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よさこい移住

青木亮介さん(第62回)

現在のお住まい:高知市(前居住地:神奈川県)

『正調よさこい鳴子踊りを体験して』

参加のきっかけ

 昨年、仕事の関係で横浜市から高知市へ転入して、人生で初めてよさこい祭りを目の当たりにしました。年齢、性別を問わず一生懸命に華麗に踊り、躍動感が溢れる踊り子を見て、率直に「この祭りは見る人に感動を与える祭りだな」というのが印象でした。
 今年になって、高知市役所踊り子隊で踊っていた友人から移住者枠の紹介を頂き、見る人が感動するのなら踊る人はもっと感動しているのに違いないと思い、職場の上司からも後押しがあって参加を決意しました。

練習では

 職場の理解もあり、ほぼ毎日、よさこいの練習に参加させて頂きました。最初は鳴子の鳴らし方から、高知市役所踊り子隊が守り続けている「正調よさこい鳴子踊り」を見よう見真似で悪戦苦闘でしたが、ベテランさんからの厳しい指導もあり、何とか覚えることができました。また練習も何回か重ねると、知り合いも増え、一体となって踊ることが楽しかったです。音響機器が途中でオーバーヒートを起こして、楽団の方がアカペラで歌い、それに合わせて踊ったのも特に印象が残っています。

正調よさこい鳴子踊りの魅力

 そして、本番を迎え体力に不安はありましたが、高知市役所前の広場での出陣式を皮切りに、市役所の関係施設での演舞、そして市内各地の競演場と2日間踊りきることができ、達成感があったのと同時に非日常的な気分を味わうことができました。
 印象的だったのが、高知市が運営する施設、桂浜の観光施設前、そして各競演場とどこへ行っても、老若男女の人が楽しそうにご覧になっていて、熱い応援を受けているような感覚がありました。
 高知市役所踊り子隊のコンセプトである「たかが正調、されど正調、心に響く粋な正調。」が持つ不思議なマジックかなと思ったとともに、「正調よさこい鳴子踊り」には戦後、高知に元気を取り戻すと始まったよさこいの原点が詰まっているのかなと思いました。
 また、自分自身が踊り終わった後、正調よさこいを50年近く踊っている方がいる別隊の華麗な演舞を見たときには心が奪われました。

これから

 今後、仕事の都合で、いずれ高知市から離れることになります。ただ、よさこい祭りの期間中は高知へ戻ってきて、機会があれば、正調一筋の高知市役所踊り子隊として再び踊りたいなと思います。

 最後に、「正調よさこい鳴子踊り」を厳しく御指導頂いたのと同時に励ましを頂いた方々、運営にあたって裏方で汗を流した方々、練習・祭り期間中フォローを頂いた職場の上司・同僚の各位にこの場を借りて御礼を申し上げます。