ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 組織一覧 > 新エネルギー・環境政策課 > カエルを知って童心にカエル

本文

カエルを知って童心にカエル

No.177 カエルを知って童心にカエル

ほぼ週刊鏡川 2017.10.2

 夏休みのある日,環境学習会が神田小学校児童クラブで開催されました。

 講師は,四国自然史科学研究センターの谷地森秀二先生。

 今回は高知のカエルのお話です!


 アマガエルの写真です


 現在,日本で確認されているカエルは43種,そのうち四国には12種のカエルがいて,高知でいうと11種が生息しているそうです。


 四国に住んでいるカエルたちです


 「カエル嫌い~」「カエルこわ~い」

 やっぱり女の子に多いですね。そんな私もカエルは苦手でした。


 カジカガエルの写真です

 7月のイベントでみつけたカジカガエル。きれいな水があるとこに住んでいます。

 谷地森先生の写真です

 「ぼくが(カエルを)好きにさせてみせます!」と谷地森先生。

 とてもお話が上手で,最後の質問コーナーでは,カエルが苦手なお友達からも質問がでました。




 一言でカエルといっても体の大きさや鳴き声,生息場所などカエルによって様々な違いがあります。

 私たちが比較的良く聞く鳴き声の『ニホンアマガエル』。

 水色のアマガエルの写真です

 このカエルは目の際にアイラインが入っているんです!オシャレさんですよね!

 そして雨が降りそうな日に鳴くからこの名前がついたとか。

 また,珍しい水色のアマガエルも紹介してくれました。実際先生が飼っていたそうです。

 なんらかの理由で,体内の黄色の色素細胞が欠落しているアマガエルだといわれているそうですよ。




 子どもたちは,普段目にすることの少なくなったカエルが,スクリーンに映し出されると歓声?雄叫び?をあげていました!!
 顔を手で覆っていたお友達も指の間からまじまじと見ていたりして。

 「怖いもの見たさ」って感じでしょうか。


 でも,じっくり見てみると愛らしい表情をしているカエルもいましたよ!

 トノサマカエルの写真です

 どっしり構えるトノサマカエル。







 みなさんは,喉が渇いたら口から水分を補給しますよね。

 カエルはどこで水分補給するかご存知ですか?










 なんと・・・








 【おなか】だそうですよ!!これには驚き!!

 おなかがスポンジみたいに水を吸収するのだそうです。


 「カエルを飼うポイントは,石を置いてお腹を水につかったままにさせない」こと。

 おぼれて死んでしまうので気をつけましょう・・・と先生。












 お勉強のあとは,カエルについての質問コーナーです。
 
 授業の様子です

 (1)「カエルは瞬きをするの?」

 (2)「ヒアリを食べたらどうなるの?」

 (3)「世界でカエルは何種類いるの?」

 (4)「世界で一番大きなカエルは?」

 (5)「おたまじゃくしはどうやって呼吸しているの?」 などなど。

 子どもならではの発想でユニークな質問が飛び出しました!!(正解は最後に)





 高知にはカエルが生息出来る田んぼや森,川といった自然がまだまだたくさん残っています。


 それでも,田んぼがなくなったことで,最近見かけることができなくなったカエルもいます。



 「もし,カエルがいなくなったら。」




 考えたことありますか?




 カエルがいなくなると,カエルが食べている蚊や蛾が大量発生するかもしれません。


 また,カエルを食べる鳥や動物もいなくなってしまいます。



 里山の写真です



 私たちに出来ることを見つけて,この自然を大切に残していきたいですね。

 先生の楽しいお話を聞いてカエルに魅せられた私。

 今度近くの田んぼにカエルを探しに行ってみようと思います!!














質問の答え

(1)「カエルは瞬きをするの?」
 ⇒ご飯を食べるときにします。
   カエルは獲物を飲み込むときに目をつむります。目をつむって目の玉を口に落とし込むことで飲み
   込んでいるのです!
(2)「ヒアリを食べたらどうなるの?」
 ⇒ヒアリの毒で死ぬことはないでしょう。
(3)「世界でカエルは何種類いるの?」
 ⇒約600種。多くは南アメリカ大陸で見つかっているそうです。
(4)「世界で一番大きなカエルは?」
 ⇒南アメリカ大陸で発見されたゴライエスカエル。
   ちなみに日本で1番小さいカエルは沖縄のヒメアマガエル。(2cmほど)
(5)「おたまじゃくしはどうやって呼吸しているの?」
 ⇒エラ呼吸 
 


 

ほぼ週刊鏡川 目次