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高知市議会だより221号(HTML版・令和3年6月1日発行)を発行しました

議会だより221号表紙

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本文

1 3月定例会の概要

 3月定例会(第483回)を3月5日から26日までの22日間の会期で開催しました。
 開会日には、行財政改革調査特別委員会、南海地震等災害対策調査特別委員会およびまちづくり調査特別委員会が中間報告を行いました。その後、市長が令和3年度一般会計予算など64件の議案について提案理由説明を行いました。
 10日から18日までの質問では、代表質問に5人、個人質問に17人が立ち、新型コロナウイルス感染症対策、財政運営、新図書館西敷地利活用、健康福祉行政、教育文化行政などについて、活発な質問戦を展開しました。
 

市長提出議案

 18日には、副市長の選任議案が追加提案され、全会一致で同意しました。また、継続審査となっていた文化プラザ長寿命化整備事業請負契約締結議案を全会一致で原案のとおり可決しました。
 最終日には、18日に追加提案された市長等の給与、旅費等に関する条例の一部改正議案など65件の議案について、全会一致または賛成多数で、全て原案のとおり可決しました。また、固定資産評価審査委員会委員の選任議案が追加提案され、全会一致で同意しました。

議員提出議案

 報酬並びに費用弁償条例の特例に関する条例制定議案など3件の議案を提出し、いずれも全会一致で原案のとおり可決しました。
 意見書議案では、選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書議案など8件の議案を提出し、うち1件を賛成多数で可決しました。

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2 第482回臨時会の概要

 新型コロナウイルス感染症対策等に係る国の3次補正予算が成立したことなどにより、2月臨時会(第482回)を12日から15日までの4日間の会期で開催しました。
 市長から、約8億8千万円で市民への感染拡大防止対策や、深刻な状況にある本市中小企業等の事業継続の支援などを行う補正予算3件と、高齢者用の接種クーポン券の印刷発送業務などに係る令和2年度一般会計補正予算についての市長専決処分の承認議案および文化プラザかるぽーとの長寿命化整備事業に係る請負契約締結議案が提案されました。
 15日に、補正予算3件と市長専決処分の承認議案を、いずれも全会一致で原案のとおり可決または承認しました。
 また、かるぽーとの長寿命化整備事業に係る請負契約締結議案は、継続審査としました。

 

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3 議長を選出

 3月8日に、田鍋剛前議長がご逝去されました。
 12日に後任の議長を決める選挙を行い、和田勝美議員を選出しました。

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4 代表質問

(1)3月10日(深瀬 裕彦、細木 良)

市民クラブ 深瀬 裕彦 
令和3年度予算

質問

 予算編成に苦心や工夫された点は。令和4年度以降の財政運営の展望はどうか。

答弁

 感染症対策経費や高知市型共生社会の実現や南海トラフ地震対策などの政策課題を進めるための財源確保に腐心した。税収減4パーセントながらも普通交付税の増額が見込まれ、国の有利な起債を活用しつつ、財政調整基金などを取り崩し、なんとかやりくりできた。公債費負担が低減してくる令和7年度ごろまでは、慎重な財政運営が続く。

質問

 延長となった緊急防災・減災事業債を活用して、貧弱な避難路を頑丈なものにしてはいかがか。

答弁

 訓練や津波避難計画を検証しながら、適宜対応していく。

地域共生社会実現への取り組み

質問

 市長の提案説明で述べられた重層的支援体制整備事業とはどういうものか。

答弁

 今年4月から施行される改正社会福祉法に新たに盛り込まれたもので、あらゆる属性、世代を問わない包括的な相談支援や地域づくりを目的として、行政と地域の力を合わせ、セーフティーネットの強化を図るもの。

水道事業

質問

 外国では、民営化した水道事業の再公営化が相次いでいる。高知市の水道事業は民営化すべきでない。今後の展望はどうか。

答弁

 完全民営化はもとより、「コンセッション方式」についても検討を行う時期でない。令和元年度までの3年間については、経営戦略の推計を上回る黒字を確保するなど、健全な経営となっている。7年度に見込んでいた料金改定は避けられる見通しである。

公共施設におけるAED設置

質問

 「AEDの適正配置に関するガイドライン」に照らし、設置状況に改善すべき点と方向性について聞く。

答弁

 学校においては、学校管理下と住民の土日、夜間の使用が可能なオープンな場所に設置されているのは、4校。55校が、盗難や風雨による故障の心配から学校施設内に設置。今後、住民の利用も踏まえた設置場所について、学校と協議していく。

