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本文

令和4年7月20日 市長定例記者会見(議事録・Youtube動画)

会見項目

  1. 新型コロナウイルス感染症最新情報
  2. 第491回高知市議会臨時会提出議案の概要

  3. その他

配布資料

会見内容

配布資料を用いて市長から説明

質疑応答

【公共交通について(1)】

(記者)

 公共交通の支援について伺いたいです。去年から割と電車・バスをかなり手厚く支援されてると思うんですけれども,改めてその問題意識を伺いたいと思います。

(市長)

 ちょっと話が違いますけれども,今日,国の方でもJRに対する国・地方公共団体の支援について,審議会の方から新たな提案が出されております。JRはむしろ国の方かなと思いますが,ただ市民の日常的な足を守る,特にとさでん交通の電車については,高齢者に優しい乗り物で,病院の通院にかなり使われてます。やはり電車・バスともに市民の足は守っていかなければいけないということで,令和2年から積極的な支援を行っております。トータル的に言うと令和2年,令和3年,そして今回の支援,多分全国的にも相当無いぐらいの支援をずっと重点的に行っております。県と協調して行っている部分もあります。県と同じことはやらないようにしてますけれども,単独の支援をかなり重点的に行っているところです。

(記者)

 それは一応コロナ対策でもあると思うんですけれども,コロナで打撃を受けてという,とさでん交通はじめ,苦しい経営状況というのも踏まえてのことでしょうか。プラス,運賃の支援ということで市民生活への支援という意味合いもあると思うんですけれども,その辺の考え方を改めて伺いたいです。

(市長)

 令和2年,令和3年,非常に大きな影響を受けておりますので,まだ完全には戻ってきていない状況です。去年と今年を比べると少し戻りつつありますけれども,今日は担当の課長が来てますので,後で補足説明してもらいますけれども,まだ100%戻ってきていない状況です。電車・バスで内容は若干違いますけれども,そこをまだ支援が必要だということで,県の方は当初予算で組みましたが,市は利用促進というところを重点的にやりたいと思ってますので,今回の補正をしたところでございます。あと,利用状況を課長の方から説明します。

(交通戦略課長)

 とさでん交通の利用状況ですけれども,コロナ前の令和元年度が100としますと,令和2年度につきましては約30%減の利用になっております。そして令和3年度につきましても,少し回復しましたけれども,令和元年度と比べるとやはり27%減ということで,コロナが少し落ち着いてきたりもしておりますけれども,令和元年度のコロナ禍前までの回復には至っていないという状況です。

【農業者支援について】

(記者)

 あともう一点,肥料の対策の給付金について伺いたいんですけれども。政府の方も,肥料の支援を検討してると思うんですが,先程,政府の支援より先に急いでやらないとというお話がありましたけれども,現時点での農家に対する支援が十分だと考えるのか,まだちょっと不十分な点があって国の支援が必要なのか,という国に望むところも含めてお考えを伺いたいです。

(市長)

 肥料については,通常考えると参議院選挙前に農林水産省が政策的なものを出してくると考えていたんです,それが一般的なので。ただ県も我々も待ってたんですが,参議院選挙前に出てこなかったので,県は6月補正を見送ってます。ただ,6月1日に肥料の料金をJAグループが改定しましたので,高知市農協をはじめ,農協から卸してますので,農家がすごく悲鳴を上げてます。(燃油についても)特にうちは春野の園芸農家を抱えておりますので,大体どの位農家が使ってるかというのはいろいろな話を聞いてます。多分少ないところでもやはり100万円位。それから,私が話を聞いた中で多分一番使ってるのはメロン農家だと思います。メロンは,冬場(に暖房を)焚いて,春の3~4月ぐらいにハウスのメロンを出すので,大体300万円位使ってますね。それが今高騰したので,もう500万円近くなってると。本当に悲鳴を上げて,待ったなしだということで。(肥料については)6月議会の時で検討してたんですが,6月議会にちょっと間に合わなかったので,7月の臨時会でやろうということで。どこもこういうやり方をやってないので,農協と協議をして,今回のやり方に行き着いたところです。農林水産省は今検討してるようなので,多分ちょっと遅れて出てくるような感じになると思います。

(記者)

 今回の支援で,農家の今おっしゃった苦しい部分っていうのはフォローされるのか,まだちょっと不十分でそこは国にフォローして欲しいのかというところはどうでしょうか。

(市長)

