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市長コラム新風洋々 2026年02月号

高知市広報「あかるいまち」より
人間と自動運転バス

昨年12月、高知市内を自動運転バスが走りました。区間は、高知駅北口からイオンモール、高知赤十字病院を循環するコースです。私も初めて乗車しましたが、加速もスムーズ。安全面においては、信号、人や自転車を検知して停止。実用化も間近と感じたところです。
さて、乗車中こんな場面に出くわしました。それは、車同士でお互いが譲り合う場面です。自動運転バスは、自動車が前にいることを認識し停止をしますが、お相手の車も自動運転バスに道を譲っています。どちらも遠慮したまま停まっていました。
「この間」日本ならではの光景ですね。思わず苦笑。そこで改めて気づいたのは、人間のすごさです。人は、運転するとき、目に見える信号や標識だけではなく、相手のわずかな動きや間合い、さらにはそこに漂う空気まで察知しながら瞬時に判断をしています。
この「お先にどうぞ」という人間ならではの阿吽の呼吸をAIが感じ取る事ができるのはいつの日か。また、その時にAIは人間を超えてしまうのか。停止する自動運転バスの中で、期待と同時にわずかな寂しさがよぎりました。けれども、自動運転バスが人の思いやりを感じながら安全に優しく街を走る未来はいいですね。心待ちにしています。

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※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 新風洋々」のコーナーを再掲したものです。