日本共産党 細木 良
コロナ対策(1) ワクチン接種

質問 

 高齢者や障害者への接種に際しては配慮すべきでは。

答弁

 かかりつけ医での個別接種を基本とし、外出できない入院患者や入所者、中山間地域の皆さまには巡回接種を検討している。

コロナ対策(2) 市民の孤独解消

質問

 地域共生社会の重要課題である孤独問題解消について聞く。

答弁

 自殺防止をはじめ、支援が必要な市民を孤立させないよう「重層的支援体制」構築など包括的な体制整備を進め、地域におけるつながり強化など、全庁を挙げて取り組む。

放流同意金問題

質問

 市民への情報開示と今後の問題解決に向けてどう取り組むか。

答弁

 任意的な協力金が強制的なものと受け止められている要因は改善する。浄化槽設置手続きにおいて同意書添付が必要ない旨の文書を業者に送付、市民にはホームページ等を通じ周知を図る。

動物愛護センター

質問

 有利な補助金や寄付を活用し、民間の土地を含め広く適地を検討し、設置を急ぐべきでは。

答弁

 財源確保が最重要課題。早期の完成に向けて、候補地が決まり次第、鋭意整備を進める。

個別避難計画「マイプラン」

質問

 比較的元気な高齢者が自ら作成する「マイプラン」について、きめ細かな作成支援を。

答弁

 記入方法を簡素にし、地域の支援者と行政、関係機関が連携し、個別に支援を行う。

ジェンダー平等

質問

 「森発言」の教訓を市の「男女共同参画推進プラン2021」にどう生かすか。

答弁

 「森発言」は、女性への差別意識が日本社会に根強く残っていることを国内外に知らしめることになった。本市は誰もが社会の対等な構成員として互いに責任を分かち合い、個性と能力を発揮できる社会を目指していきたい。

ブラック校則

質問

 地毛証明提出や下着の色指定等人権に関わる校則があれば、子どもの権利を保障した改正を。

答弁

 本市には人権侵害の校則はない。校則の改正は生徒と教師が意見を交わして行うものと考える。

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(2)3月11日(竹村 邦夫、寺内 憲資)

自由民主党・中道の会 竹村 邦夫
自衛隊との連携による防災対策

質問

 退職自衛官を任用し、災害対策の強化に努めている自治体もあるが、本市の取り組みを聞く。

答弁

 本市では、実践経験を生かした災害対応や防災訓練の実施、応急救助機関との連携を推進するため、平成30年度から退職自衛官を防災対策監として任用している。
 災害時には、避難情報の発令検討など中枢業務を担うほか、平時には、災害対策本部の図上訓練や総合防災訓練の企画、運営を行っている。
 また、自衛隊を含めた関係機関との意見交換会を実施するなど関係強化を図っており、災害支援活動の充実につながっている。

財政の健全化に向けて

質問

 これまでの財政危機は、職員が一丸となって取り組み、成果を上げてきたが、現状の財政危機をどのように脱するのか。

答弁

 新型コロナウイルス感染症により、国・地方ともに未曽有の財政危機を迎えている。ワクチン接種という明るい材料も見え始めたが、地域経済の急激な回復は想定し難く、財政の先行きは不透明さを増している。
 このため、毎年度の状況に応じて収支推計を見直しながら、財政健全化プランに基づく歳入確保策や事務事業の見直しを徹底し、慎重な財政運営を継続する。

桂浜の再整備

質問

 桂浜の再整備は、「お客さまをお迎えする」施設であることが最重要と考えるが、市長の再整備にかける思いを聞く。

答弁

 桂浜公園は、観光客の滞在時間の短さが課題となっている。今回の再整備により、公園全体の魅力を向上させ、回遊性を高める取り組みにより、観光客の滞在時間を延ばし、新たなコンテンツをゆっくりと楽しんでいただきたいと考えている。
 平成27年4月にまとめた桂浜公園基本構想に掲げる「桂浜の貴重な自然景観と歴史資源を活かし、学びや憩い、楽しみがあふれる公園として再生します」という基本理念のもと、関係機関と連携しながら、観光客だけでなく、市民や地域の皆さんに愛される公園づくりを目指し、再整備を進める。 

公明党 寺内 憲資
公明党は、大規模震災や大規模風水害等の自然災害に対して、市民の安全を確保し、被害を最小限度に食い止めるためには、地域の建設土木事業者の協力が必要不可欠となっていることから、地域を守る建設土木事業の担い手を育てる公共工事の平準化について、次のとおり質問を行いました。