 各県によって多少料金が違うと思うので,高知の場合,割と高いのは,やはり搬送費が高いと言われてるんですが,大体130円を超えてたと聞いてます。現在,これとこれとの中間にいると聞いてます。今は128円台という話も聞いてますがメーカーによって若干違うと思います。この150%のコースと170%コースの,今多分高知県内で言うと,この中間にいると思います。それでまだ円安が,今137円ぐらいですかね,エコノミストによると1ドル140円までいくと言ってるので,さらに上がってきて,170%の140円台になる可能性はまだかなり残されてますので,まだこの補填で十分だとは当然考えていないです。ただ農家負担をゼロにするわけにはいかないので,負担の割合で言うと,今のところかなと思ってます。

【7月補正予算について】

(記者)

 市長に大きく三点お伺いしたいと思います。まず初めに,今回の補正予算なんですけれども,農業支援ですとか公共交通の事業者の補助に関して,かなり大きなウエイトを占めていると思うんですけれども,改めて今回のねらいについてお願いします。

(市長)

 我々は,定例会の予算と臨時会の予算と区分してます。コロナの関係は,定例会の一般の予算と,なんかゴチャッと入れてしまうと分からなくなるので,基本的には我々の予算組みとしては,コロナについてはほとんど臨時会で出して,それが特化して議会でもご論議いただけるようにというやり方をしてます。今回も,そういう意味でほぼ令和3年から,多分2カ月に1回位,臨時会をずっとやってきて,コロナ対策を臨時会で処理をする,その方が分かりやすいという考え方をとってます。6月補正でも一定は組みましたが,積み残したものですね,公共交通とか,特に農業支援,農業者が非常に悲鳴を上げてます。もう一つ我々が今回入れてなかったのは畜産農家がありますが,豚・鶏,牛は少ないですけれども,そちら側の飼料代もすごく上がってます。飼料代が上がった背景というのは,ウクライナから餌が出てこない,いわゆる小麦が出てこないということがあるので,飼料が非常に高騰してます。この部分については,県が6月補正で予算組みしたので,我々そこはもうやらないということにしました。今後とも,交付金の残りがどれだけあるかによりますが,コロナ対策でいただいてる交付金ですので,基本的にはコロナ対策ですべて消化をしたいと考えております。

(記者)

 物価高騰の影響を市内だとやはり農業の従事者の方が,かなり大きく受けているととらえていらっしゃるということでよろしいんでしょうか。

(市長)

 そうですね。それと一般の市民生活でいうと,今日も出てましたが,電気料が上がります。ただ,電気代の補填というのは,我々はちょっとできないし政策的にやれないので,我々が所管している水道料金を下げたということで対応してます。

【よさこい鳴子踊り特別演舞について】

(記者)

 加えて二点目なんですけれども,先程もおっしゃっていましたけれども,昨今,新型コロナウイルスが県内市内でも拡大しているということで,現状への認識と,あと来月にはよさこい祭りも控えていると思いますが,その辺りについてどのようにお考えかお伺いしたいです。

(市長)

 よさこいはですね,だんだん近くなってきましたが,全国からも高知のよさこいをどうやってやるのかというのは非常に注目されています。6月によさこいソーランが先行してやりまして,感染予防を徹底した上で,北海道の6月は一定気温が低いので,高知からも「とらっくよさこい(ちふれ)」が行ってましたけれども,映像で見るとマスクをして踊っていました。ただ高知の8月,多分,踊っている路上でいうと40度近くあるので,マスクはちょっと無理じゃないかなと思いますが,感染予防対策をしながら,踊ってるときはマスクを外して踊り終わったらすぐ着けるとかということがベースになるようには聞いてますけれども,全国からも注目されていますので,感染予防を徹底した上で開催をしたいと考えております。よさこいにつきましては,商工会議所で今準備をしておりますけれども,申し込みの段階で100チーム位と言われてますが,少し欠場が出てるという話も聞いてまして,現段階ですけれども99チームと聞いてます。ただ県外で非常に感染が広がってくると県外チームが来ないということも可能性があります。今の割合は大体,県内が60%で県外が40%ということになってるので,県外の感染拡大のエリアによっては,ちょっとやめておこうかというので減る可能性はあるので,最終調整をしていきたいと思っております。ただ全国のよさこいファンが非常に注目してるので,商工会議所も我々も,県の方もですね,ぜひやろうということにはなってます。

