ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 組織一覧 > 広聴広報課 > 令和3年4月14日 市長定例記者会見(議事録・YouTube動画)

本文

令和3年4月14日 市長定例記者会見(議事録・YouTube動画)

会見項目

  1. 新型コロナウイルスワクチン接種に係る最新情報
  2. 理美容店利用促進事業費補助金
  3. 軽自動車税スマホ決済アプリ開始
  4. GW中のイベント,観光情報,交通渋滞対策

配布資料

会見内容

配布資料を用いて市長から説明

質疑応答

(記者)

 新型コロナウイルスに関する質問を2点させていただきます。市長も言及されていた変異株が県内でも出始めてきています。変異株の拡がりに対する対応をどのようにお考えか教えていただきたいのと,また一部報道でもすでに出ていますが,今夏のよさこいまつりについて開催方針と,2年ぶりで市長が今どのようにお考えかをお聞かせ願えればと思います。

(市長)

 今回,新型コロナウイルスが発生しまして1年ぐらいになりますが,まだ詳細がわからないところがあるので,非常にまだ注意,そして研究を進めて行くべきだと考えております。高知市での現況の変異株につきましては,4月5日から11日の段階で,ほぼこの一週間のデータで見ると,19件ぐらいの検査を行いまして,陽性が14件でした。この14件については,先程申し上げました国立の研究所に送って今分析中です。ただこれまでの変異株については,これまでの解析で判明している分についてはイギリス型が16件出ており,他のブラジル型とか南アフリカ型は出ていないので,多分イギリス型だと推定はしております。感染力につきましては,恐らくまだ医療関係者は研究中だと思いますが,1.3倍,1.5倍,1.7倍とかいろいろデータが出ていますけれども,1.5倍から1.7倍ぐらいあるのではないかと思っております。我々の感覚としまして,昨年の12月までの第1波,第2波,第3波,家庭内の感染を見ていると,数字的に統計的に,1人感染者が家族の中で発生して,4人家族であると,残り家族は3人なのですが,全員感染するというのは,稀なケースでした。ただ今回の場合のイギリス型の変異株の場合は,やはり感染力が高いので,相当の割合で家族が感染してしまうのが,全国的には見てとれますので,非常に要注意だと考えております。ワクチンの接種が先行しているイスラエルとかイギリスでは,接種が1回目がだいたい終わってきていると思いますが,イギリスはまだ若干増えてますけれども,イスラエルでは人口がだいたい900万人ぐらいなので,1回目のワクチンが終わって,かなり発症数が減っていますので,そう考えると,ワクチンは有効だと考えています。第一回目の接種はできるだけ早くということは,我々全ての自治体がそう思っているのですが,ワクチンがまだ順調に入らないので,今日もまた,河野大臣にはその点を要請をしていきたいと思います。

  それからよさこいですけれども,昨年は残念ながら初めての中止となりました。よさこいは従前から五者会と言われていますが,商工会議所を中心として,高知市も含めて,五者協議というものがベースにあります。それで,例えば今の課題は,県外チームをどうするか,それから県内のチームは一定感染予防対策を取っていただければできるのかなと思っておりますけれども,それと観客をどうするか,ここが大きなテーマになってます。今の協議の中での結論からいうと,やはり帯屋町の中を流すとか,そういうものはちょっと無理ではないかと。いわゆる雑踏の整理とか警備は難しいのではないか,無理ではないかということで,過日報道されておられますように,競輪場の上のりょうまスタジアムでいわゆるクローズで,一定観客は入れると思うのですが,全体的にはフリーの見学ということではなくて,一定制約した上で開催というのが有力な案になっています。またこれは商工会議所の中で三つの部会があるのですが,合同部会で協議を詰めていくことになっておりますので,今りょうまスタジアムでの開催が有力という段階です。詳細を今詰めておりますので,今月末までには決めていくスケジュールで進めているところです。色々課題がありますので,通常の形ではちょっと難しいかなということで。あと,6月のよさこいソーランやお隣の阿波おどりとか,開催するのかしないのか,もし開催するのならどうやってやるのかを我々も今調査をしているところです。