質問

 ゼロ市債の活用について、現状と今後の方針を中澤副市長に伺う。

答弁

 本市は現在のところ、ゼロ市債の実績はない。ゼロ市債の代わりに積算の前倒しを実施し、年度の早い時期から工事発注に努めているところであり、令和元年度と2年度の実績を比較すると、4月から6月に開札を行った工事はそれぞれ91件および109件となっている。工事の平準化を示す平準化率については、国土交通省から地域独自目標等が示されており、元年度の地域独自目標60パーセントに対して、本市は62パーセントとなっている。今後の取り組みとしては積算の前倒しに加え、新たな手法としてゼロ市債の活用についても検討する必要があると考えており、他都市の取り組み状況などの調査、検証をするとともに、庁内関係部署との協議を進めてまいりたい。

質問

 工事着手選択可能期間を定め、ゆとりある工事を促すフレックス工期契約制度や早期契約制度を活用しての公共工事の柔軟な工期設定について、現状と今後の方針を都市建設部長に伺う。

答弁

 フレックス工期契約制度については、工事の完成時期が確定できないことなどの課題もあり、本市では活用できていない。余裕期間を設けて、工期の始期を発注者があらかじめ指定する早期契約制度については、工事発注が重なったことにより、受注者が技術者の確保が困難となり、応札者のいない入札不調の発生した工事について早期契約制度と同様の発注者指定方式により、対応した事例はある。しかしながら、フレックス方式の活用についても、国や県、他都市の取り組み状況や建設業界の意見を伺いながら活用についての研究をしてまいりたい。
とそれぞれ前向きな答弁がありました。

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(3)3月12日(氏原 嗣志)

新こうち未来 氏原 嗣志
コロナ禍のワクチン接種予算をはじめ重要案件が山積みの当初議会。一方で度重なる職員の不祥事、桂浜荘、かるぽーと大改修等の課題、主人公は市民の視点で質問

質問

 ワクチン接種について聞く。

答弁

 接種は、かかりつけ医や近隣の医療機関、施設に入所している高齢者は当該施設で接種できるように、関係機関と調整している。

質問

 図書館西敷地は、多くの市民が求める広場機能として活用するために、勇気ある撤退をすべきと考えるが、所見を聞く。

答弁

 基本的な考え方は変わっておらず、令和4年度中の着工に向け事業を進める。

質問

 桂浜荘の方向性を聞く。

答弁

 令和6年度までの指定期間を短縮し、一時休館することも含め、指定管理者と協議している。

質問

 町内会への1パーセント支援の実現性について、明確な答弁を求める。

答弁

 令和3年度は試行運用(予算額200万円)し、その状況を踏まえ、本格的な制度設計を行う。

質問

 厳しい財政状況の中で、基本的な財政運営について聞く。

答弁

 財政状況は厳しさと不透明さを増しているが、新型コロナウイルス対策、共生社会の実現、南海トラフ地震対策を3本柱に全庁を挙げて取り組んでいく。

質問

 土地保全条例について、10年以上前から制度改正を訴えてきたが、今回の改正案について聞く。

答弁

 工事期間の上限を原則5年、罰則を1年以下の懲役または50万円以下の罰金へ強化するもの。

質問

 高知海岸、花海道愛宕病院分院付近、高知新港など、沿岸部の防災対策について聞く。

答弁

 地震の揺れから身体を守り、揺れが収まってすぐに避難行動を開始すれば、津波から間に合う緊急避難場所を確保している。

質問

 平和台団地の下水処理、建築協定について聞く。

答弁

 令和3年度から整備手法の検討に着手し、6年度末までに公共下水道に接続する。
 建築協定の見直しは、住民が主体となって合意に向けた取り組みを進めることが重要と考える。

その他、国保料の保険料率の据え置き、不安が残る新食肉センターの経営収支などを質問。

 

 

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5 個人質問

(1)3月15日(はた 愛、甲木 良作、清水 おさむ、川村 貞夫、神岡 俊輔)

