白煙防止装置の停止について

　高知市清掃工場では，冬の寒い時期に煙突の出口で排気ガスが白煙化しないように，白煙防止装置を使用しています。この白煙は，排気ガスに含まれる水分が煙突出口で冷やされ，細かな水の粒となり白く見えるもので，見た目の印象以外に環境への影響はありません。一般的に言われる有害物質を含む煙とは違います。白煙は，冬に吐く息が白く見えることと同じ現象のものです。清掃工場では環境への不安を招かないように，白煙防止装置を使用してきました。

　国は，近年問題になっている地球温暖化対策の一環として，白煙防止装置に使うエネルギーを発電に使った方が良いという考え方を示しています。　全国でも40施設を越える焼却施設で白煙防止装置の停止や停止への取組みが行われています。高知市においてもこの装置を止めてごみを焼却し，白煙を見てどのように感じられたか，アンケート調査によりご意見をお伺いしたいと思います。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

１　白煙防止装置を停止する目的

　(1)　熱エネルギーの有効活用

　　　    白煙防止装置に使用する熱エネルギーを発電設備に使ったり，同装置に使用する電力を余剰電力として

        売却することなどにより，年間400万円以上のコスト削減になります。

　(2)　地球温暖化の元となる温室効果ガス排出量の削減

　　   　電力を節約することにより，約110ｔの温室効果ガス（二酸化炭素）排出の削減につながります。

       節約できる電力量は一般家庭で考えると，約90世帯分の1年間の電力量に匹敵します（平成23年度実績）。

２　スケジュール 　

３　白煙(はくえん)と煙（ばいえん）の違いについて，白煙くんとばいえんまんにたとえてご説明します。

　みなさんに白煙が有害なものではないことを知っていただき，エネルギーの有効活用と温室効果ガスの

削減をしたいと考えています。よろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ご意見，お問い合わせはこちらまでお願いいたします。

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