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市長コラム新風洋々 2025年11月号

高知市広報「あかるいまち」より
龍馬の一言

名刺を交換すると多くの方が「へぇー、龍吾さんですか、土佐らしい名前ですね」と。転校を繰り返していた子どもの頃は、変わった名前だと、からかわれるのが嫌でしたが、今ではありがたい名前を付けてくれた父に感謝しています。
実は、私の生まれた日が11月16日。何の日かお分かりですか。そう、坂本龍馬の生没同日11月15日の翌日です。また、およそ100年前に祖父が移り住んだ、私の実家がある香南市香我美町山北の土地は、龍馬の姉・乙女が嫁いだ御典医でもある岡上樹庵の兄・藤田篤治が暮らしていたと伝えられています。乙女姉やんも一時期、義兄にあたる篤治の家に身を寄せていたとの話もあるようです。そんなご縁もあって、父は「これは龍馬の生まれ変わり」と思い込み、龍の字をいただき龍吾と命名。今月、私は63歳になりますが、最近ようやく父も龍馬の生まれ変わりではなかったと分かってきたようです。
さて、ことしは坂本龍馬生誕190年を迎えます。今の世の中を見て龍馬は何と言うのでしょうね。ふと気になりAI(人工知能)に聞いてみました。「変化を恐れていては前には進めん。年齢に関係なく志があれば何でもできるがぜよ。今こそ争いではなくつながりが大事じゃ。新しい時代を一緒につくろうじゃないか」と。私もしかり。不変の志を胸に前へ。

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※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 新風洋々」のコーナーを再掲したものです。



