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高知の魅力的なまちをご紹介
〜室戸市編〜
■宇賀さんにお話を伺いました
こんにちは。室戸市役所まちづくり推進課 移住促進室の宇賀優衣(うかゆい)です。
私は愛知県出身で、10年前、「水族館で働きたい」という夢を叶えるために室戸に移り住みました。最初は水族館職員として働いていましたが、足の怪我をきっかけに事務職へ転職し、4年前からは市役所の移住促進室で、室戸での新しい生活を検討されている方々のサポートを行っています。
「よそ者」だった私が、気づけば地域の方々に支えられ、今ではここが大切な「自分の居場所」になりました。お家やお仕事のこと、どんな小さな不安にも寄り添いますので、まずは世間話をしに来るような感覚で、気軽にお話を聞かせてください。
■室戸市はこんなところ
室戸の暮らしを一言で表すなら、「海と共に生きる、飾らない暮らし」です。
高知市から東へ車を走らせること約1時間半。公共交通機関を利用する場合は、高知駅から「ごめん・なはり線」の終点・奈半利駅まで電車に揺られ、そこからさらにバスで約30分。高知県の東端、太平洋に大きく突き出したこの街は、豊かな黒潮の恩恵により、一年中本格的な釣りが楽しめるのはもちろん、ホエールウォッチングなどのマリンレジャー、そして獲れたての海の幸を日常的に味わえるなど、「遊び」も「食」も海の恵みを存分に堪能できる場所です。海を愛する人なら、その尽きることのない魅力にきっと一目で夢中になるはずです。
一歩外へ出れば、五感を心地よく刺激する潮風と波の音がすぐそばにあります。水平線に沈む夕陽や夜空に広がる満天の星を眺めながら、自然のリズムに身をまかせて過ごす時間は、何物にも代えがたい日常の贅沢になります。
また、この土地で生きる人々が育んできた、温かな「お裾分け」の文化も室戸の魅力です。「これ、たくさん獲れたき(採れたから)」と届く新鮮な魚や、近所の畑で採れたばかりの野菜には、単なる食材以上の、作り手の顔が見える安心感と人の温もりが詰まっています。海の恵みに感謝し、隣人と分かち合う。そんな心地よい海暮らしの時間が、今も変わらず流れています。


ご紹介したい
室戸市のスポット!
1. 旬の味覚がすぐそこに!
「浦戸屋」の新鮮魚介
沖合に黒潮が流れ、水深が急に深くなることで魚影の濃い漁場が目前に広がる室戸市は、「定置網漁」が盛んな、活気あふれる漁業の町です。
そんな漁師町での暮らしに欠かせないのが、地元の魚屋さん。私がよく利用しているのは「浦戸屋」さんです。港から直送される「朝どれ」の鮮度抜群なお刺身をランチで楽しむのが、室戸では日常の風景。四季折々に並ぶ魚の種類が変わるため、食を通じて季節の移ろいをダイレクトに感じることができます。


2.遊びのフィールドは無限大!
マリンアクティビティ
室戸の海には地球の鼓動を感じることができる「遊びのフィールド」が無限に広がっています。最大の魅力は、なんといっても黒潮がもたらす魚影の濃さ。一年を通して多彩な魚種が狙える室戸は、釣り人にとってまさに聖地です。身近な「岸釣り」では、仕事終わりや休日のふとした時間に近くの堤防や磯へ。アジやサバ、カマス、アオリイカなど、食卓を彩る魚たちが狙えます。さらに「沖釣り」で一歩沖へ出れば、そこは巨大魚の住処。カンパチやキハダマグロ、クエといった大物を釣り上げる高揚感は、室戸ならではのダイナミックな体験です。また、釣りのほかにもクジラの姿を追うホエールウォッチングなど、大地の息吹を肌で感じる感動がすぐそばにあります。


3. 地域の温もりに触れる
「椎名集落活動センターたのしいな」
ここは定置網漁業が盛んなエリア。周辺に飲食店が少ないことから、「毎日汗を流して働く漁師さんたちに、美味しい昼ごはんをお腹いっぱい食べてほしい」「住民の交流の場になってほしい」と思い、月に一度「おいしいな食堂」を開いています。ここは、漁を終えたばかりの漁師さんが長靴のまま「お疲れさん!」とふらっと立ち寄れる、気取らない場所。地元のお母さんたちが、室戸の旬を詰め込んだボリューム満点のランチを、なんとワンコイン(500円)で振る舞います。地元の人から「これ使って」と食材の寄付が届くことも珍しくありません。地域の情熱と優しさがぎゅっと詰まった、心までお腹いっぱいになれる特別な居場所です。
ここで、室戸の漁師町に溶け込み、自分らしい日常を築いている二人の女性をご紹介します。彼女たちの暮らしには、移住のその先にある「充足感」が詰まっています。


