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【街路市】クラウドファンディングへのご支援をお願いします
皆さまの温かいご支援・ご協力をお願いいたします
「高知といえば日曜市!みんなで未来につなごう!プロジェクト」と題して,クラウドファンディングを実施いたします。
街路市の空きスペース対策と歴史的景観を守ることを目的として,「お試し出店」事業を開始し,貸出専用テントを確保することについて,ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施することとなりました。
ふるさと納税サイトから寄付する方はこちら 高知といえば日曜市!みんなで未来につなごう!プロジェクトページ (外部サイト)
クラウドファンディングのチラシ
クラウドファンディングのチラシ [PDFファイル/1.92MB]
土佐の街路市について
街路市の歴史
高知市の街路市は,元禄3年(1690年)に,藩の政策として場所と日取りを定めて市立を認めたことが始まりとされています。その根拠は,郷土史家の調査により,山内豊昌が元禄3年3月に制定した藩法「元禄大定目」に「市日,毎月2日・17日朝倉町(現:南はりまや町),7日・22日蓮池町(現:はりまや町2丁目),12日・27日新市町(現:はりまや町2丁目)」と記されていることが判明したことによります。
太陽暦の採用(明治5年)後,明治9年に官庁が日曜休日,土曜半休になったことに伴い、,これまでの定日市が曜市に変更され,今日の日曜市が誕生しました。現在の各曜市の形態が整ったのは,昭和元年のことです。第二次世界大戦によって休止状態にあった街路市は,昭和23年に追手筋で日曜市が復活し,その後,開市場所や規模などが変遷しながら今日に至っています。
街路市の存在
本市の街路市は,高知市の消費経済面において,農産物を中心に一定の流通機能を果たしています。生産物が直接生産者から消費者へ取り引きされる街路市の形態は,品物が新鮮で安価であるという消費者経済への貢献とともに,市民にとって郷愁と憩いと心の安らぎを与える買物広場として欠かせない存在となっています。また”土佐の日曜市”に代表されるように全国に誇りうる歴史と出店規模は,「午後にわたって開かれる定期市」という希少価値とあいまって観光資源としても重要なものとなっています。
各曜市の紹介
現在,街路市は日曜市,火曜市,木曜市,金曜市の4種類で構成されています。各曜市によって場所や形態も異なり,それぞれ趣が感じられます。
(1)日曜市(Sunday Market)
日曜市は,高知のお城下・追手筋にて300年以上の歴史を誇る全国的にも珍しい大規模な街路市です。
多い日は2万人を超える人出で賑わいます。
・開 催 日 毎週日曜日 夏時間(4月~9月 5時00分~15時00分頃)
冬時間(10月~3月 5時30分~15時00分頃)
※1月1・2日、追手筋でのよさこい祭り開催中(8月10・11・12日)はお休み。
・開催場所 追手筋1・2丁目(追手筋南側2車線を利用)
・出店規模 出店距離 900m
出 店 数 約370店
・品 目 農作物,果物,古物,手作り工芸品,海産物,植木・花など
また,街路市がスタートしたのは1690年であるため,街路市自体は300年以上の歴史を持ち,曜市化されてからは,令和8年度で150年目を迎えます。
(2)火曜市(Tuesday Market)
火曜市は,水路の上に戸板等を渡して出店しており,独特の風情があります。
・開 催 日 毎週火曜日 6時00分~12時00分頃
・開催場所 上町4~5丁目
・出店規模 出店距離 280m
出 店 数 15店
・品 目 農産物,果物,塩干物,食品など
(戸板を敷いて販売している様子)
(3)木曜市(Thursday Market)
木曜市は,高知城の真南の「県庁前通り」で開催しており,オフィス街に位置するため,出勤時やお昼休みの時間にお買物をする会社員の方も多くいるのが特徴です。
