支払いが行われない現行制度については、全国の共通課題。国や他都市の支援策などについて情報収集に努める。

公明党 寺内 憲資

質問

 桂浜公園での既得権益化した許認可事務の見直しを一貫して市長に求めてきたが、新たな指定管理者制度導入により、どのように見直したのか伺う。

答弁

 桂浜公園の指定管理者制度導入に当たり、従来の審査基準にあった「平成22年時点ですでに許可を受けているものであること」との基準を撤廃した。

質問

 この既得権益化した基準の見直しにより、地元浦戸住民が行う、うどん・あめゆなどのおもてなし販売やおもてなしイベント等が許可されるようになると理解するが、市長の見解を伺う。

答弁

 令和4年4月からは販売などの行為の許可権限を指定管理者に委任している。指定管理者の事業計画では地域の祭りや、様々な場面で地域住民との連携を図ることなど観光客のみならず、市民が日常的に訪れることができる交流拠点として桂浜を再生させることが提案されており、桂浜の自然や歴史、食の魅力を生かしたイベントが開催されることを期待する。

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8 人事議案

 6月定例会最終日の30日に、市長から監査委員、固定資産評価審査委員会委員の選任議案および人権擁護委員推薦についての諮問議案が提出され、それぞれ同意または異議なき旨答申しました。

 

監査委員

清水 修

下元 博司

固定資産評価審査委員会委員

尾崎 真紀

人権擁護委員

内川 由加

國澤 三夫

近藤 啓明

藤本 智子

森本 稔彰

山本 哲也

 

                                 目次へ

9 休憩室

 私事ですが、子どもがこの春、小学校に入学しました。小さい体に大きなランドセルを背負って登校する子どもたちの後ろ姿を見ていると、私たちはこの子らにどんな社会を手渡していけばいいだろうかと自問します。
 今議会では子どもの給食費支援の補正予算が承認されました。子どもが笑顔でいられる高知市を目指していかなくてはなりません。


(議会広報委員 島崎保臣)


                                                           目次へ

10 会派の意見(6月定例会を振り返って)

市民クラブ

 長引くコロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻、円安などによる物価高騰が市民生活を圧迫しています。6月議会では、昨今の物価高騰による給食材料費の値上がりに対し、新たな保護者負担無しに従来の質と量を保った給食を児童らに提供するため、市立の小中学校や保育所・民営保育所等に対し、食材高騰分を市が負担する補正予算を計上し、子育て世帯の支援を行うこととしました。
 また、水道料金も主に一般世帯を対象に、9月から12月検針分の基本料金の80パーセントを減免することとしました。
 当会派としては、市民生活の支援であるこれら施策を評価しますが、これらの施策では救済されない業種業態もあるはずで、そうした方々への配慮も欠かせません。

 

自由民主党・中道の会

 本議会開会までに、会派としても推進をしてきました「中小企業・小規模企業振興条例」が基金条例とともに可決されました。コロナ禍での各産業界や事業者への支援については、本市としても異例のことでしたので、この教訓を生かした条例制定は、今後の有事において効力を発揮するものと考えております。事業者の皆さまにとって生きた条例となるよう今後も注力してまいります。また私どもからも要望しておりました、市民の皆さまの生活の一助となる幼保、小中学生の給食費、水道代の減免につきましても全会一致で可決となりました。個人質問には平田議員清水議員が登壇しております。それぞれの紙面をご覧ください。

 

日本共産党

水道料金減免、給食費支援など、提案してきた物価高騰対策が実る

 コロナ禍やウクライナ危機に加え、円安を誘導するアベノミクスによって引き起こされた物価高騰は市民・事業者・生産者に重たい負担となってのしかかっています。
 5月に市長に対してコロナ対応(今回は物価高騰対応を含む)で15回目となる緊急要望を行い、水道料金減免や給食費支援を提案してきました。今議会の補正予算にはこれらの事業が含まれており、会派としても歓迎するものです。
 長年にわたって必要性を指摘し続けてきた中小企業・小規模企業振興条例が制定されたことも重要です。今後も実効性のある振興策の具体化に向けて提言を続けます。

