本文
<特殊詐欺警戒注意報発令>特殊詐欺に注意!
6月6日から10日までの間に,未納料金名目や副業あっせん名目の架空料金請求詐欺の実害5件を認知したことから,県警察本部では,「特殊詐欺警戒注意報」(6月11日から13日までの間)を発令して被害防止を呼びかけており,市町村にも情報共有・注意喚起の協力依頼がなされています。
被害者は40歳代から80歳代で,被害額は数百万円と高額となっています。被害状況は以下のとおりです。
【副業あっせん名目】 1件
SNSで副業に関する投稿があるのを見て連絡を取ったところ,投資のような副業を紹介され,相手の指定する投資用アプリをインストールさせられ,そこで購入した暗号資産を相手の指定する送金アドレスに送金し,購入した暗号資産をだましとられた。
【未納料金名目】 4件
電話会社を名乗る者から,携帯電話や自宅の固定電話に電話があり「電話料金に未納がある」「アプリの利用代金が未納になっている」「インターネットサイトの利用料金が未納になっている」などと言われ,相手に指定された口座に送金してだまし取られた。
なお,県警察が認知した今年の県内における特殊詐欺被害の被害件数は44件に及び被害額は2億円を超え,約半年間で昨年1年間の被害に迫る勢い(※昨年1年間の特殊詐欺認知件数は54件,被害額は約2億3,065万円)となっています。
さらに,このような深刻な状況となっている特殊詐欺被害とは別に,SNS型投資・ロマンス詐欺の被害も拡大しています。
架空の未納料金にだまされて振込をしてしまうと,さらに警察や別の団体等 をかたって複数回にわたり金銭を要求されます。
なお,特殊詐欺等の犯罪グループが電話をかける際によく使用する国際電話 は,着信番号に「+」が表示されます。国際電話がかからないようにすることで,犯人からの接触を防ぐことにつながります。特に固定電話では,こうした国際電話の着信拒否を簡単な手続きで行うことができますので,添付資料をご参考ください。
情報提供:高知県警察本部