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文化財情報 有形民俗文化財 三谷寺の絵馬

指定

高知市指定 有形民俗文化財 指定年月日 昭和45年 3月25日

名称

三谷寺の絵馬

所在地・所有者

高知県歴史民俗資料館

写真

半肉彫絵馬額の画像
半肉彫絵馬額(三谷寺の絵馬)

解説

 縦最大144cm 横188cm 1668(寛文8)年
 牧馬の半肉彫りの絵馬は三谷観音堂の宝物。たてがみを立てた方の馬は黒色の彩色で全長62cm、高さ76cm、肉の厚さは最大で9cm、牧草を食んでいる方の馬は赤茶色の彩色で全長69cm、高さ65cm、肉の厚さ最大で9cm。いずれも剥落が著しい。この二頭の半肉彫りの馬を幅188cm、両端高さ132cm、中央部高さ144cmの屋形の絵馬額に固定している。そして「奉寄進、寛文八戊申歳六月一七辰」と刻字がある。裏面には「表文字筆者清源寺南海和尚 木馬細工近藤吉右衛門、文字細工寄進村崎九平次、同細工寄進同性兵右衛門、裏書筆者神主寺厳宗」と大きく刻字し、寄進者23名の氏名を刻んでいる。これによってこの絵馬は1668(寛文8)年に近藤吉右衛門によって彫られ、南海和尚の揮毫であることが知れる。南海和尚は青源寺の4代目の住職で能書家として有名。

その他の写真

半肉彫絵馬額・裏面の画像
半肉彫絵馬額・裏面(三谷寺の絵馬)