日本共産党 はた 愛
市営住宅の空き家改善へ

質問

 市営住宅がリフォームされず貸せない状態だと改善を求める。

答弁

 市営住宅の空き家率が市全体で11パーセント、小高坂地区で23パーセント、今後は予算を確保し、空き家解消に取り組むと約束。

将来に禍根を残すかるぽーと修繕工事契約

質問

 大成建設はリニア中央新幹線新設工事で公正取引法違反の有罪判決を受け、裁判長は「主導」と認定。控訴中だが、有罪・首謀者が確定した時の行政の対応は。

答弁

 契約後、首謀者が確定した場合は指名停止措置を検討する。

市民クラブ 甲木 良作
子育て支援について

質問

 本市では、この3月に東部子育て世代包括支援センターを開設しましたが、今後の妊娠・出産に対する支援について伺う。

答弁

 本市では東部子育て世代包括支援センターを3月1日に開設し、妊娠届け出の受理、母子健康手帳の交付について、地域窓口センターでの取り扱いを終了し、4月1日からは子育て世代包括支援センターに集約する。
 これにより、専門職による妊婦全数面接がスタートすることとなり、妊娠期からの切れ目ない支援の入口部分が完成する。

自由民主党・中道の会 清水 おさむ
高知競馬と食肉センター事業

質問

 過去最高売り上げが予想される高知競馬からの分配金を食肉センター事業予算に活用すべきではないか。

答弁

 利益配分金については、過去の経緯や他場の状況なども踏まえて、適切な配分となるよう、強い意志をもって競馬組合に働きかけてまいります。
 また、この財源については、高知県中央食肉公社の解散に当たっての資金不足を負担する場合や、新食肉センター整備費負担額への充当も選択肢の一つと考えております。

新こうち未来 川村 貞夫
低炭素社会の構築

質問

 環境負荷の小さな本市の地の利を生かせないか。

答弁

 森林はCO2の吸収源であり、再生可能なエネルギー源としての価値もあることから、適正な管理と利用が重要だと考えている。

桂浜の再整備

質問

 小学校の遠足等でお世話になった桂浜は、公園内の移動手段が重要ではないか。

答弁

 桂浜公園は、22.5ヘクタールと広く、高低差があることから、園内の回遊性向上、バリアフリー観光の推進からも、移動手段は重要であると認識している。

市民クラブ 神岡 俊輔
高齢ドライバーへの免許返納促進策の是非について

質問

 本市のような公共交通が脆弱(ぜいじゃく)な都市で、高齢ドライバーに運転免許返納を促すことが正しい選択か。他県では、高齢ドライバーに対し、運転継続へ手厚い支援をする自治体もある。また、免許返納後の移動手段の確保も必要では。

答弁

 本年度は、免許の自主返納を促す事業やサポカー購入補助等を実施した。高齢者の事故防止は、自身の状態を客観的に認識することが重要であり、ご指摘の、他県の取り組みや警察等の関係機関にも協力を求め、研究を進める。

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(2)3月16日(海治 甲太郎、島崎 保臣、山根 堂宏、戸田 二郎、高橋 裕忠)

清和クラブ 海治 甲太郎 

質問

 河川洪水氾濫や大規模自然災害から市民を守る高知市防災システムの充実とともに、災害時における建設業協会等との連携や体制づくりを問う。

答弁

 市長は、様々な災害経験を積み各種対策の実効性を高めていくと述べ「河川の氾濫は発生するものだ」という認識を持って、ためらわず自分の命を守る避難行動をとることを市民に要請。また、建設業者等とは「災害協定」に基づく要請とともに臨機応変に対応できる体制づくりと業者選定を約束、日頃から建設業界との関係づくりに努めることを約束された。

日本共産党 島崎 保臣
弥右衛門公園の駐車場について

質問

 人気も高く休日は満車状態。駐車場を拡張する考えはありませんか。

休日の弥右衛門公園の写真

休日の弥右衛門公園の駐車場の様子

答弁

 公園利用者から「公園以外に駐車場がないか」などの意見も寄せられています。
 拡張については、公園機能を損なうなど整理すべき課題があります。

公明党 山根 堂宏
市有墓地・市有納骨堂の管理

質問

 近年、無縁墓の増加や墓地と納骨堂の管理は全国的な社会問題となっており、市有墓地等の早急な管理計画の策定を提言する。

答弁

 墓は長年にわたり、先祖を祭ってこられた人の尊厳に関わる大切な存在である。市有の地区墓地等を含め、無縁墓など縁故者や継承者の調査作業の予算や人員など多くの課題がある。今後は、複数年の管理計画の策定を検討し、優先順位をつけながら市有墓地の適正管理を図るとともに、利用者が気持ちよく墓参りできるよう運営管理を適正に図っていく。

