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【新型コロナウイルス感染症】 市長メッセージ(5月19日発表)

 市民の皆様、職員の皆さん、おはようございます。
 新型コロナウイルス感染症につきましては、多くの市民の皆様や関係者のご努力により、高知県内では、4月30日以降3週間にわたり、新たな感染者が発生していない状況にあり、感染防止にご協力いただきました市民の皆様方に、感謝申し上げます。

 全都道府県を対象に発表されていた緊急事態宣言につきましては、高知県をはじめとする39県に関しましては、5月14日に解除され、本市においても、徐々にではありますが、日常生活を取り戻しつつあると感じます。
 政府では、39県の緊急事態宣言の解除とともに、国の対処方針を改定し、今回、解除された地域において、集団感染の懸念がある「3密」のある場所への外出の自粛を呼びかけるとともに、感染防止策が整っていない場合の大規模なイベントは、5月末までは、中止や延期を求めています。

 また、国の専門家会議では、各地域の感染状況に応じて、東京都をはじめとする8都道府県を「特定警戒都道府県」に指定するとともに、「感染拡大注意区域」と「感染観察区域」に区分して、それぞれ適切な対策を進める必要があるとの提言がなされています。
 高知県をはじめとする39県の感染観察県については、不要不急となる県境をまたぐ移動を避けるとともに、それぞれの業種の業態ごとに、感染拡大予防に関するガイドラインが示されました。

 一方で、緊急事態宣言の解除後に、再び感染が拡大した場合には、緊急事態宣言の対象地域に再指定される場合もあることから、直ちにコロナ感染発生前の状態に戻ってよいということを意味するものではありませんので、本県におきましても、感染拡大の防止に向けて、気を緩めてはいけない状況にあるものと考えます。
 市民の皆様、職員の皆さんにおかれましても、国が示した感染拡大予防のための「新しい生活様式」を参考にしながら、日常生活の場や職場等において、「三つの密」を避けること、「人と人との一定の距離の確保」や「マスクの着用、手洗い、消毒」などの感染予防対策に、引き続きのご協力をいただきますよう、お願いいたします。

 今般の緊急事態宣言の解除に基づき、高知県が「感染観察県」となったことを受けて、濱田高知県知事からは、不要不急の他県との往来については、5月末までの自粛を求める一方で、適切な感染防止策の実施を条件として、繁華街の接待を伴う飲食店やカラオケボックス、ライブハウスへの出入りの自粛要請の緩和などの方針が示されました。

 本市では、これまでの休業要請に応じた営業自粛などの影響で、経営状態が悪化している業界も多くありますので、各種の協力金や給付金の支給をはじめ、県市連携のもとで、効果的な支援策を講じていく必要があります。

 今週21日に開催されます5月市議会臨時会では、コロナ対策支援などの補正予算案をご審議いただく予定ですが、高知市独自の事業者への支援策として、新型コロナウイルス感染症により、売り上げが前年と比較して20%以上50%未満の減少幅の事業者の皆様に対し、会社などの法人等には上限20万円を、個人事業者等には上限10万円の事業者支援給付金の支給を行う補正予算案を盛り込んでおります。
 こうしたメニューも活用いただきながら、早期の地域経済の回復をめざして、官民一体となって取り組んでまいります。

 次に、本市の市立小中学校では、5月25日の学校再開に向けて、これまでの学習内容の復習や休業中の課題について、学習や体調管理のための運動などの補習学習等を行い、希望者に対しては給食の提供も行うとともに、児童生徒の学習に遅れが生じることのないよう、7月8月の夏休み期間中に、2週間程度の授業日を設定することとしています。
 また、保育所等については、感染防止対策を徹底しながら、5月11日から保育を再開していますが、市立学校を臨時休業としている5月24日までの期間については、子どもさんの健康と安全を確保するため、家庭での保育が可能な場合は、できる範囲内で、引き続き、家庭保育の協力をお願いしております。
 なお、オーテピアをはじめとする県内の各公共施設につきましては、ゴールデンウィーク後の5月11日もしくは12日から、順次、施設を再開しております。

 次に、特別定額給付金につきましては、4月27日時点の住民基本台帳に登録されている市民の皆様を対象に、お一人あたり10万円を支給するものです。
 本市におきましては、特に生活に困窮されている市民の皆様への給付を急ぐため、5月1日から申請書の受付を開始し、これまでに、既に2万5千件を超える申請書をお送りいただいており、現在は、一日でも早く給付金を支給できるよう、世帯主の方の銀行口座への振込手続の作業を進めているところです。
 先週の土日には、合わせて200名近い、多くの職員の皆さんのご協力のもとで、手続に向けて、精力的に作業を進めていただき、土日に協力をいただいた職員の皆さんにも、感謝を申し上げます。

 この給付金の申請につきましては、最終的には、市内全世帯の約16万3千世帯の皆様から申請を受け付けることになりますので、給付までの作業が迅速に行えるよう、今後も、引き続きのご協力をお願いいたします。

 なお、6月12日から13日にかけて、高知市から、世帯員の情報が印字された給付金の申請書を、郵送で各家庭にお届けする予定ですので、申請書が届くまでお待ちいただける方には、それまでお待ちをいただき、特に生活に困窮されている方への給付が速やかに行えるよう、ご協力をお願いいたします。

 次に、市役所内において実施している市職員の出勤者の勤務の調整につきましては、5月末まで延長しており、6月1日からは、通常の体制に戻す予定としております。
 職員の皆さんには、市民の皆様に対する行政サービスの低下が極力生じないよう、感染拡大の防止に向けて、継続して取り組んでいただきますよう、お願いいたします。

 市民の皆様、職員の皆さんにおかれましては、今後も、感染予防への対策を徹底していただき、できるだけ早期に、新型コロナウイルスの感染拡大が収束に向かうよう、官民一丸となって取り組んでいただきますよう、改めてお願い申し上げます。

令和2年5月19日        

高知市長 岡 崎 誠 也


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