(記者)

 開催に向けて前向きに進めていきたいということでしょうか。

(市長)

 来年が,よさこいの70回記念大会になりますので,今年は69回ですけど欠番にしますので,来年の70回記念大会に繋げる大会にしていきたい,特別演舞ということです。もともとよさこいは昭和29年に始まった時に,市民の健康と繁栄を祈願して作った祭りなので,原点へ1回帰ろうかという話をチームともしてます。

【新型コロナウイルス感染状況について(1)】

(記者)

 最後になりますが,市内での最近の感染状況についてどのようにお考えなのかと,加えて,今日から県の方がワクチンの接種率について,それぞれ自治体ごとに数字を発表するということにしているようで,それについて自治体のトップとしてどのようにお考えか,お伺いしたいです。

(市長)

 県の方がワクチンの接種の促進を図るという意味だと思いますが,市町村別を本日発表するとは聞いております。まだ詳細なデータは見ていないですけれども,聞いている話では今日10時から,この記者会見と重なってますけれども,そういう発表をすると聞いてます。詳細なデータは見ていないんですけれども,大体全国的な傾向を見ると,高知県内でも都市部と町村部に分かれて,高知県内には11の市があるので,やはり町村部が接種率が高いということは全国的な傾向でもあります。都市部が少し低くなる傾向があります。高知市の場合も約33万人の市民がおられます。高齢者の方々はやはり感染予防対策,重症化の予防対策ということでかなり打たれてるんですが,若い方々,20代が30%台だったので,すごく心配してたんですが,やっと40%に乗ってまいりました。ただ全国平均よりちょっと低いと思うので,40歳以下を特に重点的にということで,さらにワクチンの接種を勧奨をしていかなければいけないと思っております。あと,子どもさんはどうしても親御さんの判断によりますので,なかなか強制は我々もしにくいです。安全性ということをしっかり広報しながら,親御さんの判断を待ちたいと考えております。

(記者)

 最初に今日のコロナの感染確認の数字について話があったと思いますけれども,こちら今日は350人,概数,315人ですか。

(市長)

 概数です。ちょっと市外の人が入り込んでる可能性があるので今精査中ですが,概数で315名なので表現としては315人近くになりそうだということで,市内と市外の整理をしております。

(記者)

 ただこれは一応高知市で把握されてる?

(市長)

 そうですね。高知市が過去最高になるので,県の数字というのはこちらで把握してないですが,高知県全体も過去最高になりそうです。

(記者)

 また自宅待機の方とかも増えると思いますけれども,市役所の職員さんの負担というのはやはり圧迫されてきているという状況でしょうか。

(市長)

 今朝,保健所の所長からもらった資料で,自宅待機の方が今1,215人ほどおりますので,ホテル調整と病院調整をしております。今ですね,昨日の段階から,非常に逼迫してるのは「ファーストコンタクト」と言いますけれども,まず病状の確認等を保健師等がやるんですが,300人を超えてますので,なかなか追いつかない状況になっていて,多分昨日も12時回ってると思います。まだコンタクトがとれてない人もいると思うので,今日もずっと朝からやってると思います。そういう状況がまず一つあります。それと自宅療養者が1,200人位で,あまり外へ行かれると困るので,食料とか希望者には送り込んでます。これは外部への委託と宅急便に頼んでます。一応ストックは,各スーパーさんに頼んでるので,ストックが切れたという状況ではなくて,まだあるんですけれども,今逼迫してるのは最初の接触のファーストコンタクト,保健師が今どんどん電話をかけてるので,そこをまた体制を強化するようにしております。まだ感染が愛媛のように広がっていく可能性があるので,そこは体制をまた整備していく予定です。

【マイナンバーカード交付率による交付税の反映について】

(記者)

 ちょっと補正と外れますが,マイナンバーカードと交付税を連動させるというものですが,高知市の今の到達でいうと,ちょっと私今承知してませんが,高知市の交付率というのはやはり低いほうなんですかね。それで,高知市が結構ダメージを受けるのではないかと思いますが,いかがでしょうか。

(市長)