新こうち未来 戸田 二郎
国民宿舎「桂浜荘」への支援金

質問

 令和2年度の支援金合計は7780万円。休館の時期を示せ。

答弁

 休館に向け、早期の合意を目指す。

放流同意金を黙認し続けた高知市

質問

 土地改良区による浄化槽の放流同意金問題は、本市の責任は重いのでは。

答弁
 市民の皆さまに誤解を与えることになり、反省している。

公文書偽造、職員への懲戒処分

質問

 都市計画マスタープラン決裁文書偽造は市長以下処分なし。職員への処分は容赦なく不公平だ。

答弁

 組織として適正に判断した。

山嶽会 高橋 裕忠
環境政策について

質問

 家庭や企業が設置している太陽光発電パネルの適正な管理や廃棄に向けた本市の対応を問う。

答弁

  (環境部長)太陽光発電は平成24年に固定価格買い取り制度が開始されてから急速に普及が進んでおり、管理や廃棄時の課題が指摘されています。
 一定以上の太陽光発電設備を設置する事業者には廃棄費用の外部積立制度が開始される予定であり、事故が生じた場合は国への報告義務が課されております。社会全体で適正な管理が構築されるよう市としても留意してまいります。

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(3)3月17日(横山 公大、西森 美和、迫 哲郎、下元 博司、高木 妙)

自由民主党・中道の会 横山 公大
スポーツ振興について

質問

 高知ユナイテッドSCの功績に対し、今後の支援について問う。

答弁

 Jリーグ昇格ともなれば、各試合において本市が広く紹介される。資金面についても紹介のあった手法を参考に検討していく。

高知市PR大使について

質問

 高知市PR大使の展開と可能性について松島副市長に問う。

答弁 

 県外に流出している特に若い世代への発信を強化し、本市の情報を届けることに意識していく。関係人口増、地域振興ならびに本市職員のスキルアップにも努める。

公明党 西森 美和
ワクチン接種体制整備について

質問

 10万円の給付金事務では初動体制や人事の在り方が課題であったが中澤副市長に進捗(しんちょく)を聞く。

答弁

 全庁的な人員調整とアウトソーシングを組み合わせるなど円滑な接種体制の構築を進めていく。

質問

 同給付金では市長の発言と現場に乖離(かいり)があったため情報の一元化と市民への情報発信について改善を求めてきた。住民目線の情報共有について松島副市長に聞く。

答弁

 現場の声をいかに吸い上げ改善を施すかが組織としても問われている。庁内で情報共有した上で、迅速に正確に発信していく。

日本共産党 迫 哲郎
西敷地問題 規定どおりの業者負担を曲げないと明言せず

質問

 西敷地事業の再公募について、前回は業者負担とした埋蔵文化財包蔵地の調査経費は、今回はどうするのか。

答弁

 今回の負担の在り方について検討している。

値上げの根拠となる給付費が増大する見込みが適正かをただす

質問

 介護保険料値上げの理由として、要介護者が3年で1400人増えるとのこと。介護度の高い方はこの3年でどうだったのか。

答弁

 計画より、3年で696人少なくなっている。

日本共産党 下元 博司

質問

 「小松の沼」埋立の現状と今後の対応、条例改正の内容は。

答弁
 是正回答以降も埋め立てが進んでいる。指導に従わない場合は法的措置も視野に対応。条例は罰則強化と工期を5年以内に設定。

質問
  「ためらわず」申請できるよう生活保護ホームページ改善を。

答弁
 誤解を生まないよう国を参考に早急に見直す。(改善済み)

質問
 土地改良区放流金問題の経過を明らかにし、謝罪を。

答弁
 慣習的に本市が協力金のお願いをしたことは誤解を与えかねない表現であり、申し訳なく思っている。反省しおわびする。

公明党 高木 妙
市議会公明党では、日本版「ネウボラ」構想のもと高知市でも妊娠・出産・育児の切れ目のない子育て支援を求めてきた。それにより、宿泊型の産後ケアの実施や、妊婦の全数面接も始動。

質問

 令和3年度より開始される多胎家庭支援事業について伺う。

答弁

 1歳未満の多胎児のいるご家庭に対し、育児サポーターを派遣し、「育児支援」「見守り支援」「外出支援」などを行う。利用上限30時間。料金は無料。

質問

 デイサービス型の実施は。

答弁

 実施に向け準備を進めていく。

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(4)3月18日(下本 文雄、岡崎 豊)

日本共産党 下本 文雄

質問

 「特別障害者手当」とはどのような制度か聞く。

答弁
 在宅で生活する特別障害者(日常生活において常時特別な介護が必要な人)に対して月額2万7350円の手当を支給する国の制度。障害者手帳や介護認定とは別に、国の認定基準をもとに医師の診断書により判断する。