(記者)

 高知市パートナーシップ登録制度についてお伺いします。制度の開始から約2か月が経ちましたが,制度の利用状況の受け止めはいかがでしょうか。また,この間全国では同性婚をめぐって違憲判決が出されたり,地方議員が同性カップルの住所を公開したりと様々な事案が続いていますけれども,市として性的少数者への理解に向けた今後の課題はどう捉えていますでしょうか。

(市長)

 2月1日から登録制度をスタートしまして,4月14日の段階,2か月半余りの間に,6組のカップルがパートナーシップ登録をされておられます。今後,もう少し登録される方も増えてくるのではないかと思っていますので,さまざまな啓発とか周知の徹底をさらに行っていきたいと思っております。また我々の事業ではないですけれども,この4月から旭の男女共同参画センター「ソーレ」で「にじいろコール」,LGBT等に関する電話相談を始めておりまして,専門の相談員の方がソーレで電話相談を受け付けておりますので,徐々にそういう動きが広がっている認識を持っております。また3月議会でカップルの登録をされている方が,例えば市営住宅の入所の申し込みができるように条例改正も行いました。あと,今庁内で,パートナーの方々がどういう制度が利用可能かどうかを整理をしております。わかりやすく言うと,登録されていない方は例えば委任状が必要と一般的には考えられますので,いろいろなものに対して委任状を出してもらうことになるのですが,例えばパートナーシップの登録をされている方は,その相互間の委任状については一定省略することはできることも多分あると思うので,そういうことを含めて,今庁内で整理をしているところです。もう少し,多分登録は今後は続いていくのではないかと思います。

(記者)

 新型コロナのワクチンに関してお聞きしたいのですが,基本的に高知市では,個別接種で対応されると聞いてますけれども,高知市は県内では一番人口が多い自治体で,個別接種でどこまで本当に対応できるのかという不安の声も聞こえる中で,市長のお考えとしてどのように今後されていくかお聞かせいただけますか。

(市長)

 とりあえずは,高知市内は医療機関とか診療所が多いですので,個別接種で先行してやろうとしております。例えばデータから見ても,全国で病院のベット数が一番多い市なので,個別接種でスタートしようとしています。ただ,接種機関によりますけれども,最大の場合で1日あたり例えば1万5,000人とか,最低で数千人とかシミュレーションをしていますけれども,ワクチンが遅れましたので,2回目の接種の時にどんどん人数が重なってくる可能性があります。元々,国の高齢者が先行して,高齢者が終わった後に一般を始めるという予定だったのですが,ワクチンの輸入が遅れており,どんどん後ろへこけているので,多分2回目の接種の時に高齢者の残っている方とか,65歳未満の方々の接種の1回目と重なったりすると,かなり個別接種の回数でどこまで処理できるかわからないということもあります。その時には集団接種,その場合には場所的に,あんしんセンター,そこには医師会がありますので,そのことを想定しながらいっております。とりあえず今は約10万人いる高齢者の方々の先行接種が優先しますので,この分については今の段階では個別接種という予定にしております。ただ,多分6月以降,ワクチンが本格的にかなりどっと入ってくる形になると思うので,一般の方々と高齢者の2回目と重なってくる可能性が十分あるので,その時には,集団接種も考えておかなければいけないと考えております。その時に,当然医師会の協力と看護師がいるので,医師会の協力は一定得られるという内々の話は一応できております。

(健康福祉部長)

 ワクチンの状況はちょっと遅れ気味ですけれども,国の目安として高齢者に3か月で接種を,と考えますとやはり,1週間で1万5,000回の接種が必要になります。まずゴールデンウィーク明けから本格的に実施する際には,50~60の診療所と病院で始めようと考えてます。そのファイザーが遅れた一方で,アストラゼネカが急ピッチで薬事の承認に向けて走っていますので,一応,1回目のワクチンと,2回目のワクチンは別というのは国が今のところ認めてないですから,ファイザーを置く病院と,アストラゼネカを置く病院をまた分けなければならないです。そういった整理をしながら集団接種の方も検討していきたいと。あんしんセンターではすでに医療従事者を土日で接種しており,それが6月上旬までというスケジュールになっていますから,その後引き続いてそこで高齢者も,ということは今のところ検討段階ですけれども,考えております。