 後で副市長に補足してもらいますが,まず全国市長会も,この前の理事会で,交付税を当然市町村のペナルティに使うべきものでは決してないので,交付税はそういうものではなく,それぞれの市町村の絶対に必要なニーズに対して交付税が当たってるものなので,それを例えばマイナンバーカードの交付率が少ないからといって,ペナルティで落とすとかいうことは許されないものなので,それを全国市長会でも強く申し入れをしております。総務大臣もその点については,一定,そうではないということは言っていました。ただ,実際にどういう運用をするかよく分からないので,注意深く見ていきたいと思います。交付率等については副市長から説明します。

(松島副市長)

 ちょっと交付率が手元にはないんですけれども,全国平均に比べて7~8ポイントほど低いという認識でございます。先程申し上げたとおり,総務大臣の方から記者会見でコメントがあったわけですけれども,その時にどういうことを言ってたかというと,「マイナンバーカードは地域のデジタル化の基盤となるツールであって,今後カードの普及が進んだ自治体においては,カードを利活用した行政サービスを含む地域のデジタル化に係る取組が,他の自治体と比べてより一層展開されるだろう」ということで,カードの交付率を普通交付税の算定に反映することについての検討を,以上のような状況を踏まえて行うと言っています。ですので,地域のデジタル化に係る財政需要を的確に反映する指標との観点から検討していくということですので,報道でカードの交付率によって,例えば普通交付税が減額されるのではないかみたいなコメントがあったと思うんですけれども,そういった意味では私の理解としては普通交付税が減額されるという趣旨のものではなくて,自治体における地域のデジタル化に係る財政需要を的確に反映して自治体の取組をしっかりと支えると,このような考えで総務省の方で現在検討を進めておられるんだろうと理解しております。

(記者)

 市長としては,どう出てくるか分からないので,しっかり見ていくということですか。

(市長)

 さすがに地方公共団体が強く反発するということは分かってますので,交付率が低いので,ここで落とすということは直接はやらないと思います。ただこれから,今,国が前面に出してきているのがデジタル田園都市構想なので,その中で,おそらく地方創生としての交付税の算定になると思いますが,いろいろな算定のデータの指標とか指数が出てくると思うので,そこでどうはめ込んでこられるかということを注意深く見ていきたいと思います。

【安倍元首相の死去に伴う半旗・国葬について(1)】

(記者)

 ちょっとまた変わります。安倍元首相の死去の時の半旗についてですが,高知市役所は金曜日の6時頃に半旗にしたと思いますが,それは市長が何か指示とかされたんですか,理由とか教えてください。

(市長)

 国の方も当然,総理を辞めてから相当年数とか時期が経ってると,やるかどうか分かりませんが,最長のいわゆる総理大臣の期間があるし,海外とのいろいろな交渉の取りまとめ,特に環太平洋の取りまとめとか非常に尽力された方なので,いわゆる半旗は当然だということで,半旗に致しました。県の方は市より若干遅かったと思いますが,その日の夕方から半旗にしております。国の方は,ちょっと遅れたようなので今批判が出てますけれども,我々としては半旗は当然だと考えています。

(記者)

 17時40何分頃に出てるんですよね,死去のテロップが。その時はもう5時とか超えてたんですけれども,だからそれは特別なことをやらないと,なかなかその日に掲げれなかったと思うんです,業務時間が過ぎてるので,金曜日の。そこは市長が自らテレビとかを見て,これはやらないかんということでやりなさいってことで,業務外だったけれどもやったということですか。

(市長)

 基本的にはそうです。総理が撃たれて重篤になってるというのは分かってたので。それから後々データがいろいろ入ってきましたけれども,AEDが全く反応しなかったというのは後からも出てきましたけれども,あれ心臓が動いてないとAEDは全く作動しないんですよね,だから非常に重篤なということはわかってたので,お亡くなりになったら半旗にしようということは,午後の段階から考えていた。それでお亡くなりになったというのが正式に夕方出たので,それで半旗にしたという状況です。 

(記者)

 併せてその国葬についてのお考えをお願いします。意外と結構意見が分かれてる背景ですが。

(市長)

 そうですね。国葬については,吉田総理以来例がなく,法律がないのでということで,内閣の官邸でもいろいろ議論があったそうですが,内閣法制局から閣議決定できるという判断があって,法律がなくてもできるというのが,今,国の判断になっています。ただ国葬にするかどうかは,それは国民でもいろいろな感情がありますし,与野党ともいろいろな感情があるわけですけれども,これだけ総理を長くやってるので,おそらく外国の元首といいますか,外国のそれぞれの大統領経験者,大統領現職が来るかどうか別なんですが,大統領経験者も国外から相当数来ると思うので,やはり国葬ということもおかしくはないと考えてます。