質問
 要介護4や5の方への周知がされていないのではないか。

答弁

 介護保険との十分な連携が取れず反省している。今後は介護保険利用の手引きに掲載し、ケアマネージャー等にも協力いただき、必要な方に周知する。

市民クラブ 岡崎 豊
障がい者就労支援事業での生産活動補助金について

質問

 市民クラブが実施したアンケート調査で、障がい者就労支援事業所等での、利用者の工賃が安定していないことが判明した。
 生活の安定のためにも、4月以降も継続した生産活動補助金の支給を求める。

答弁

 不況下で、少なからず、利用者の工賃への影響も考えられる。12月までの支給実績や、1月から3月までの推移を分析して、生産活動補助金の支給について検討すると、担当部長は答えた。

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6 休憩室

  高知市民なら一度は訪れたことのある桂浜水族館。実は全国で2番目に古い歴史があることをご存じでしょうか。民間水族館だと日本一だそうです。今その奮闘に注目が集まっており、イメージキャラクターおとどちゃんが発信するツイッターも高知では一番の発信力。ネットでもリアルでも楽しめる水族館。いろんなアイデアは何かのヒントになるかもしれませんね!


(議会広報委員 横山公大)

                                 目次へ

7 委員会委員の変更等

 和田勝美議員が議長に選出されたことに伴い、常任委員会委員等の一部を変更しました。
主な変更内容は、竹村邦夫議員が総務常任委員会から建設環境常任委員会に所属変更、また、同議員が議会運営委員会副委員長となりました。

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8 会派の意見(3月定例会を振り返って)

市民クラブ

コロナ禍で市税収入大幅減
   財政運営に厳しさ増す

 令和3年度当初予算の歳入について、市長は「コロナ禍で市税収入の大幅減が見込まれ、財政調整基金などを取り崩し、国の交付金等の活用により財源を確保した」としました。しかし、一般家庭の貯金に当たる基金は底を尽き、財政の硬直化が顕著になりました。
 今年度は急激な景気回復による税収増は期待できないことから、市民生活に支障が出ないよう、慎重かつ効果的な財政運営が求められます。
 また、都市計画マスタープランの事後決裁や職員による決裁文書偽造など、公私にわたる不祥事が後を絶たない状態ですが、職員が孤立しないで各々の能力を発揮できるような職場となるよう、事務執行の在り方についても、チェックしていかなくてはなりません。

 

日本共産党

介護・国保の値上げ案に反対!
選択的夫婦別姓意見書採択を歓迎

 本年4月から65歳以上の人の介護保険料を値上げする条例改正と国保料の賦課限度額を98万円に引き上げる条例改正は、コロナ禍の市民生活をさらに追い詰めるものであり、容認できません。値上げを回避する修正案を提出しましたが、賛成少数でした。
 予算決算常任委員会では、市民活動への新たな補助金について、制度設計が不十分であることから予算を削除する修正案を提出。他会派からも賛同を得ましたが、過半数にはならず否決されました。
 市民からの請願(選択的夫婦別姓の導入を求める意見書)が採択されたことを心から歓迎します。

 

自由民主党・中道の会

 代表質問に竹村邦夫会派代表、個人質問には清水おさむ議員、横山公大議員が登壇いたしました。
 財政、新型コロナ対策、経済対策等を中心に、それぞれの視点で言及し答弁を引き出しております。詳しくは各人の欄をご覧ください。
 本市職員の不祥事が相次いでおり、当会派では「適正な業務執行及び綱紀粛正を求める申し入れ」を市長及び両副市長に直接手渡し、懲戒処分を含め市民が納得し得る対策を講じ、経過や結果は所管委員会に適時適切の報告、また再発のないよう強く要請しております。
 また本定例会において議長選挙が執り行われ、当会派の和田勝美議員が第115代議長に就任しましたことをご報告いたします。

 

公明党

令和3年度予算執行に望む

 東日本大震災より10年を迎えた令和3年度予算編成は、コロナ禍により市税収入が大きく減収する中、「高知市型共生社会」を支えるために市民税の1パーセントを還元する予算や、新型コロナウイルス対策、南海トラフ地震対策など大きな3本柱の下で構成された予算でした。
 公明党では、予算執行について市民サービスの低下とならないよう各事業について厳しい指摘を行い、新型コロナワクチン接種についても、市民の方々の不安を払拭する相談体制の充実や、事務執行体制整備、ワクチン接種の安全な実施を求めました。