(記者)

 加えて,今,国からのスケジュールで4月に入ってくるワクチンの量というのは示されていると思うのですが,今後5月以降,実際6月末までに高齢者を打ち切れるのかということを含めると,5月以降の調整が鍵となるかと思うのですが,市長はどのようにご覧になっておりますか。

(市長)

 そこは午後また河野大臣と直接やり取りするので,確認をしますけれども,どこまで確約できているかはご本人に確認しないとちょっとわからないです。河野大臣は6月中に高齢者の分は全部確保できると一応報道上はそうおっしゃってるので,どうなるかは,改めて大臣に今日直接確認をしたいと思います。

(記者)

 よさこいまつりについて,今年の年頭のご挨拶でも市長が是非今年はやりたいというお話があった中で,りょうまスタジアムでやる方向で今固まりつつあるようですけれども,そうなると従来の街頭踊りでというよさこいの趣旨からは全然外れてしまう面とか,あるいは商店街の活性化という面からも外れてしまう,おろか経済,観光客への影響とかもかなり期待がある中で大きい,そのあたりやむを得ないと思うのですが,今回回数としても第68回を外してしまうという案になっているようですけれども,現状としても市長のよさこいに対する思いと受け止め方をお伺いできればと思います。

(市長)

 よさこいまつりは昭和29年に高知市で第一回目が開催されまして,70年弱の歴史があります。よさこいは,ストリートの流しが神髄で,ここはよさこいソーランのステージ踊りとは本質的に違うので,チームも商店街も我々も本当は流しをやりたいのですが,観客の雑踏の警備と,感染予防対策がいわゆるクローズの態勢がちょっと取れないので,今年はやはり無理じゃないかと考えております。そうした場合に,りょうまスタジアムでやるとしましても,第68回よさこい祭りと名称をつけるのか,つけないのかということもあるので,そのことを含めて,多分今月末までになると思うのですが,正式に商工会議所を中心とする決定機関で決めていくことになるだろうと考えています。帯屋町をはじめとする商店街も,ストリートでやりたがってるというのはあるのですが,雑踏の警備とか感染の対策があるので,ちょっと難しいかなと思っています。やはりそうした時に,どういう名称をつけるのかも一つのポイントになるので,そこは商工会議所と協議をしていきたいと思います。ちなみに,去年徳島でやった阿波おどりはネクストモデルという,本来とは違う名称でやりました。我々も今年どうするかは,私どもの一存では決められないので,会議所とまた協議をしていきたいと思います。

(記者)

 県外からの参加チームをどうするかという現状のお考えの部分と,それとりょうまスタジアムの収容人数3,400人ぐらいに対する感染対策について,また商工会議所などでは,まだ開催の可能性は捨てきれてないような話もされていらっしゃいましたけれども,そのあたりの可能性についてはどうお考えでしょうか。

(市長)

 今,商工観光部を中心に,商店街等々にも意見を聞きながら進めているところです。まだ詳細は今月末までに最終決めていくのですが,やはり技術的に難しいというのは現場からも意見としてあがってきております。今年の全国大会の開催にも影響していくので,目途は今月中あたりに最終的には決めていきたいと思っています。普段であれば楽曲ができて練習が始まる頃なので,できるだけ早く決めてあげないとチームの準備ができないので,そこはまた全国大会も含めてどうしていくかを今月中に決めていきたいと思います。もう一つは多分表に出てない課題として,この状況下の中で,なかなか協賛金を集めにくいというのはあると思います。例えばチームでの協賛金,そして商工会議所の協賛金,我々でいうと関連する花火のイベントの協賛金とか,全国大会を開催するにはスポンサーを募らないといけないが,資金面も技術的に難しい局面になっているので,そういうことを含めて総合的に最後判断していくことになると思います。

(記者)

 観客の規制とかはいかがですか。

(市長)