【公共交通について(2)】

(記者)

 四点質問させていただきます。まず一つ目が補正予算ですけれども,公共交通事業者への支援について高知市は冬にウインターナイトキャンペーンを予定されていて,近々発注先の業者も決まるかと思いますけれども,キャンペーンとこの公共交通のリンクについて,どのようなお考えを持ってるか,まず教えてください。

(交通戦略課長)

 ワンコインデーを実施します11・12・1月の日曜・祝日には,中央公園で開催されるウィンターナイトキャンペーンなど様々なイベントが開催されるというところで,現在,予定イベントの確認作業を進めているところです。また,これからになりますけれども,イベントとワンコインデーのコラボレーションにつきましても,どのような形ができるのか協議を進めているところです。

(市長)

 運賃無料デーが非常に評判になりましたが,運賃無料でやる時もやはり中心商店街とか中心商店街のみならず,例えば万々の商店街とかいろいろな商店街とできるだけコラボしてくれということで指示をし,行いまして,中心商店街は相当やはり賑わっておりました。中心商店街以外の観光地も予想以上に賑わってましたので,結構安芸市が賑わってたのはちょっと我々も予想外でしたけれども,安芸市は一番遠隔地で,無料で行けたので,家族連れで,その辺はちょっと想定外でした。非常にできるだけいろいろなものと,観光も含めてコラボしていきたいと考えております。それともう一つは桂浜が,この秋にまずプレオープンします。来年の3月に「らんまん」に合わせてグランドオープンで100%開くのですが,秋には7割以上の店が開くので,その期間にも使えるのかなと思ってます。

【市内の倉庫火災について】

(記者)

 残り三点,ちょっと補正とは別です。まず先月,高知市内で大規模な火災があって,市民生活にも大きな影響がありましたけれども,倉庫を所有しているセントラル社から謝罪に関する接触があったのかどうか,それから市消防局の調査で違法性が判明したのかどうかについて教えてください。

(市長)

 この関係はちょっと詳しいデータがないので,そこはコメントは差し控えておきます。セントラルからは,私のところにも社長が来てご迷惑かけましたということと,消火活動に関しますお礼がございました。それから多分一番影響があったのは,自分も朝倉なので,黒煙が上がってるのは見えてました。その前の場所を通ろうかなと思いましたけれども,自分が通ろうとした時には朝倉駅前で,もうすでに交通規制がされてまして,西方面の国道については通行ができなくなってましたので,グルッと迂回しないといけないので,その辺が公共交通に関して,かなり影響があったと思います。それから,電車が全部止まりました。電車の軌道が割と近いところを走ってるので,安全対策のために電車軌道が止まったので,とさでん交通さんにも謝罪に行くというのは言ってたので,多分謝罪には行ったと思います。火災に関しての消防法の関係については詳細がこっちで分からないので,そこは消防でないと,こちらでコメントできないので,そこは控えておきます。

【ウェディング支援給付金について】

(記者)

 それから今年2月から始めました新型コロナのウェディング支援給付金が,想定を超える申請があって5月に打ち切ったかと思いますけれども,申請が急増したことへの市長の受け止めと,今後これについて補正を検討されてるか教えてください。

(市長)

 補正は財務部に答えてもらいますが,ウェディング業界と,それからホテル業界は相当苦境に立ってましたので,宿泊は我々が行いました4万人泊のバスツアーが結構効いてまして,これ1人5,000円出してますので,バスツアー含めて宿泊は戻ってきてます。たぶん冬に枯れるので,6月の補正予算で2万泊を別に構えました。それでウェディング業界と,特に大型のホテル業界が,非常に苦境に立ってましたので,支援をしようということで,宮崎がかなり積極的にやってたのを知ってるので,それを事例としてやりました。100人以上の場合40万円,それから100人未満の場合が20万円と,式を挙げない写真だけの人がいますので,写真だけのフォトウェディングが5万円だったと思います。それを出して,我々が思っていた以上に好評でして,これをきっかけにして式を挙げるという方が結構おられまして,早々と予算を消化しました。今のところですね,コロナの交付金の残見込みが,まだちょっと詳細が分からないので,今まだ考えてはないんですが,希望としては,多分業界からはあると思います。その辺,財務部から説明します。