 

公明党

国の補正予算を活用し市民生活を支える

 6月定例会では、高知市でも物価高や燃油高騰に対応できる国の予算を活用し、とりわけ学校給食費や保育・幼稚園等の副食費の値上げ回避や水道料金の負担減免などの支援策を確保することができました。市議会公明党は、今後の世界情勢の変化とコロナ禍を見据えながら市民生活が守られるようさらなる提案を行ってまいります。
 また、今議会で改編された常任委員会では、付託される議案審査に是々非々の立場で臨み、各事業が実効性のあるものになるよう積極的な議論を行ってまいります。

 

新こうち未来

小松の沼の土砂撤去を要請、「らんまん」での経済効果を高める取り組みを求める

 インフレが進む中で、給食費の支援や水道基本料金の低減について賛成。よさこい開催に踏み切ったことを歓迎する。今議会も「春野小松の沼違法開発」での土砂搬入について、氏原つぐしが土砂撤去を強く要請。「らんまん」では、予算計上がなかったことに不満。

清和クラブ

四国新幹線「待ったなし!」

 海治甲太郎議員は地方創生・経済発展のため総合的な交通ネットワークの形成を求め、今取り組まねばならないのが「四国新幹線の整備」であることを訴え、一丸となり声を上げることを求めました。

山嶽会

身近な課題を市政に反映

 高橋裕忠議員が本会議で登壇し、地域振興政策から社会資本整備の課題について質問・提案をいたしました。今後とも市民の皆さまの身近な声に耳を傾け、市政に着実に反映させてまいります。

 

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11 委員会の活動(5月1日から7月31日まで)

(1)常任委員会

予算決算常任委員会
6月定例会

 一般会計補正予算など5件の議案について、23日に、総務、経済文教、建設環境、厚生の各分科会で質疑を行った後、28日の全体会で討論・採決を行い、いずれも全員賛成で可決または承認しました。

7月臨時会

 一般会計補正予算について、27日に、総務、経済文教、厚生の各分科会で質疑を行った後、29日の全体会で討論・採決を行い、全員賛成で可決しました。

総務常任委員会
6月定例会

 23日に、市税条例等の一部改正議案など5件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決または承認し、陳情3件の結果を出しました。
 また、令和3年度の決算状況についてなど7件の報告を受けました。

経済文教常任委員会
6月定例会

 23日に、中小企業・小規模企業振興条例制定議案など5件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決しました。
 また、高知みらい科学館中期計画(案)についてなど5件の報告を受けました。

建設環境常任委員会
6月定例会

 23日に、地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正議案など3件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決しました。
 また、工事請負契約締結の報告についてなど4件の報告を受けました。

厚生常任委員会
6月定例会

 23日に、手数料並びに延滞金条例の一部改正議案など3件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決しました。
 また、指定管理者の指定候補者選定についてなど5件の報告を受けました。

 

(2)特別委員会

行財政改革調査特別委員会
7月19日

  今年度の取り組みについての協議を行いました。

まちづくり調査特別委員会
5月31日

 新図書館西敷地利活用事業についてなど3件の報告を受けました。

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12 第491回臨時会

 7月臨時会(第491回)を7月27日から29日までの3日間の会期で開催しました。
 市長からは、約3億3千万円でコロナ禍における原油価格・物価高騰対策として、ハウス園芸などの農業者への支援や、公共交通の利用促進に向けた経費などを計上した一般会計補正予算1件と、職員による不祥事に関して市長と両副市長の8月分の給与を減額する条例議案1件が提出され、いずれも全会一致で原案のとおり可決しました。
 また、議会事務局職員が関与する不祥事に対して、議長に支給する8月分の報酬月額を減額する条例議案を議員提案し、全会一致で原案のとおり可決しました。