 まずりょうまスタジアムでやるにしても,500メートルバンクで全国の中でも広いので,全部入れられるかということもあるので,どの部分で何人程度入れられるとか,そういう整理も今後詰めていかないといけない。また,街中でやる場合には多分クローズでやらないと難しいので,クローズできるかどうかも含めて,最終的に判断していくことになるかと思います。

(記者)

 ワクチンのことについてお聞きしたいのですが,先日全国知事会で,医療従事者向けのワクチンが不足気味の自治体が多くなっているということで浜田知事も,高知県でも4,000人不足の事態に陥ってるので,早期の供給をということ,また国は,不足分については高齢者ワクチンを流用して欲しいと言ってますけれども,こういう国の方針と全国知事会の要望について市長として見解をお願いします。

(市長)

 絶対量がまだ賄えてないのは,今日河野大臣に要請をしますが,医療従事者の不足分の実態については何か聞いていますか。

(健康福祉部長)

 具体的に何人分不足しているという情報は入ってないのですが,県とは定期的に連絡し合って,その中で確かに医療従事者分のファイザー社製が足りないという声はお聞きします。それに対して高知市もどう協力できるかを今検討している段階です。

(市長)

 役割分担をしてまして,医療関係従事者の分のワクチンは県が手配することになっているので直接知事会が要請をしています。

(記者)

 よさこいが,りょうまスタジアムでの一か所集中開催の方向で固まっていることについて,元々協議の中では複数での集中開催という案も出たと伺っているのですが,今回の方針について改めて見解をお願いします。

(市長)

 ギリギリ最後まで,どこかの商店街でクローズしてできないかは検討していきますけれども,やはり感染予防対策を最優先で考えると,どうも難しそうだというのが現況です。まだ最終決定ではないですけれども,りょうまスタジアムでやるかやらないかの段階でそのことを最終的に決めていきたいと思っています。通常の,第68回高知市よさこい祭りという名称には,多分我々からするとならないのではないかとに思います。

(記者)

 まだワクチンの供給が見通せない状況で改めて国に対するご意見,お考えがあればお伺いしたいということと,本日河野大臣と意見交換されるので,どのような要請をされるのかを併せてお教えください。

(市長)

 午後の会は中核市の市長が今のところ7~8名ぐらいの予定で,意見交換をする予定です。すべての市長からワクチンの確保を急いでほしいという話が出ております。また,今朝の新聞で出ているので解決されましたけれど,例えば集団接種の時は,看護師を派遣する必要があるのですが,看護師は派遣法の規制があって,実は派遣できないというものがあり,そこの課題があったのでそれを申し上げようかと思いましたけれども,今日の報道でありましたように,一応厚生労働省が省令を改正して来年の2月までは臨時的に対応するということが出たので,そこはクリアできました。やはり,国産のワクチンがないのが大きな課題だと思います。モデルナが認可されたら,武田製薬がいわゆるOEMで生産するというスケジュールにはなっているのですが,国産のワクチンがないのは日本の弱点なので,時間があればその点も申し上げたいと思っております。

(記者)

 西敷地の活用について伺いたいのですが,サウンディング調査が終わって,これから実施方針の策定に入ると思うのですが,改めて西敷地の活用についての現在のお考えを伺いたいのと,それからコロナ等の事情で,当初立てたスケジュールより少し遅れている面もあるとは思うのですけれども,来年度の着工という実現の可能性についても伺いたいと思います。

(市長)

 コロナの関係でスケジュール的には遅れ気味ではありますが,サウンディング調査の結果が取りまとめられてきましたので,それを整理した上で,いわゆる事業の提案の募集要領の整理の検討に入りたいと考えております。それで細かいスケジュールを決めまして,事業提案の募集要領等の詰めを行い,議会ともご相談をしながら,次のステップに進んでいきたいと思っております。これは第二期の中心市街地活性化基本計画の中に入れ込んでおり,一定,期間の制約があるので,来年度を含めて事業決定を行った上で,順次着実に進めていきたいと考えております。

(中澤副市長)

