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このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「歴史万華鏡」のコーナーを再掲したものです。
歴史万華鏡
執筆「こうちミュージアムネットワーク」の皆さん
第16回 キャラ王国・土佐
高知市広報「あかるいまち」2013年6月号より
高知市中心商店街の活性化を願い誕生した「エスくん」と「ピイちゃん」。
●高知市中心商店街の活性化を願い誕生した「エスくん」と「ピイちゃん」。
 今や空前の「ゆるキャラ」ブームだという。「ゆるキャラ」とは命名者・みうらじゅん氏によると、地方自治体主催のイベントや町おこし、名産品などのPRのために作られたキャラクターを指し、郷土愛に満ちた強いメッセージ性、立ち居振る舞いが不安定かつユニーク、愛すべきゆるさを持ち合わせていることが条件とされている。二〇一〇年からは「ゆるキャラグランプリ」も開催され、「くまモン」など全国区の知名度を誇る人気者が誕生している。

 高知では、ゆるキャラブーム以前から、さまざまな事業のシンボルとしてキャラクターを活用し、情報を発信する取り組みが行われてきた。数多くの漫画家を輩出し、「まんが甲子園」の開催など、漫画を通じた交流や地域振興・地域活性化を図ってきた高知では、生活の中に漫画文化が浸透していたことも、その背景にあるのだろう。

 県出身の漫画家・やなせたかし氏も、高知のため数多くのキャラクターを手掛けている。法務省の全国統一の人権キャラクターとなった「人KEN(けん)まもる君」をはじめ「ハハハ3きょうだい」「防災キャラクター」「早寝早起き朝ごはんキャラクター」「高知の野菜11人きょうだい」「ごめん・なはり線キャラクター」「香美市イメージキャラクター」「高知市中心商店街マスコットキャラクター」等々。また、歴史に関するものでは大河ドラマ『功名が辻』のキャラクターなどが挙げられる。。二〇一一年には、人口減の高知をもり立てようと高知新聞社の発案で35番目の村「キャララ村」(名誉村長やなせ氏)が開村し、広く全国から入村者を募る試みもなされた。

 ゆるキャラブームを受け、全国各地で新しいキャラクターが次々と誕生している。かつて、やなせ氏は「花の種子は蒔(ま)くだけでは駄目です。水をやったり、草むしりをしたりしなくては枯死してしまう。キャラクターも全く同じです」と述べている。長く愛される存在にいかにして育てていくか。それが大きな課題となるだろう。
 高知には、今後の活躍が期待されるご当地キャラクターが大勢いる。みんなで育て、一緒に高知をもり立てていくことができればと願う。

こうちミュージアムネットワーク 香美市立やなせたかし記念館 学芸員 新谷智子(にいやともこ)
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