 

新こうち未来

新図書館西敷地の利活用と国民宿舎「桂浜荘」の在り方を検討するべき

 オーテピア西敷地利活用に関する公募プロポーザル等がコロナの影響で大幅に遅れている。一方、桂浜荘は、観光客が極端に減少したことで、存続の危機。両者ともに、立ち止まって、市民と共に在り方を検討するべき。(新こうち未来は、広場と休館を求める。)

 

山嶽会

多様な声を市政に反映

 高橋裕忠議員が委員会での質疑を通じ、当初予算や行政の運営について質問・提案をさせていただきました。今後とも市民の皆さまの多様な声に耳を傾け、市政に反映させてまいります。

 

清和クラブ

水災害に備え防災対策の徹底を

 海治甲太郎議員が鏡ダムの緊急放流など河川の洪水氾濫に備え関係機関の連携と防災対策の徹底を求めた。災害対応空白地帯をつくらないため、建設業者を守る工事発注・入札契約方式を求めた。

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9 委員会の活動(2月1日から4月30日まで)

(1)常任委員会

予算決算常任委員会
2月臨時会

 一般会計補正予算など4件の議案について、12日に、総務、経済文教、建設環境、厚生の各分科会で質疑を行った後、15日の全体会で討論・採決を行い、いずれも全員賛成で可決または承認しました。

3月定例会

 一般会計予算など23件の議案について、18日、19日に、総務、経済文教、建設環境、厚生の各分科会で質疑を行った後、24日の全体会で採決を行い、一般会計予算は、総務管理費を減額する修正案を賛成少数で否決した後、原案を賛成多数で可決、手数料並びに延滞金条例の一部改正議案は、修正案を賛成少数で否決した後、原案を全員賛成で可決しました。
 また、水道事業会計予算は賛成多数で、そのほかの議案については、いずれも全員賛成で可決し、一般会計予算に対する附帯決議案を賛成少数で否決しました。

総務常任委員会
 3月定例会

 19日と22日に、包括外部監査契約締結議案など4件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決し、請願1件、陳情3件の結果を出しました。
 また、2011高知市総合計画後期基本計画第1次実施計画(案)についてなど5件の報告を受けました。

経済文教常任委員会
2月臨時会

 12日に、文化プラザ長寿命化整備事業請負契約締結議案の審査を行い、継続審査としました。

2月15日

 土地改良区における放流協力金について報告を受けました。

3月4日

 継続審査となっていた文化プラザ長寿命化整備事業請負契約締結議案について審査を行い、賛成多数で可決しました。

3月定例会

 19日と22日に、都市公園条例の一部改正議案など9件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決しました。
 また、市立学校における少人数学級編制に係る対応についてなど8件の報告を受けました。

 

建設環境常任委員会
 3月定例会

 19日に、土地保全条例の一部改正議案など6件の議案の審査を行い、いずれも全員賛成で可決しました。
 また、屋台施策の検討についてなど4件の報告を受けました。

 

厚生常任委員会
3月定例会

 19日に、養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正議案など23件の議案の審査を行い、国民健康保険条例の一部改正議案、介護保険条例の一部改正議案は賛成多数で、その他の議案はいずれも全員賛成で可決しました。
 また、高知市高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画についてなど2件の報告を受けました。

 

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(2)特別委員会

行財政改革調査特別委員会
2月25日

 新庁舎建設事業についての報告を受けました。また、中間報告についての協議を行いました。

3月定例会

 本会議で、外部監査の指摘事項への対応に関する件などについて中間報告を行いました。

まちづくり調査特別委員会
2月19日

 立地適正化計画の見直しについてなど2件の報告を受けました。

3月定例会

 本会議で、中心市街地活性化に関する件などについて中間報告を行いました。

4月15日

 新図書館西敷地利活用事業サウンディング型市場調査結果についての報告を受けました。

南海地震等災害対策調査特別委員会
2月4日

 避難行動要支援者対策事業(令和2年度モデル地区の取組報告)など2件の報告を受けました。
 また、中間報告についての協議を行いました。

3月定例会

 本会議で、高知市強靱化計画の策定などについて中間報告を行いました。

 

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11 人事議案

 3月定例会の18日に、市長から副市長の選任議案が提出され、同意しました。また、最終日の26日に市長から固定資産評価審査委員会委員の選任議案が提出され、同意しました。

