

移住レポート
report
失敗の経験を生かして得た
ちょうどいい田舎暮らし
小笠原 愼さん
移住前居住地:茨城県
茨城県⇒2023年7月高知県高知市⇒2024年8月高知県四万十市
「好きな土地で、好きなことをしながら、自分らしく暮らしたい。」
早期退職のタイミングを機に、各地の情報を集める中で出会ったのが、高知県独自の制度「こうち二段階移住」。まずは高知市で滞在し、そこを拠点に県内を巡りながら最終的に四万十市へ。“ちょうどいい田舎暮らし”にたどり着きました。

移住のきっかけを教えてください
学生時代は勉強に励み、就職も順調。周囲から見れば“安定した人生”を歩んでいたと思います。その頃から旅行好きだった私は、旅先でいつも「いつかこういう場所で暮らしたい」と感じていました。とはいえ、長男として家族への責任もあり、なかなか踏み切れずにいたんです。そんな時にきっかけになったのが、勤務先での早期退職の募集。「今しかない」と感じ、長年心にあった“好きな土地で暮らす”という夢を実行に移しました。
二段階移住を選んだ理由を教えて下さい
実は一度、ある地方自治体に移住したことがあるのですが……見事に失敗したんです。その経験から、「今度はきちんと段階を踏んで、納得のいく移住をしたい」と思うようになりました。旅行で訪れた高知県の食や自然、人の温かさは印象的でした。さらに調べていくうちに、オンライン移住相談や「高知家で暮らし隊」など、サポートがとても充実していることを知りました。
こうち二段階移住の制度を見つけたのもこの時。
「まずは高知市に住みながら、じっくりと移住先を探せる。」――この仕組みが、私の理想にぴったりとはまりました。
一段階目の高知市での暮らしはいかがでしたか?
はりまや橋まで徒歩10分、ひろめ市場まで15分という好立地のマンションに1年間住みました。
長年都会暮らしだったので少し不安もありましたが、公共交通機関も整っていて、病院やお店も多く、想像以上に便利で不自由はありませんでした。“地方都市でのアーバンライフ”を満喫できた1年でした。
二段階目の移住先はどのように決めましたか
高知市を拠点に県内を巡り、最終的に6つの市町村に候補を絞りました。
その中で心を決めたのが、憧れの「四万十川」のある四万十市です。自然の豊かさと、人の優しさ。「ここならきっと、自分らしく暮らせる。」――そう確信して、二段階目の移住を決めました。
二段階目の四万十市での暮らしはいかがですか?
少し歩けばスーパーも駅も病院もあり、生活に必要なものがすぐ手に入る。そんな“ちょうどいい便利さ”に、とても満足しています。また、車を少し走らせれば、すぐ海や川があり、趣味の釣りを思う存分楽しめる環境。休日は自然の中でゆっくり過ごす時間が増えました。
そして何より魅力的なのは、車さえあれば隣町にも気軽に出かけられること。
「田舎暮らし=不便な暮らし」というイメージは、ここ四万十市ではまったく当てはまりません。自然と便利さのバランスがとれた、“暮らしやすい田舎”だと思います。

アドバイス
- 移住を考えている方へのアドバイスをお願いします
- 東京や大阪などの都市部から地方へ移るというのは、簡単な決断ではありません。でも、“移住を考える”というその一歩自体が、とても大切だと思います。 二段階移住の制度を利用すれば、都市部から地方への移住ハードルをぐっと下げることができます。まずは高知市で暮らしてみることで、「自分にどんな環境が合うのか」「どこまでの田舎なら快適に暮らせるのか」を、実際に体感できるんです。「田舎での暮らしに憧れはあるけど、いきなりは不安…」という方にこそ、こうち二段階移住をおすすめします。焦らず、段階を踏んで、自分に合う暮らしを見つけてみてください。