■「楽しむ姿」が地域を動かす、
パワフルな母:川島さん
11年前、夫の「漁師になりたい」という夢を支え神奈川から移住した川島さん。現在は集落支援員として、地域活動の中心人物となっています。
「まずは自分が全力で楽しむ」という姿勢から生まれる面白い企画に、地域の人々も次々と巻き込まれていきました。特に注力してきたのは「たのしいなこどもクラブ」です。少子化でこども達の家も集落内に分散しており、子ども達が自然に集まりにくい地区の特性を踏まえ、「意識的に集まれる場」として立ち上げました。
ここでは、多世代交流や、子ども達が販売のお手伝いを通じ商いを実践し、生きる力を育んでいます。そこには、環境の変化に不安を抱える子ども達に「ここで最高に楽しい経験をして、この町を好きになってほしい」という川島さんの強い願いがあります。少人数だからこそ一人ひとりを大切にする環境で、地域の愛に包まれ、伸び伸びと成長しています。


■縁を紡ぎ、地域の「看板娘」として笑う:
仙頭(せんとう)さん
母親が室戸出身という縁があり、7年前に奈良県から単身で移住してきた仙頭さん。
かつてはオーストラリアでの生活経験もある彼女が選んだのは、祖父母から引き継いだ空き家を拠点にした、海辺の暮らしでした。
仙頭さんの日常は、センターの食堂で訪れる人々と交わす「たわいもない会話」に彩られています。ご主人が水産業に関わっていることもあり、地域から「仙頭くんの奥さんやね」と温かく迎え入れられました。お裾分けの野菜で夕飯を作り、海辺の適度な距離感の中で、誰かに必要とされる喜びを感じる。「本当にラッキーだった」と語る彼女の柔らかな笑顔が、室戸の居心地の良さを物語っています。


支援制度をご紹介
二段階移住補助金を利用し、県外から高知市へお試し移住(一段階移住)された方などが利用できる支援制度です。
移住後に空き家やアパートなどを借りた場合の家賃を補助します。
対象条件:定住の意思を持って室戸市に移住し、移住前2年以上は市外に居住していたことなどが要件です。ただし、転勤・就学等に伴う一時的な居住や、公営住宅・社宅等への入居は対象外となります。
補助額:最大1万円 × 12か月間(補助率 1/2)
移住の際、引越し事業者等に依頼して荷物等を運搬した費用を補助します。
対象条件:定住の意思を持って移住し、移住前の2年以上市外に居住していたことなどが要件です。転勤・就学等に伴う一時的な居住の場合は対象外となります。
補助額:最大5万円(補助率 1/2)
室戸市の空き家バンク登録物件を改修する際の費用を補助します。
対象条件:物件の買主・借主・貸主が対象です。移住者自身が申請する場合は、改修後に10年以上居住することなどが要件となります。
補助額:最大240万円(補助率 10/10)
上記のほかにも支援制度があります。ご利用いただける支援制度の有無や必要な手続きなどについては、下記までお問い合わせください。
お問い合わせ先:室戸市役所 まちづくり推進課 移住促進室
住所:高知県室戸市浮津25番地1
電話番号:0887-22-5167
受付時間:平日8時30分から17時15分
(土日・祝日・年末年始の閉庁日を除く)
HP:https://inakagurashi.kochi.jp/

移住を検討されている方へ
移住は大きな決断ですが、私たちはあなたの「日常」を丸ごとサポートしたいと考えています。
まずは1週間、移住体験住宅に滞在してみてください。スーパーで買い物をし、海辺を歩き、地域の人と挨拶を交わす。
そうした体験を通じて、あなたの五感が「心地よい」と反応したなら、それが答えかもしれません。
家や仕事探しも含めて、私たちがワンストップで伴走します。室戸の海と、温かな人々が、あなたの新しい一歩を待っています。

お問い合わせはこちら
< 室戸市役所 まちづくり推進課 移住促進室 >
室戸市役所
まちづくり推進課
移住促進室
住所:高知県室戸市浮津25番地1
受付時間:平日8時30分から17時15分
(土日・祝日・年末年始の
閉庁日を除く)