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7-3_よさこい移住
西村真紀

西村真紀さん(第72回)

現在のお住まい:高知市(前居住地:神奈川県)
参加のきっかけ

 自由は土佐の山間より(植木枝盛の言葉)。子ども時代を高知で過ごし、「自由」という言葉のとても深い意味を学びました。高知にルーツを持つ人間として、ずっとこだわって生きています。よさこい祭りは音楽、振り付けなどが自由で、参加者も多種多様で発展し続けている祭りです。だから私は、ずっとずっとよさこい祭りの大ファンです。
 よさこい祭りとの出会いは、上京していた大学生の時に帰省してユースホステルチームで踊ったこと。その時のリーダーが市役所のOBさんでした。彼は高知と正調よさこいを愛して止まない人でした。この度高知にUターンしてきて、「あの踊りと感動をもう一度!」という気持ちで応募させていただきました。

意外と難しい正調よさこい鳴子踊り

 なんとなくよく知っている気がしていた正調よさこい踊りですが、まあなんと奥の深いことか。なめたらいかんぜよ!難しい難しい。1週間経っても、初日の人(その日から参加する踊り子)に混ぜられての厳しい特訓(笑)を受けました。練習を続けるにうちに、楽しくて優しい仲間と交流することができて、おもしろくなってきました。
 本番当日。バスに乗って午前は慰問、午後は競演場を巡ります。バスの中は終始にぎやかで、楽しすぎて笑いが止まりません。何より市役所チームの皆さんがとても仲が良くて、チームを愛しているのを感じました。慰問先では温かい声援とおもてなしに感動し、また会いたいと心底思いました。競演場でもお客様が歌も踊りもよく知っているので、一緒に声を上げ鳴子を鳴らして一体感があるのは、やはり正調一筋の市役所チームらしい演舞だと思いました。

これからのよさこい祭りへの関わり方
西村真紀集合写真

 今回、市役所チームの大先輩であるレジェンドの高齢の方が、練習、そして雨の本番にも参加してくださいました。最初にお会いした日は車椅子で立つのもようような感じに見受けられましたが、とうとう立ってご自身の足で鳴子を振ることができました。すごい!です。よさこい祭りには、こんなエンパワ-メントがあります。その力とは踊りというフィジカル面ではなく、人とのつながりを作る力だと思います。小さなお子さんからお年寄りまで、障がいのある方も、病気と闘っている方も、踊る人、作る人、観る人みんなが元気を与えあう関係をよさこい祭りは作ります。よさこいを体験すると、みんな生きる力がみなぎります。自由、多様、元気。こんな高知の魅力を、よさこい祭りの精神を通して発信していきたいと思います。