本文
市長コラム新風洋々 2025年09月号

高知市広報「あかるいまち」より
人生100年時代
9月15日は敬老の日ですが、その由来はご存じですか。発祥は兵庫県多可郡野の間谷村(現多可町)だそうです。
昭和22年、いまだ戦後の混乱が続く中、子どもたちを戦地に送った親たちは精神的にも疲れ果てていました。そんな親たちに少しでも報いてあげなければいけないと、当時の門脇政夫村長が村主催で「敬老会」を開催したことが始まりとされています。
当日は、村中の自動三輪車を集めて55歳以上の方を送迎し、公会堂でごちそうと余興でもてなしたそうです。翌年、村独自の祝日を提唱し、その後、県や国に働きかけ活動の輪が広がり、昭和41年に国民の祝日「敬老の日」制定と相成りました。
人は生きるために生まれてきます。元気で長く生きていくことを大いに喜び合わなければなりません。高知市の100歳以上の方は346人(令和7年7月1日現在)。人生100年の時代となりました。私は62歳、以前なら敬老会に招かれる歳ですが、彫刻家の平櫛田中氏の言葉を借りると「六十七十は はなたれこぞう おとこざかりは 百から百から」。まだまだこれからですね。
昨年は、敬老会の会場でお祝いの言葉と歌一曲を披露。曲は、みんなで歌える水前寺清子さんの『三百六十五歩のマーチ』。「腕を振って足をあげてワン・ツー・ワン・ツー」と。
はて、今年の敬老会では何を歌おうかなぁ…。思案中です。

広報「あかるいまち」 Web版トップ > 市長コラム もくじ
※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 新風洋々」のコーナーを再掲したものです。