・開 催 日 毎週木曜日 6時00分~13時00分頃
・開催場所 高知県庁前
・出店規模 出店距離 190m
出 店 数 65店
・品 目 農産物,果物,菓子,打刃物,食品,花など
(4)金曜市(Friday Market)
金曜市は,JR高架下で行われている珍しい市になります。近隣にスーパーが少ないため,金曜日に市にきてまとめて購入される常連のお客さんが多くいます。
・開 催 日 毎週金曜日 6時00分~12時00分頃
・開催場所 愛宕町1丁目「愛宕町広場」
・出店規模 出店距離 120m
出 店 数 14店
・品 目 農産物,果物,塩干物,食品など
街路市の魅力
(1)街路市テント
土佐の街路市では種類豊富な商品や土佐弁が飛び交う素朴な雰囲気はもちろん,街路市の「景観」も人々を惹き付ける魅力の一つです。出店者が建てる深緑色の専用テントが通りにずらりと並ぶ景色は,「高知の街路市」形づくる大切な要素となっています。
(2)多種多様な品目
四季折々の旬の新鮮な食材や,高知ならではの特産品が並び,量販店では得られない商品がたくさんあります。この豊富な品揃えが,高知市民に欠かせない「生活市」として地元客にも愛される所以となっています。
並べてある商品を見ながら歩くと,「もうこの商品が出ているのか」と季節の移り変わりが感じられて豊かな気分になります。
(3)人の魅力
商品も魅力の一つですが,人の魅力に出会うことができるのが高知の街路市。
生産者と消費者,観光客が対面で交流するコミュニケーション溢れる「ふれあい市」であり、,土佐の言葉(土佐弁),人情,文化などに触れることができる素朴で誠実,温かさの漂う「ふるさと市」でもあるのです。また,地元の食材を使った料理法や食べ方を教えてくれるお店もあり,高知の食文化を伝承する役割も果たしています。
街路市でよく聞こえてくるのは,「まけるき,袋にいれちゃお(こぼれるので、袋にいれますよ)」や「こじゃんとおいしい(すごくおいしい)」といった土佐弁が飛び交っています。出店者の皆さんの愛を土佐弁で感じることができます。
(4)学びの場
子どもたちや学生の学びの場としても利用されています。県内外を問わず,街路市を研究やフィールドワークの対象にする学校や学生も少なくありません。また,各種学校による出店体験も可能です。今年度は高知商業高校のジビエ部が日曜市の場でチャレンジ出店の取組をスタートするなど,新たな試みに挑戦いただいています。
毎年秋ごろになると,高知市内や周辺地域の保育施設・小学校の子どもたちが街路市に見学に来てくれます。街路市を身近に感じてもらい,未来の街路市関係者を育てるために大切な一歩となっています。
(5)多様な連携
街路市を持続的に運営していくためには,出店者との情報共有や協力が欠かせません。また,最近では出店者の若手有志による街路市青年団と一緒に本年8月22,23日に行われた大阪・関西万博での高知県PRイベント「World Yosakoi Day」に参加し国内外に向けて街路市をPRしました。様々な団体等と協力しながら,街路市の活性化に向けて取り組んでいます。
市民にとってはなくてはならない”街路市”
高知の魅力がつまっている土佐の街路市は、高知の財産として、将来に向けても守っていく必要があります。地元住民と観光客がともに楽しむことのできる場所、それが土佐の街路市です。
街路市の課題
土佐の街路市は,魅力がたくさんある反面,解決しなければならない課題もあります。
出店者数の減少
出店登録者数が1117人と最も多かった昭和45年から,令和6年度までに800人ほど減少しています。出展者の高齢化が販売方法の多様化など様々な要因がありますが,10年後には街路市がさらに縮小するのではないかと危惧されます。
出店者の減少に伴い以前と比べると空きスペースが増えています。特に日曜市では多くの観光客が訪れており,空き小間が目立つと,少し寂しいといった声も聞かれます。
街路市専用テントが出店の妨げになっている!?
