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文化財情報 有形文化財 石造 燈籠

指定

高知市指定 有形文化財 指定年月日 昭和 56年 12月 5日

名称

石造 燈籠

所在地・所有者

高知市春野町弘岡下・妙喜寺観音堂

写真


石造 燈籠

解説

 燈籠(とうろう)は神仏へ献灯するための風除けの覆いです。この石燈籠は地上に置く置燈籠(台燈籠)で、宝珠・笠・火袋(ひぶくろ)・中台(ちゅうだい)・竿(さお)・基壇(きだん)からなります。東西一対で、東が高さ134cmで、笠に一部欠損部分があります。竿には「奉寄進/享保十七年□六月十七日/弘岡下野村根木谷中」とあります。火袋は四角で東西が四角、南北が円形です。中台には蓮弁(れんべん)もあり、竿部は中央部が少しふくらんでいます。西は高さ137cmで、竿部に「奉寄進/吾河郡廣岡下之村堀池住/松本次右衛門尉/享保拾九年正月吉日/敬白」とあります。火袋は四角で、東西が四角、南は円、北が三日月形です。中台には蓮弁がみられ、竿部は中央部が両端に比べややふくらんでいます。ともに享保年間(1716‐36)の作であり、春野地域内最古の石燈籠です。