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市長コラム新風洋々 2025年12月号

市長コラム 新風洋々
高知市広報「あかるいまち」より

ようこそ!市長室へ

『あんぱん』から学んだこと

コラムイラスト

面白かったですね。NHKの連続テレビ小説『あんぱん』。朝7時30分にまずはBS放送で。8時、そして12時45分と1日3回観ていました。視聴率アップにも貢献できたのでは。

『あんぱん』からは多くのことを学ばせていただきました。特に印象深い言葉は、妻夫木聡さん演じる八木が、戦争孤児の世話をしているときに「腹がいっぱいになれば、それでいいのか」と問いかけた場面です。その後に続く言葉はたくさんあると思われますが、私なら「心も満たされなければならない」という言葉を選びます。

さて、やなせたかしさんは「生きることとは何か」を生涯問い続けてきました。それは、戦争体験や身近な人がいなくなっていく人生を送ってきたことで、生きることが決して楽しいことだけではなく、悲しいこともある、でも「その先には光がある」ことを、紡ぎだす歌や詩、絵本の世界で今を生きる我々に教えてくれています。

市長になって2年が経ちました。これまでは、市民の「命や財産・暮らし」を守ることを命題として取り組んできましたが、その前提は、それぞれの皆さんが「生きる喜び」を実感することです。市長の任期も折り返しです。これからは、やなせ哲学を胸に、皆さんが心の充足感を得られるまちづくりをめざしてまいります。ほいたらね。

高知市長 桑名 龍吾

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※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 新風洋々」のコーナーを再掲したものです。