副市長

 中澤 慎二

固定資産評価審査委員会委員


 氏原 光隆

 公文 一聡

 田村 忍

 長山 洋一

 西 宏章

 西川 博文

 山本 直子

 山本 洋子

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12 令和2年度議会情報公開制度・個人情報保護制度利用状況

 議会情報公開制度・個人情報保護制度の利用状況をお知らせします。

議会情報公開制度の利用状況

 公開請求の状況        なし

議会個人情報保護制度の利用状況

 (1)開示請求、訂正請求、利用停止請求の状況        なし
 (2)苦情、相談の件数       なし

 

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13 高知市議会からのお知らせ

(1)本会議映像の配信

 本市議会ホームページで、本会議および予算決算常任委員会全体会の映像を生中継および録画(過去1年間)で配信しています。
 会議日や質問議員名、発言内容の語句等からも検索できます。

本会議映像の配信はこちら

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(2)会議録の閲覧

 3月定例会本会議の会議録は6月上旬にできる予定であり、本庁舎1階の情報公開・市民相談センター、同3階の議会図書室でご覧になれます。
 また、高知市ホームページ上の会議録検索システムで、平成6年12月定例会以降の本会議の会議録をご覧いただけます。
 なお、平成19年4月以降の委員会の会議録もご覧いただけますが、少しでも早く閲覧できるよう、ホームページ上で同システムとは別に、完成した委員会記録から順次、PDFファイル形式で公開しています。

会議録検索システムはこちら

会議録検索システムに反映されていない委員会会議録はこちら

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(3)録画DVDの貸し出し

 本会議および予算決算常任委員会全体会の録画DVDの貸し出しを行っています。
 貸し出し準備に時間を要するため、ご希望の方はあらかじめ、議会事務局にお申し込みください。(電話番号823-9400)

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(4)請願書・陳情書の出し方

 市の行政などに対して意見や要望があるときは、請願書や陳情書を議会に提出することができます。請願書は市議会議員1名以上の紹介を必要としますが、陳情書はその必要がなく、審査は請願と同様に取り扱われます。
 請願書または陳情書は、議会事務局へ市議会議長宛てに1通提出してください。
 なお、定例会ごとに締め切りがあり、それを過ぎた場合は次の定例会での審査になりますので、ご注意ください。

請願(陳情)書 記載例

○年○月○日

高知市議会議長 ○○ ○○ 様

(代表者の)住所○○○○○○○○○○○○       

            (代表者の)氏名    (個人の)印

紹介議員氏名         印

※ 陳情は紹介議員不要です。

○○○に関する請願(陳情)

.   

趣旨・理由

※ 概ね800字以内で具体的かつ簡潔に記載してください。

 

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(5)高知市議会だよりがアプリで読めます

 高知市議会だよりは、無料アプリ「マチイロ」を利用してスマートフォンなどで閲覧できます。「マチイロ」ではいつでもどこでも高知市議会だよりを読むことができ、発行月の1日に自動でスマートフォン等にお知らせが届く機能があります。

高知市議会だよりの無料アプリ配信(マチイロ)についてはこちら

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(6)お知らせ

 田鍋剛議員が去る3月8日逝去(享年62歳)されました。
 平成19年5月初当選以来、連続4期市議会議員として市政に参画され、この間、議長、副議長、建設・厚生の各常任委員会委員長、市監査委員等を歴任され、市政の発展に多大な功績を残されました。
 ここに謹んで哀悼の意を表します。

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14 会派の構成と電話・ファクス番号

会派の構成と電話・ファクス番号

会派名

人数

電話番号

ファクス番号

市民クラブ

8人

823-9402

802-3055

日本共産党

7人

823-9404

823-9558

自由民主党・中道の会

7人

823-9401

873-0121

公明党

6人

823-9403

871-2485

新こうち未来

3人

823-9406

822-8119

山嶽会

1人

821-9070

823-9350

清和クラブ

1人

821-9020

823-9350

※ 山嶽会、清和クラブのファクス番号は議会事務局直通です。

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15 編集後記

  この「議会だより」が皆さんのお手元に届くころは立夏も過ぎ、梅雨入りを迎えているかもしれませんね。街中では、日常のマスク姿もすっかり定着してきましたが、湿度が高くなるとうっとうしさも倍増します。
 さて、本紙は昨年のリニューアル後、各議員の質問中の動画が見られるよう、名前の下にQRコードを掲載しています。議事録では分からない生の議員の姿をぜひご覧ください。

(議会広報委員)
                                                                     

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