(財務部副部長)

 前回ウェディングの補正を致しました時は,当初予算で6,000万円ほど出しております。事業者の皆様,ウェディング業界に限らずコロナで苦しい状況が続いておりますので,どちらにいたしましても交付金の残を見て,予算編成をしていくことになりますので,現状,9月に向けて現行組んでいる予算の決算見込みを出しながら交付金の充当残の余りと,事業者からの要望,そういったものを総合的に判断をして,9月補正に向けて調整してまいりたいと思います。

(市長)

 事業の優先順位が高いかどうかというのがありますので,そこは最後調整になります。

【市職員の住基ネット目的外閲覧及び個人情報の漏えいについて】

(記者)

 質問最後になります。先日,市職員の方が住基ネットを悪用して個人情報を閲覧したということで処分をされました。この調査の過程で,この住基ネットを閲覧した方ですね,頼んだ方ではなくて,閲覧した方は過去にも同じようなことをしたのかどうかというのは調査をされましたか。

(市長)

 住基ネットは誰でも見れるというものではないです。住基ネットを使用できる業務というのは特定されてますので,いわゆる登録されてると言ってもいいと思いますが,住基ネットへ入れる人というのは,職員も特定されてます。ログというのは,1回どこか見たという記録は,10年間残るようになってます。そのログが何月何日に,全部コードナンバーを振ってますので,誰が何時何分にどの情報を見たかという記録は全部残ってます。ただそれが職務であったのか,職務以外で見たのかというのは,データ上では分からないです。今回は,情報管理者,特に管理職中心として,松島副市長を中心に,研修を再度やりました。それと住基法は税法と同じように非常に罰則が重くて,住基法の個人情報を漏らした場合には,2年以下の懲役そして100万円以下の罰金なので非常に重いんですよ。そのことを含めて再研修,特に情報の管理者について,再研修を行ったところです。

(記者)

 該当者のそのログを確認することで,誰を見たか分からないと思いますけれども,その処分をされた方に,過去同様に私的に利用したのかという聞き取りはなさらなかったという理解でいいですか。

(松島副市長)

 ちょっと補足いたします。人事課の方から今回の処分に当たりまして,被処分者に対しては相当時間をかけて聴取を行ったと聞いております。その過程において今ご質問にあったように,当然その被処分者については先程市長からお話差し上げたように,そもそもその操作権限を有してるので,それが要するに法令に基づいたものか私的なものかというのは,外見上サビ分けができないので,そういうこともあって,今までに私的な目的でやったことがあるかというのを問うたところ「やっておりません,今回初めてです。」と,そういう回答であったと報告を受けてございます。

(市長)

 なお研修については徹底をしたいと思っております。

【公共交通について(3)】

(記者)

 とさでん交通の件について一点確認したいんですけれども,2万枚配布ということで配布の内訳は大人が1万人で子供と高齢者が5千枚ずつ,ということでよろしいでしょうか。

(市長)

 目安ですけどね。課長,ちょっと補足をしていただけますか。

(交通戦略課長)

 ICカード「ですか」ですけれど,今現在の実利用者数が2万名いますので,今回その倍を見込むということで大人1万人,子供5千人,それから65歳以上の高齢者の方が5千人ということを目標に計2万枚としております。

(記者)

 65歳以上の方が5千枚ということですが,先程,市長はとさでん交通は主に通院の足ということでおっしゃってましたけれども,大人1万人ということであれば,大人の方にはどのような形で特に利用していただきたいでしょうか。

(市長)

 我々はやはりこれが経済の活性化に繋がるようにということも含めて考えてますので,中心商店街に限らず,商店街,特に周辺部の方が商店街に出ていくことに繋がればと考えておりますし,また秋から冬にかけていろいろなイベントもありますので,イベントを契機として気軽に出てきやすいような環境も整えていきたいと考えてます。

(記者)

 あともう一つ,区間なんですけれども市外にも路線があると思いますが,市外も含めてなんでしょうか。

(交通戦略課長)

 とさでん交通さん,それから子会社の北部交通さん,東部交通さんと,3社ありますけれども,高知市内を通るバス・電車につきましては全線対象となります。市外の路線でいいますと,東は安芸市から西は土佐市まで,北はいの町の奥の方まで乗ることができます。運賃は,ICカード「ですか」を利用する方は10円,現金の利用者は100円で乗車できます。

