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アユ産卵観察 (水上編)

No.71 アユ産卵観察 (水上編)

ほぼ週刊鏡川 2012.12.04

 

紅葉橋


 

 11月28日(水曜日),鏡川の紅葉橋下にてアユの産卵観察をおこないました。

 川辺から観察したところ, たくさんのアユが産卵のために流下してきています。目算で18cmほどでしょうか,落ちアユにしては個体が少し小さく思います。

アユ


 

 それでは,いざ撮影!!ということでウェーダー(胸まであるゴム長靴)を着て川の中へ。

ウェーダー着用!


 
 アユが泳いでいる方へ近づいてみるのですが,やはり警戒されてしまい,なかなか写真を撮らせてもらえません。そこで,今度は動かずにアユが近づいてくるのをじっと待っていましたが,水流の変化が異変を感じさせるのか,又も失敗でした。残念。ただ,写真には写りませんが,すぐ近くを泳ぐアユ達に感動。水面を飛び跳ねる姿はとても力強かったです。

 ここからは,アユの産卵についてお話します。まず,アユが産卵するのは,次のような場所です。

 ○ 川の中・下流域の「瀬」を好みます。

 ○ 下流であっても海水が混じると卵が死んでしまうので,鏡川では新月橋の上流300m辺りが下流端となります。

 
 しかも,川底がやわらかいところを好むのです。なぜなら,川底に大きな石がたくさんあったり,砂利が固まったりしていると卵を産む穴が掘れないからです。ちなみに,昨年は旭小学校の児童のみんなと一緒に産卵場の整備をしました(No.47参照)。

(川底はこんな感じです)
 

小石が多い川底

 つまり鏡川でこれら条件を満たしているのが,鏡川堰下からトリム公園前潮止堰下の間であり,春から秋まで鏡川で成長したアユは,毎年この場所付近で産卵しているのです。

 それでは,お待ちかね(?)のアユ写真は次回「アユ産卵観察(水中編)」へ続きます。なんと,あの方が特別寄稿してくださいました!

青さぎ


 
 

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