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2015 鏡川わくわくツアー 【後編】

No.143 2015 鏡川わくわくツアー 【後編】

ほぼ週刊鏡川 2015.8.21

吉原川

 下流域の川原を後にし,バスに乗り込んで一路,鏡川上流の吉原へ向かいます。空は相変わらずの晴天。雲はどこに行ってしまったのでしょう。平野部はじりじりと太陽の日差しが照りつけ,気温は33℃を超えています。しかし,鏡川を辿っていくにつれ,山深い緑あふれる景色が広がっていきます。平野部のアスファルトに囲まれた蒸し暑い世界とは違い,多くの自然に囲まれた風景は見ているだけで涼しげです。

 バスは吉原ふれあいの里に到着。早速,お昼ごはんの前に川遊びの時間です。みんな水着に着替えてライフジャケットを装着。準備は万端です。早々とシュノーケルをつけている子どももいます。

かわあそび かわあそび

 この日は,吉原そうめん流しのイベントと重なっており,吉原川は大勢の人でにぎわっていました。川の水は下流に比べて格段に冷たく,とても気持ちがよいです。子ども達はおおはしゃぎ!

 かわあそび かわあそび

 そして,吉原川名物のターザンロープ。我こそはという猛者が,ロープに群がります。

 ターザンロープ1

ターザンロープ2 ターザンロープ3

 女の子も負けじと,ターザンに挑戦!!けれども,岸にたどり着けず,勇敢な男の子に助けられる一幕も。見ていてほほえましい光景でした。

ターザンロープ4 ターザンロープ5

ターザンロープ6 ターザンロープ7

 最初は怖がって飛べなかった子どもも,周囲の子ども達の励ましとアドバイスにより,飛べるようになりました。大人の力は借りていません。すべて子ども達の助け合いで達成できたのです。今日出会ったばかりの子ども達とは思えない,団結力。頼もしい限りです。

 川遊びの後はお昼ご飯。遊んだ後なのでみんなおなかペコペコです。今日のお昼はまさに「アユづくし」!写真からでもアユのちょうど良い加減に焼けた香ばしい香りが漂ってくるように思いませんか。写真のアユの塩焼きは,鏡川漁業協同組合さんのご協力により振舞われました。お弁当は鏡文化ステーションRIO内にある「うめ姉やん」さんにご協力いただきました。

アユの塩焼き お弁当

 「いただきます」の前に,鏡川のアユについて,鏡川漁協さんから少しだけ説明。後は食べておいしさを実感しました。

食事風景 食事風景 

 昼食の後は,神社の境内に集まり,鏡川の水質について学びます。パックテストといわれる水質の簡易検査を行います。鏡川の下流と上流ではどのような違いがあるでしょうか。

水質についてのお勉強 水質についてのお勉強

 水質調査の結果,下流・上流ともに「きれい」という結果になりました。鏡川の上流と下流では大きく水質が異なるということはないようです。鏡川の清流が多くの人々の努力によって守られているということですね。

 水質について勉強した後は,最初に川遊びを行った箇所とは別の沢で生き物調査を行いました。岩がごろごろあって足場は悪いですが,子ども達はこのスリルある場所が一番楽しかったようです。わたしは,子ども達が転ばないか心配で,「足元気をつけてよー!」と言いながら自分が転んでずぶ濡れになりました。

いきものさがし いきものさがし

 上流でも様々な生き物を見つけることができました。

いきもの1 いきもの2

いきもの3 いきもの4

 最後はみんなで採った生き物の大観察会です。今回は,高知県環境研究センターからお借りした「かんさつくん」(水生生物観察用水槽)のおかげで,様々な角度から生き物を観察することができ,子ども達に大変好評でした。みんな生き物が好きなんだなと実感しました。きっとお家に持って帰って飼いたいのだと思いますが,学習会が終わると川に返します。

いきもの学習会 いきもの学習会

 水生生物の学習会が終わると閉会式となり,鏡川わくわくツアーは終了です。子ども達にとって,充実した夏休みの一日を過ごすことができたのではないでしょうか。「楽しかった!」や「また来たい!」などの嬉しい言葉をたくさん聞く事ができました。

 今回のツアーを通して,夏休みの楽しい思い出となり,また,鏡川に親しみを持ってもらい,自然環境の保全や生き物について少しでも興味をもってもらえたら幸いです。

かえる

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