本文
市長コラム新風洋々 2025年07月号

高知市広報「あかるいまち」より
婦人参政権は高知から

(第四小学校前)
皆さんご存じですか。高知は婦人参政権発祥の地であることを。
明治初期、藩士・楠瀬実の妻、楠瀬喜多は実が亡くなった後、戸主となりました。当時は、戸主であり税金を納付すれば選挙権が与えられていた時代でしたが、それは男性だけの話。喜多が選挙に行くと女性には選挙権がないと断られてしまいます。
喜多は「戸主であり、納税の義務も果たしている。権利と義務は両立することが道理である。権利が与えられなければ納税の義務も果たすことはない」と県に抗議。女性として日本で初めて女性の選挙権を訴えました。
その後、民権家が中心となった激しい闘いの末、上町町会において日本初となる婦人参政権が認められ、その後、小高坂村会でも実現。国により4年後に廃止されてしまいますが、これは世界でも珍しく、極めて早い時期の実現となりました。
その時の県と民権家のやりとりはすごかったでしょうね。民権家のパワーもさることながら、国の厳しい管理下にありながら、上町町会に続き小高坂村会でも認めた県の対応もあっぱれです。
このことを、植木枝盛は「男女同権は海南の某一隅より始まる」と称賛。この事実は、世界に誇れるものであり、高知に生きる我々にとっても自慢の先人であります。
私たちの住むこの国のことは、私たちで決める。今月行われる参議院選挙。自由な今だからこその、あなたの一票を!
広報「あかるいまち」 Web版トップ > 市長コラム もくじ
※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 新風洋々」のコーナーを再掲したものです。