【安倍元首相銃撃について】

(記者)      

 あと一つなんですが,先程の安倍総理の暗殺の件についてなんですけれども,高知市内の出身であれば板垣退助とか濱口雄幸も遭難していますけれども,要人暗殺の被害者になってる人は結構多いと思うんですけれども,市長としてどのように思われることとかございますでしょうか。

(市長)

 今回の安倍さんの射殺なんですけれども,テロっていう扱いをするかどうかについてはいろいろ考え方があると思いますが,テロというところまで言えるかどうかわかりませんが,政治家がいろいろな発言をされてるのを銃撃して射殺をしたというのは,我々からすると完全なテロと自分は捉えてます。かつては長崎市長の伊藤一長さんが,ちょうど市長選挙の最中でしたけれども,選挙事務所に帰って事務所前で射殺をされました。伊藤一長さんは一緒に我々も政治活動をしてた人で,次の全国市長会長に我々も押し上げてた人なので非常に残念でした。そういうふうに政治家がテロに遭う危険性というのは,個人的な恨みも含めて我々もあるんですけれども,特に板垣退助も岐阜で遭難をしていて,その傷が元で後で亡くなってますけれども,板垣退助のところに,こないだも顕彰の式典をしてましたけれども,安倍総理から式辞をもらってるんですよね。それは私も見たことあるんですけれども,安倍総理から「板垣死すとも自由は死せず」という式辞を安倍さん自身が書いてるので,それを板垣退助の顕彰の式典でも出してきてましたけど,ちょっとグッとくるものがありましたね。だから非常に許してはならない。私自身はあれはテロだと思ってますけれども,テロであるし,言論の封殺をしてはならないということを強く感じました。

【新型コロナウイルス感染状況について(2)】

(記者)

 コロナについて,高知市内で初めて300人越えということで,それに関して市長としての受け止めをお願いします。

(市長)

 政府はなかなか第7波という言葉を使わなかったんですが,実質は第7波に入ってるなという印象を持っておりました。島根が突然900人近く出た時がありましたので,もういつもずっと疑問でしたね。島根は何回か仕事で行ったことありますけれども,環境的に言うと土地柄というのは割と閉鎖された土地柄です。そんなに観光客が多くはないし,一定地域の中で域内で動いてる人が多いので,なぜ域内で動いてるのに1,000人近くになるのかなというのが,今でも疑問なんですけれども。物流のルートが愛媛・広島・島根という縦ラインがあるので,その時からそのラインをずっと注視をしてました。愛媛が500人超えというのがずっと続いてるし,今日も大体500人近く出てるので,愛媛・広島・島根のラインをずっと注意深く見てましたが,全体的に言うと中国地方が非常に感染が広がって,山口も多分600人超えてる状況なので,今中国地方,多分九州から入ったのかなと思いますが,中国地方がもう600人超えてすべての県で大体なってるので,そうならないように食い止めたいという思いはあります。ただ,BA.5型というのはBA.2型と比べて,大体1.3倍のスピードで広まってきてるので,どこまで広まってきてるのかというのが非常に我々も気になるところです。自覚症状があった場合には,すぐPCR検査を受けてくださいということと,宴会,これから夏休み入って旅行にも行くでしょうから,そういう時には,できるだけ無料の検査所を利用してくださいというところが,知事も盛んに言われてますが,そういうのが一つのポイントになると思います。これから,今の感染状況ですから大規模な宴会はあまりないと思いますけれど,同級生が帰ってきたりすると,いわゆる飲み会もあると思うので,その時ちょっと気になるのであれば,無料の検査を受けていただいて陽性か陰性か確認していただいて,行っていただくということにしていただきたいということをお願いをしておきたいと思います。

(記者)

 先程のコロナの保健所の業務負担について伺いたいんですけれども,お言葉の中でファーストコンタクトが追いつかない状況があるということでその体制強化を図りたいというご説明があったと思うんですけれども,体制強化とは具体的にどういうことを考えてらっしゃるんですか。

(市長)

 今,総務部で調整してますので,総務部から説明します。

(総務部長)

 まず先程の保健師の分担と言いますか,役割の部分で言いますと,高知市は主に保健師は健康福祉部とこども未来部の二つの部に大体属しておりますので,両部の保健師をどうした形でローテーションを組みながら入っていってもらうか,また,保健師の役割の中で保健師ではなくてもできる業務につきましては,それは事務の方に回していくとかで,保健師の負担を軽減していくということを今検討しております。それに加えて,入力業務の部分につきましては,事務の職員の応援とかそうした体制を今検討しているところでございます。

