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青い空の真下で

二段階移住 取材レポート

田野町 山下さん

高知県の東部にある四国で一番面積の小さな自治体、田野町。
そんな田野町で、夫婦で漁業を営む山下さんからお話をお伺いすることになりました。
早速、待ち合わせ場所の「道の駅 田野駅屋(たのえきーや)」へ。(余談ですがここの卵焼きは絶品です。)

■"♯田舎暮らしは甘くない”のPR動画を見て

息子さんと娘さんと3人で待ち合わせ場所に現れた山下さん。せっかくなので、山下さんのお気に入りの場所でインタビューをさせてもらいたい、とお願いしたところ、「田野町から出ちゃいますけど、いいですか?」と山下さん。
どこに案内してもらえるかドキドキしながら付いていく取材班。しばらくすると、180度太平洋が広がり、解放感あふれる場所に到着しました。ここは、奈半利町にある「海辺の自然学校」という公園だそうです。

潮風、波の音、青空という最高のロケーションの下で、“♯田舎暮らしは甘くない”のPR動画をご覧いただくことに。
すると、横にいた息子さんから、「この動画、テレビで見たことある!!」とありがたい一言が。「息子さん、情報感度が高いですね」と感動の取材班。
「改めて、実際に移住をされた方の目線で動画をご覧になられた感想は?」と尋ねると、「本当に動画の通りだと思います。よくぞ代弁してくれたと思います」と笑顔で答えていただきました。

■やりたいことがないまま移住した高知

山下さんと高知の出会いは、大学生の頃。東京で大学生をしていた山下さん。当時、お付き合いをされていた方(現在の旦那さん)が、ある日、「漁師になるから高知に行ってくる」と突然の宣言。「海に携わる仕事に就きたいとは聞いていたけど、私が就職活動中の今言う!?」と、当時の山下さんは混乱でいっぱいだったそうです。
その後、東京と高知の5年間の遠距離恋愛を経て、結婚を機に高知にやってきた山下さん。
「自然の中で子育てをしたいとか、高知でこの仕事がしたいとかは全くないまま高知に移住したので、そこで最初につまずきました。私自身仕事が見つからず、主人は漁師をしていたものの、なかなか安定せず赤字が続き、この状況があと1か月続けば生活ができなくなる。私が出稼ぎに行かなくてはという状況まで追い詰められました。その後、なんとか就職が決まり、高知にとどまれることになりましたが…。」
「ちなみに、旦那さんはどうですか?」と尋ねると、「サラリーマンをしていた頃よりやりがいがあって、満足しているみたいです。サラリーマンって自分がやったことが上司の手柄になるとかあるじゃないですか。それに比べて、漁師はやった分だけ自分に返ってくるんで」と山下さん。

インタビュー中にふと海辺を見ると、楽しそうに遊んでいる息子さんと娘さんの横に取材カメラマンの姿が…。どうやら取材カメラマンは磯遊びを教えてもらっていたようです。

東京生まれ東京育ちの山下さん。友達からは、一番田舎暮らしをしなさそうな人と言われていたそうです。そんな山下さんの高知暮らしは今年で14年目を迎えます。
「でもどこまでいっても高知出身にはなれないんですよね(笑)周りのママ友は、ほとんどが高知出身。県外からお嫁にきたママも旦那さんは高知出身。だから私が東京と高知の暮らしにギャップを感じている頃に、本当に分かってくれる人がいないかもと、不安になることがありましたね」

そんな山下さんに、「移住」についてお伺いしました。

Q.どんなところに都会と田舎暮らしのギャップを感じますか?

「良く言えばフレンドリー、悪く言えば距離が近い、そして狭い。『昨日○○にいたでしょ』って言われて、(あ、見られているんだ)と感じてしまうことがありますね」

Q.確かに、都会で暮らしていた人が田舎に来てそんな経験をしてしまうと、(えっ!プライベートがない!)と感じてしまうかもしれませんね。

「最初の頃は、都会暮らしと田舎暮らしの価値観の違いに悩むことも多かったですよ」

Q.高知での生活に馴染むきっかけはあったのですか?

「よさこいは大きかったと思います。学生の頃はダンス部だったんです。東京に住んでいた頃、原宿でやっているスーパーよさこいのポスターを見かけて、一緒にいた後輩から『先輩、高知に行くなら見に行った方がいいんじゃないですか?』と言われて見に行きました。その時に見たよさこいチーム“十人十彩”に衝撃を受けて。
それから、高知の就職先にも偶然“十人十彩”のメンバーがいて、頼み込んでチームに入れてもらいました。練習は週5日。とても熱いチームで、知り合いもすっごく増えて。それが大きかったかな。子どもができるまで3年間“十人十彩”で踊って、今は、親子孫の三代で踊れる“祭三代 IKU”というチームで、娘と一緒によさこいを楽しんでいます」

Q.よさこいも大切なコミュニティの一つなんですね。

「地域のコミュニティはもちろん大切です。それとは別に、外にもコミュニティを持つといいのかもしれません」

#田舎暮らしは
ひとことで言えない、
自分を信じること、
自分で行動すること

Q.山下さんにとって田舎暮らしとは?

「そうですね。ひとことで言えないんですけど。…自分を信じることと自分で行動することかな?
“十人十彩”は自分で行動して入ることができて、楽しい出会いをたくさん経験することができたんで。自分を信じて自分で動くってことですかね。少しカッコつけすぎましたか(笑)」

そこからは、同行した高知市職員と“よさこい話”で盛り上がる山下さん。
というのも、高知市はよさこいをきっかけに移住する人をサポートする『よさこい移住プロジェクト』にも取り組んでいて、本人もよさこいが大好き。お二人からよさこいの魅力をたっぷり教えて頂きました。

※「二段階移住 取材レポート」は、フェイスブック「こうち二段階移住」でも投稿しています。

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