 サウンディング調査を行いまして,取りまとめが終わりましたので,多分明日だったと思いますが,まちづくり調査特別委員会で報告をするようになっていると思います。サウンディング調査では,一応7社あると聞いていますけれども,複数の方々に調査ができまして,いろいろなご意見をいただいたと聞いております。明日,議会に報告してご意見を賜ると思いますけれども,その後で,実際の募集をするための事業実施方針の案を作って,できればまた議会に説明した上で,パブリックコメントなども行いながら,まとめていきたいと思っております。それが終わった段階で,実際の募集要領を策定して進めていく形になるのですが,今の予定では,できれば実際のプロポーザルを行いまして,業者を決めて大体そういった契約を今年度中に行いたいと考えております。その上でいろいろな埋文の調査などもございますので,実際,工事の着工は令和4年中の,結構後の方,秋から冬ぐらいになると思いますけれども,その頃から工事は着手する形になろうかと思っております。

(記者)

 関連して,市長に伺いたいのですが,改めて西敷地のどのような活用を望むのか,意気込みをお伺いしたいのですが。

(市長)

 西敷地の利活用につきましては,民間活力の活用でやるということと,中心市街地の活性化に寄与する事業を導入したいというのが基本方針で,最初から一貫して変えていないので,これから議会のご意見を伺いながら,具体の事業提案を募りますけれども,そこがやはり基本になると思います。やはり中心市街地の活性化に寄与できる事業で,どういう提案が来るかを我々も見ながら,議会と調整をしながら最終的に決めていきたいと思います。

(記者)

 今の件ですが,明日の報告を聞かないとわからないですけれども,要はサウンディング調査の肝は,今までの要件のようなあり方では,なかなか事業として成り立たないので,ハードルを下げるということですよね。広場は,一定確保はするけれども,なお事業で成り立つように,ハードルを下げる話になると思うのですけれども,例えば埋文調査を市が負担したり,市がテナントに入ったりとかいうことはお考えになりますか。

(市長)

 今はまだ事業提案のベースではないですし,例えば条件設定,事業提案にかかる一番最初の入口の条件設定とかを決めた上で募集要領を決めていくので,議会のご意見を聞いて,直ちには答えられませんけれども,広場の要素は必須になると考えています。あと,埋文は建物が建つ敷地部分は埋文調査をやらなければいけないとなっていますので,この経費負担はどうするのかということは,今後の事業提案をみながら協議というスケジュールで多分いくことになると思っています。

(記者)

 あと広場の考え方ですけれども,屋上庭園みたいなものも広場とお考えでしょうか。

(市長)

 広場という概念はそれぞれあるので,例えば屋内広場も結構ありますし,屋上も当然広場機能を,機能上はもたせることはできると思います。特に東北地域へ行くと雪が降るので,広場というとだいたい屋内の広場で公共のものを設定しているので,当然屋内にあるものも広場としての概念に含めています。これは最初からですけれども。

(記者)

 民活でやるわけですけれども,民活と言いながら公の負担がどんどん増えていくという,財政的にこっちへ継ぎ足してまでやるような形態となるのではないかという指摘もありますけれども,なぜそこまでしなければならないのかと。

(市長)

 元々追手前小学校を統合する段階から,中心市街地活性化に寄与するという観点でその土地を高度利用,我々は高度利用という表現を一貫して使っていますけれども,小学校の校庭だけではなくて,高度的に,幅広く利用したいというのが大きな目標になっています。ただ財政上の負担の限界もそれぞれあるので,できるだけ民活でというのは考え方としてあります。これから事業提案を募るので,どういう提案が出てくるかを見ながら,議会と相談して最終決めていこうという段階です。

(記者)

 桂浜荘の休館に向けた公社との協議の進捗状況を今の段階でおっしゃっていただけますでしょうか。

(市長)

 3月議会で,令和2年度の補正予算の関係もあるのでいろいろご意見をいただいたところです。理事長をはじめ公社と今協議をしているところです。

(中澤副市長)