出店者が減少する一方で,新たな出店の問い合わせも少しずつですが増えています。ただ,街路市に出店するためには,街路市専用テントを確保する必要があり,近年の価格高騰により専用テントの値段が上がり購入が難しく,断念するケースがあります。街路市の景観を守るためのテントですが,出店のハードルの一つにもなっており,悩ましいところです。
解決策
「お試し出店」事業の開始
現状を少しでも改善するために,高知市は新規出店者に対して専用テントを一定期間貸し出す「お試し出店」事業を始めます。
この「お試し出店」事業は,本格的な出店に向けて出店体験を提供するとともに,余裕をもってご自身で専用テントを確保できるよう支援するものです。この取り組みにより,新規出店者を増やし空き小間を少しでも減らすことで,街路市の魅力である景観を未来へつなげることが期待できます。
このクラウドファンディングでいただいた寄附金を活用し,貸出用の街路市専用テント5張りを購入します。
街路市専用テントについて
街路市専用テントの特徴
(1)片流れ・軒
街路市専用テントはお客様に配慮した片流れ型で,しかも軒があるので雨が降る中でも来市者に雨が当たらない,日除けにもなるため,とてもお客さんにやさしい形状になっている優れ物です。
(2)連結ができる
幅はそれぞれ異なりますが,出店者のみなさんが同じテントを使用することで,隣同士をぴったりくっつけることができます。
雨が降った場合でもお隣さんに迷惑をかける心配はありません。
(3)独自にアレンジ可能
梁部分は物干し竿を使用する方や独自に竹竿を使用する出店者もおり,昔ながらの雰囲気やお店のイメージをテントで表現することができます。
左記写真は,日曜市3丁目に出店されているタコス屋さんのお写真です。独自のスタイルを表現しており,統一されているテントの中でのアレンジをして出店をしています。
土佐の街路市らしさ
(昭和40年代の日曜市)
(現在)
街路市専用テントがずらっと並ぶことにより,「土佐の街路市」ならではの景観が生まれます。
専用テントを使用し続けることにより,長年にわたって継承されてきたこの景観を守り続けることができます。
プロジェクト概要
目標金額
100万円
実施期間
令和7年9月25日(木曜日)~12月1日(月曜日)
寄附金の使い道
いただいたご寄附は,新規出店者に貸し出す街路市専用テント5張の購入に活用し,目標金額に達しなかった場合も,本プロジェクトに活用させていただきます。
また,目標金額以上の寄附をいただいた場合は,街路市活性化を目的に活用させていただきます。
記念品
※お礼の品(返礼品)ではないため、市内・市外の在住地は問わず対象になります。
※寄附金額の入力画面で「お礼の品」についての記述がありますが、こちらにご紹介するものは「記念品」であり、「お礼の品」ではありません。寄附金額を入力した後、記念品のご希望について、必ずアンケート欄で選択してください。
※記念品の発送等については、寄附募集期間終了後となります。
※寄附完了後のキャンセルや申込内容の変更はできません。
◆5千円枠(5千円以上)◆
高知市長からのお礼状の贈呈(メール配信)
◆1万円枠(1万円以上)◆
日曜市特製ポストカード5種の贈呈
◆3万円枠(3万円以上)◆
街路市PR動画のエンドロールに氏名をクレジット
※氏名またはニックネーム/公序良俗に反する表現など不適切なものは不可/受付後の氏名等の変更は一切不可/氏名またはニックネームの明記がアンケート時に未記入の場合、クレジット不可
◆5万円枠(5万円以上)◆
探検!発見!日曜市ウォークへの参加
街路市に精通した専門スタッフが、現地を案内しながら街路市の魅力を余すことなくご紹介。
■実施予定日:2026年5~6月頃の日曜日(日程調整の上決定)
■時間 帯:午前中(予定)
※高知市までの交通費(宿泊される場合はその費用も含む)は自己負担となっておりますので、予めご了承ください。
寄附方法
このクラウドファンディングは,ふるさと納税の対象です。
市内・市外在住を問わず,寄附金控除上限額内であれば,寄附金のうち2,000円を超える部分については,所得税の還付と住民税の控除が受けられます。
(1)ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」から寄附する
高知市のプロジェクトページにアクセスし,ご希望の寄附金額を入力のうえ,寄附のお申し込みをお願いします。
高知といえば日曜市!みんなで未来につなごう!プロジェクトページ(外部サイト)
(2)寄附申出書から寄附する
商業振興課までお問い合わせいただくか,「寄附申出書」をダウンロードし,必要事項をご記入の上,高知市役所 外商支援課 「ふるさと納税Cf」担当までお送りください。
後日,市外商支援課から納付書もしくは振込用紙をお送りしますので,金融機関でお手続きください。
寄附申出書(団体・法人用) [PDFファイル/1.01MB]