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市長コラム内和外順 2023年8月号

市長コラム 内和外順
高知市広報「あかるいまち」より

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『らんまん』好調

コラムイラスト

連続テレビ小説『らんまん』が好調です。

主演の神木隆之介さんや人気沸騰中の志尊(じゅん)さん、可憐な浜辺美波さん、土佐のはちきんを演じる「峰屋」の大黒柱の佐久間由衣さんなど、全ての人々の演技が輝いています。

好評の一番の功労者は、予測不能なストーリーを自在に展開している、売れっ子の脚本家・長田(おさだ)育恵(いくえ)さんであり、その評価が急上昇しています。

高知では放送開始当初から高い視聴率を記録していましたが、高知県民が牽引(けんいん)役となり、全国の視聴率も上がってきました。

『らんまん』が好調なのは、牧野博士の魅力に限らず、このドラマが当時の社会の世相に鋭く切り込んでいることにも、その理由があると思います。

明治新政府は立ち上がったばかりで、西南戦争の戦費の支払いにも苦労しており、万太郎の実家「峰屋」でも、重い酒税をかけられ、経営難にあえいでいます。

女主人の(あや)は、竹雄の力を借りながら奮闘しますが、当時の女性蔑視の問題もあり、追い込まれていきます。

脚本家の長田さんのイメージには、土佐の民権ばあさん、楠瀬喜多(きた)の生き様もあり、峰屋の女主人の綾に自立した女性像を託していると思います。

万太郎が通う東京大学の人間模様も、どんどん複雑になり、大学の先生達の苛烈な主導権争いに巻き込まれ、翻弄される万太郎と寿恵子がどうなっていくのか、目が離せなくなりましたね。

市長サイン

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※このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「市長コラム 内和外順」のコーナーを再掲したものです。