 公社との協議については,一応私も入って,理事長とも協議をさせていただいております。3月議会の説明では,令和3年度中に一定期限を切ることと,徴収委託制に戻すことをご説明させていただいたと思いますが,今,徴収委託制にしても,指定管理期間は令和6年度末でしたので,期間を短縮にするにしても本来は高知市からの指定管理になっておりますので,今後,期間が短縮になった分の公社の不利益の部分をどう見るかを現在まだ協議中です。それが整った段階で期間をいつまでにするかとか,徴収委託制をいつからにするかについては決まっていくと思います。ちょっと急いでいるのですけれども,もう少し時間がかかると思っています。

(記者)

 (決定するのは)夏目途なのか,秋目途なのかもまだちょっと見えてこない感じなのですか。

(中澤副市長)

 そこは,お互いの協議ですので,今ここでどういった目途でということを申し上げることは控えさせていただきたいと思っております。

(市長)

 これは議会の議決を得た令和6年度までの指定管理制度で,例えば相手方からいうと令和6年度まで営業できる権利がそこで発生しており,それを我々が今年度中までに縮めようとしているので,我々がどういう考え方を出せれるかは,弁護士も含めて今協議中で,内容を詰めている段階です。

(記者)

 桂浜荘がいつまで休館するのか教えてください。

(市長)

 いつから休館するかは,今協議中ですが,令和6年度まで議会の議決をいただいて,指定管理の協定をしており,ある意味それは契約の解除か解約になりますので,その後は今のコロナの感染状況を見ていく必要があります。また,どこかで今の旅行形態に合わせて,施設を改修していく必要があるので,その改修を例えば我々が公共でやるのか,どこかの段階で次の指定管理が出すことができる状況になった時に民間側にやってもらうのかも含めて,少し検討が必要なので,しばらく休館というイメージにはなります。(施設を)全然使わないと建物や,特に給排水とか電気系統が傷むので,メンテナンスは休館になっても全部やります。そういう段階です。

(記者)

 いっぺん前のリニューアルオープンが平成7年だったと思うのですが,30年近く経って,市長もおっしゃられたように,旅行形態との不一致や時代の変遷もあろうかと思いますけれども,施設改修がやはり必要だとお考えなのでしょうか。

(市長)

 平成7年で,もう30年ぐらい前になると思いますけれども,当時の旅行形態は観光バスとか,お遍路さんの宿泊もありましたので,大広間に一定の多人数で宿泊する形態でしたので,そういう施設の建付けになっています。ただ今は少人数で家族連れかグループ旅行になっているので,将来的に言うと,室内を含めて改装の必要性はあると考えておりまして,それを公共か民がやるのかは,ちょっと選択の問題があります。そのために,いつまで休館するかはまだ決まってないのですけれど,当然議会と相談して決めないといけないので,一定期間休館した上で,次のステップを考えていきたいと考えております。

(記者)

 施設改修も必要になれば,今市長がおっしゃられたように民間がやってくれるなら魅力的な提案だと思うのですが,ただ高知市は財政的に厳しいということもありますし,次の指定管理者にはそういう資金力があるところが望ましいとお考えでしょうか。

(市長)

 まだ,今それを申し上げる段階ではないのですが,それは指定管理の条件になり,今後の検討の中で募集の時にどういう条件設定をするかということになるので,もう少し先になると思います。

(記者)

 西敷地について,要は先程屋内庭園,屋内広場も有りという印象でしたけれども,前回も駄目になった案でも,高知大学の屋内広場とすれば,あのようなボリュームの建物とかも許容されるイメージですか。

(市長)

 これからになりますけれど,一定広場については,幅広い層から強い要望がありますので,広場機能は今回必須にしたいと思っています。ただ事業提案を募っていないので,提案を出してくるときにそれを屋外に併設型で取る提案が出るのか,屋内に取るのかは事業者のそれぞれの提案の自由度があるので,そこを見てからと考えていますが,募集要領を決めていくときに,どこまで絞り込むかというのがあると思います。

(記者)

 募集要領の時に屋外の庭園に,と逆に市が指定したらそれで済む話だと思うのですが,そうはされないイメージですか。

(市長)

 できるだけ自由度を残さないと,いろいろな提案が募れないので,そこの条件設定はこれから詰めていこうというイメージです。議会のご意見も聞かないといけないので。

 

以上

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)