(記者)

 今おっしゃったのは,前から割とそういう担当が決定されてるのかなと思ったんですけれども,さらに,例えば保健所外の事務方で応援に入るみたいなことはないですか。

(総務部長)

 保健師相互の中で,そこの応援の度合いといいますか,そうした部分を調整していく,それから,保健師自体の業務を一定整理をしていくことで,ファーストコンタクトの充実といいますか,そうしたことに努めていきたいと考えます。

(市長)

 保健師は健康福祉部とこども未来部に集中的にいるので,健康福祉部は総動員でやってますが,こども未来部の保健師も全部兼務をかけており,兼務は解いていないです。ただ,こども未来部の本来の業務があるので,感染が減った時に戻ってますけれども,それをまた呼び出すと,そういうイメージです。

(記者)

 ファーストコンタクトが追いつかない状況というのが,どれほど追いついていないのかがちょっと分からないもので聞くんですけれども,今おっしゃったような体制をとれば,一定その追いつかなくなってる状況というのは解消されるということですか。

(市長)

 いやまだ分からないですね。今日の段階でピークは見えないので,今日過去最高になったんですけれども,これが頭打ちなら良いですけれども,頭打ちにならない可能性があるので,まだまだ逼迫状況が続くと思います。これまで,例えば三里の方にある県立大学が応援要請を受けていただいたこともありますけれども,それができるかどうかというのは当然相手方の都合もあるので,さらにその辺も注意深くやっていかないといけないと思ってます。

(記者)

 あと一点だけ関連してですけれども,以前からこれだけ感染者が増えた時にさっきのファーストコンタクトの話で濃厚接触者の認定作業を大幅に減らしたりとか,かなり業務の絞込みをこれまでしてきてるんだと思うんですけれども,こういう状況で,さらに絞り込みをするのか,それとももう今ギリギリ,必要最小限度になってもこれ以上そういう作業の,絞り込んで効率化という言い方がいいか分かりませんけど,する余地っていうのもないのかっていうその辺の状況はどうでしょうか。

(市長)

 他県の例を見ると,大体600人から900人近く感染が広がってる県が増えてるので,かなり業務自体の,特に濃厚接触者の調査とかをかなりぐっと絞り込んでるのが見受けられるので,一定その辺をさらに絞り込むということは考えられます。ただ今日は保健所の所長が来ていないので,それ以上のことは踏み込めませんけれども。

安倍元首相の死去に伴う半旗・国葬について(2)

(記者)

 一点だけ,すみません半旗のことですけれども,市長がテレビを見て,直ちに半旗の指示をして掲げたと,そういう事例っていうのは,他にあるんでしょうか。要はそのルールみたいなものはなくて,市長の恣意的とは言いませんが,気持ちでやったりやらなかったりみたいなことということなんですか,何か手続き的なものはないんですか。

(市長)      

 半旗は,これまでの大体慣習があるので,どういう時に半旗を掲げるかというのは一定はあります。ただ半旗に関する,何か規則とかそういうものは多分ないので,運用でやってますがやはり慣例でやってるので,例えば昭和天皇がお亡くなりになった時とかですね,そういう慣例でやってるのと,国・県に倣う場合が多いです。当然,前の総理ですので元になりますけれども,菅さんが間に入ってたので元総理になるので,これまでの慣習,慣例からいっても半旗になるということは間違いなかったので,そういうふうに指示をしたところです。

(記者)

 例えば中曽根氏の時はですよね,その時の葬儀じゃなくて自民党政府合同葬のときに,半旗を掲げるというような慣習で確かにあったと思いますけれども,直ちに亡くなったその時に,ぱっとみたいな話はないと思いますけれど。そういうのを言えば,他にもたくさん亡くなられてる方ってあるわけで。

(市長)

 亡くなり方にもよるし,随分前に辞められて何年も経ってた場合に掲げるかどうかとか,いろいろな判断がありますけれども,まだそんなに日は経ってないですし,世界中から見ても安倍総理というのは認知されてる元国家元首なので,当然国も半旗を掲げるだろうと考えて,指示をしましたので,やはりその辺りは従前の慣例に則ってるというところではあります。

 

                                                                          以上

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