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文化財情報 有形文化財 工芸品 文殊菩薩座像懸仏

指定

高知県指定 有形文化財 工芸品 指定年月日 平成11年 4月27日

名称

文殊菩薩座像懸仏

所在地・所有者

高知市五台山・竹林寺

解説

 銅鋳、鏡板径105.0cm、像高22.3cm、1654(承応3)年

 厚さ10.0cmの檜の板三枚を縦に矧ぎ、表に鏡板四枚を合わせ目が十文字になるように張って鏡板とする。周縁に覆輪を施し、内外区を分ける箱型の圈線をめぐらして、内区中央に文殊菩薩坐像を据える。
 像は厚肉鋳製の丸彫像で、頭上に五つの髻(五髻)を結い、天冠台上に別製の宝冠を戴く。面長な顔に伏目の引き締まった面相を刻む。 光背は輪光背である。蓮台は木心の上に金銅板を張り、打ち出しの連弁を四段(魚鱗葺)に釘留めする。蓮台下には鋳銅製の獅子を、その下の岩座を置く。
 本懸仏は、本堂(文殊堂)の外陣正面(中央)の上方に懸けられている。