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大穴峡から吉原ふれあいの里へ
No.120 大穴峡から吉原ふれあいの里へ
ほぼ週刊鏡川 2014.11.26
今週は,高知市中心部から正連寺街道を経由し,旧土佐山村の「大穴峡」と旧鏡村の「吉原ふれあいの里」へ行って
きました!先週とは違い,山は秋の色に染まり始めていました。
土佐山の道沿いには,あちこちに土佐山特産の「ユズ」が!爽やかなユズの良い香りが漂ってきそうです。ユズと言
えば,やっぱり「お鍋」ですよね。また冬至にユズをお風呂に浮かべ,子どもと一緒に楽しんだことを思い出しました。
土佐山のユズは,JA高知市土佐山柚子加工調整施設で搾汁され,旭フレッシュ株式会社に運ばれた後,主にユズポ
ン酢に加工されるそうです。
《土佐山のユズ》 《JA高知市土佐山柚子加工調整施設》
土佐山庁舎から鏡方面に10分程進むと,そびえ立つ絶壁が視界に入ってきます。「大穴峡」です。
巨大な石灰岩からできている「大穴峡」は100メートル程の高さで,その雄大さに圧倒されてしまいます。その絶壁に
直径5メートル,奥行き10メートルくらいの大穴があることから,この名前がつき,以前はロッククライミングの練習場と
しても利用されていたそうです。想像するとちょっと怖いけど,何だか納得できます。
大穴峡も秋色に染まっていました。
市内中心部を9時半頃出発したのに,あちこち見ているとあっという間にもうすぐお昼です。
さぁ,今日の一番のお楽しみの昼食は,「吉原ふれあいの里」で実施される「秋のなべ鍋会」です!
この「なべ鍋会」は,山のお鍋「いのしし鍋」と鏡川のお鍋「つがに汁」。そしていろんな山の秋の味覚を楽しんでもらおう
と,「吉原ふれあいグループ百日紅」さんが毎年実施しています。
鏡庁舎から20分程度山道を進むと,鏡川の支流吉原川のほとりに「吉原ふれあいの里」はあります。
もみじが赤や黄色に染まり,川は,遠くからでも川底が見えるほど澄み切っていて,とても冷たそうです・・
夏に鏡川わくわくツアーで訪れた時とは,全然風景が違っていてびっくりしました!
ずいぶん長い間,ゆっくり紅葉を見る機会がなかったのですが,言葉にし切れない美しさに感動してしまいました。
少し渓谷を散策し,お待ちかねのお昼ご飯です。
鍋の他にイタドリやゼンマイ(いずれも山菜です)の炒め煮,豆腐とこんにゃくのヌタ,チラシ寿司やその他にもたくさん
のお料理をバイキング形式で食べました。その中でも特に私が気に入ったのは,「地元しいたけのタタキ」です。
片栗粉をまぶしたしいたけを油であげ,薬味をのせ,ポン酢で合えているのだと思いますが,ぷりぷりの食感の地元の
しいたけは,絶品でした!!すごく美味しかった~これは,おかわりしないと!と慌てて行きましたが,あっという間に売り
切れ。本当に残念。。来年も食べに来ないと!
いろんな地元のお料理が並んでいました たくさんの方が秋の味覚を楽しんでいました
今は,紅葉で色を染めていますが,春には,黄色のヤマブキや紫色のタキツツジが咲くそうです。四季折々の自然が楽
しめる吉原ふれあいの里にぜひ足をお運びください!
今回は「大穴峡」に「吉原ふれあいの里」,前回は「平家の滝」と「樽の滝」をご紹介しましたが,場所がわからない方は,
「もいちど散策 鏡川」をご覧ください。