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14 高知市議会からのお知らせ

(1)本会議映像の配信

 本市議会ホームページで、本会議および予算決算常任委員会全体会の映像を生中継および録画(過去1年間)で配信しています。
 会議日や質問議員名、発言内容の語句等からも検索できます。

本会議映像の配信はこちら

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(2)議会中継(ケーブルテレビ)

 定例会の本会議および予算決算常任委員会全体会の模様は、高知ケーブルテレビで生中継しています。

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(3)会議録の閲覧

 6月定例会本会議の会議録は9月上旬にできる予定であり、本庁舎1階の情報公開・市民相談センター、同3階の議会図書室でご覧になれます。
 また、高知市ホームページ上の会議録検索システムで、平成6年12月定例会以降の本会議の会議録をご覧いただけます。
 なお、平成19年4月以降の委員会の会議録もご覧いただけますが、少しでも早く閲覧できるよう、ホームページ上で同システムとは別に、完成した委員会記録から順次、PDFファイル形式で公開しています。

会議録検索システムはこちら

会議録検索システムに反映されていない委員会会議録はこちら

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(4)録画DVDの貸し出し

 本会議および予算決算常任委員会全体会の録画DVDの貸し出しを行っています。
 貸し出し準備に時間を要するため、ご希望の方はあらかじめ、議会事務局にお申し込みください。(電話番号823-9400)

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(5)請願書・陳情書の出し方

 市の行政などに対して意見や要望があるときは、請願書や陳情書を議会に提出することができます。請願書は市議会議員1名以上の紹介を必要としますが、陳情書はその必要がなく、審査は請願と同様に取り扱われます。
 請願書または陳情書は、議会事務局へ市議会議長宛てに1通提出してください。
 なお、定例会ごとに締め切りがあり、それを過ぎた場合は次の定例会での審査になりますので、ご注意ください。

請願(陳情)書 記載例

○年○月○日

高知市議会議長 ○○ ○○ 様

(代表者の)住所○○○○○○○○○○○○       

            (代表者の)氏名    (個人の)印

紹介議員氏名         印

※ 陳情は紹介議員不要です。

○○○に関する請願(陳情)

.   

趣旨・理由

※ 概ね800字以内で具体的かつ簡潔に記載してください。

 印(※)・・・署名(自署)の場合、捺印(押印)は必要ありませんが、ゴム印、パソコン等で氏名、代表者名を記載した場合、押印(個人印)をお願いします。

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(6)高知市議会だよりがアプリで読めます

 高知市議会だよりは、無料アプリ「マチイロ」を利用してスマートフォンなどで閲覧できます。「マチイロ」ではいつでもどこでも高知市議会だよりを読むことができ、発行月の1日に自動でスマートフォン等にお知らせが届く機能があります。

高知市議会だよりの無料アプリ配信(マチイロ)についてはこちら

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15 会派の構成と電話・ファクス番号

会派の構成と電話・ファクス番号

会派名

人数

電話番号

ファクス番号

市民クラブ

8人

823-9402

802-3055

自由民主党・中道の会

7人

823-9401

873-0121

日本共産党

7人

823-9404

823-9558

公明党

6人

823-9403

871-2485

新こうち未来

3人

823-9406

822-8119

清和クラブ

1人

821-9020

823-9350

山嶽会

1人

821-9070

823-9350

※ 清和クラブ、山嶽会のファクス番号は議会事務局直通です。

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16 編集後記

 市議会だより前回号は、本市にもゆかりのある漫画家、黒江S介先生(「サムライせんせい」の原作者)の作品である、日曜市の風景を表紙に使わせていただきました。市議会だよりでは初めてとなるアニメタッチの表紙でしたので、どのような反応があるのかドキドキしておりましたが、多くの好評価の声が届き、広報委員会としても大変うれしく、胸をなで下ろしたことです。今後も手に取りやすい表紙と紙面を心掛けてまいります。

(議会広報委員)


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