令和5年度 第2回 高知市自立支援協議会 令和5年8月29日(火) 18時30分〜20時30分 総合あんしんセンター 3階大会議室   1 開会 開会挨拶  資料確認   2 日中サービス支援型共同生活援助事業所者報告事項・プレゼンテーション @ にじいろホーム瀬戸 A にじいろホーム上町 B にじいろホーム介良 C ラシエル高知 3 その他 4 閉会 (会長) @「日中サービス支援型共同生活援助事業者プレゼンテーション」を新規事業所のにじいろホーム瀬戸に依頼した。 (にじいろホーム瀬戸)  にじいろホーム瀬戸は昨年11月に開所したばかりでにじいろホームとしては3つ目の事業所となる。比較的若い方の利用が多い。その分外出できる機会を増やしている。日中活動の内容には改善の余地があり,利用者が楽しんで生活できるような内容を考えていきたい。 (会長) 「日中サービス支援型共同生活援助事業所者報告事項」をにじいろホーム瀬戸に依頼した。 (にじいろホーム瀬戸) 資料に基づいて説明。補足説明なし。 (委員)  知的障害者の方の割合が多いが,重度の方に理解を得られる伝え方をどのように工夫をしているか。 (にじいろホーム瀬戸)  言葉では伝わらない場合もあるので,何回も繰り返し言葉で伝えることに加えて文字にして見せて伝える視覚支援も行っている。どうしても難しい場合は家族から伝えてもらう場合もある。 (委員)  にじいろホーム瀬戸の入居者はどんなサービスを利用されているのか。 (にじいろホーム瀬戸)  通所型の事業所を利用されている。お金を稼いでもう少し自立型グループホームに入りたいという方もいるので支援していく予定である。   (会長)  利用者はもちろん,家族の意見も受け入れ障害を持っている方の望んでいることの実現を図るべきである。病院や他の機関とも連携を図りながら支援していく必要がある。 (会長) A「日中サービス支援型共同生活援助事業所者報告事項」をにじいろホーム上町に依頼した。 (にじいろホーム上町) 資料に基づいて説明。補足説明なし。 (委員)  町内会の活動に参加というのはどのような内容か。これからの交流活動というのは施設内,施設外どちらを想定しているか。 (にじいろホーム上町)  具体的な人数や頻度はわからないが,溝や道路などの清掃活動を行った。これからの交流活動は2階で行っている日中支援のイベントなどにお招きして施設内で行いたい。コロナウイルスも5類になったので,機会を設けたい。 (委員)  資料1ページの利用者の状況の令和4年度新規入所者数と退所者数で退所者が3名の理由は何か。 (にじいろホーム上町)  ケースごとに詳しく把握していないが,長期入院が主な理由である。   (委員)  資料1ページの年齢構成では60代の方が多く,区分も高い方が多いようだが,医療とはどんな連携をしているか。 (にじいろホーム上町)  在宅クリニックが来てくれており体調管理を行っている。重度の方はまず往診を行い,必要ならば訪問看護が来てくれている。 (委員)  2ページの苦情、ヒヤリハットのところで何か対策していることはあるか。また,退所理由に長期入院が理由であるとのことだが,転倒による長期入院もあるか。 (にじいろホーム上町)  ヒヤリハットに関しては,室内での転倒が多い。原因としては精神障害者の方が多いのでその薬でふらつくことがある。往診や訪問看護で対応し,場合によっては同行受診もしている。転倒による長期入院というよりは,精神や薬の関係で長期入院になる方が多い。 (会長)  5ページの課題について何か意見はあるか。 (委員)  内部研修だけでは専門性が高まらないので外部講師を呼ぶと良い。 (会長)  同じく5ページの親の高齢化の問題は施設ではどんな対応をしているか。 (にじいろホーム上町)  高齢化の問題は金銭的も含め様々なサポートがなくなるので,年金だけでは難しい人は生活保護の申請を行ったり,ご家族の方と相談をしたりする。親から兄弟にキーパーソンが変わる場合もある。 (会長) B「日中サービス支援型共同生活援助事業所者報告事項」をにじいろホーム介良に依頼した。 (にじいろホーム介良) 資料に基づいて説明。補足説明なし。 (委員) にじいろホーム3事業所とも同一の敷地内に設置された生活介護の利用は必須なのか。 (にじいろホーム介良)  必須ではないが,送迎の問題もあるので同一の敷地にある生活介護を利用される方が多い。また,外に出るとトラブルにつながる方もいらっしゃる。今後,自立した生活を送るために外の事業所に行けるように支援していく。 (委員)  利用者のステップアップのための支援として,他の日中活動サービスを検討しているとのことだが,ADLが低下して介護認定を受け,介護の事業所に行かれる方や就労の作業所に体験に行かれる方が出てくると思う。その場合はどのような対応をするのか。 (にじいろホーム介良) 事業所としては,利用者が自立した生活を送れるようにサポートしていく。 (委員)  外部との連携が重要になってくる。 (委員)  コロナ禍においても地域との連携を続けていたことに感謝する。質問としては,3つの事業所での受け入れの連携を教えてほしい。 (にじいろホーム介良)  連絡対応は勿論,短期入所の受け入れの際も空きがありしだい,3日間にじいろホーム介良利用,4日間にじいろホーム上町利用のように利用者の希望に合わせて受け入れできる。 (委員)  2ページの苦情やヒヤリハットの対応例で生活音について触れているが,構造が一緒であるにじいろホーム介良で生活音の苦情があったにも関わらず,にじいろホーム瀬戸を作るときに改善の検討はしなかったのか。 (にじいろホーム介良)  使い勝手を意識してしまい,考えていなかった。 (委員)  精神障害をお持ちの方は気になりやすい傾向にあり,1人ずつ対応するのは大変であると思う。変えることができるところがあれば,色んなことを踏まえて変えたほうがいい。 (委員)  にじいろホーム3事業所とも医療的ケアの必要な方や強度行動障害を持っている方の利用が0になっているが,相談はあるか。 (にじいろホーム介良)  実際に相談はあるが,やむを得なく断る場合もある。介護職員の中には,対応が難しいと感じる人もいる。これからは在宅や訪問看護との連携を強化し,入所の幅を広げたい。 (会長) C「日中サービス支援型共同生活援助事業所者報告事項」をラシエル高知に依頼した。 (ラシエル高知) 資料に基づき説明。補足説明なし。 (委員)  5ページの抱えている課題についてだが,職員の募集を行っていても応募がないということか。 (ラシエル高知)  応募はあるが既に仕事に就いていて副業として働くことを希望される方が多い。正規職員として働いてくれる方を探しているので解決しない。 (委員)  人手不足は難しい問題である。医療的ケアが必要な方,強度行動障害の方の受け入れも専門的な人員がいる。その辺で行政がどう支援するか,人手不足についてどう考えるかが重要である。ヒヤリハットは職員の集中が切れた時に起こるので複数の職員でカバーしあって防ぐことができる。 (委員)  世話人数が少ないので大変であると思う。コロナウイルス感染拡大の時期も大変だったがどうにかやりくりした。高知の福祉,医療を行政として応援できる方法や体制はないのか。 (事務局)  現状はない。介護職のイメージアップのフェアや辞めないための制度作りを事業所だけでなく高知県とも取り組んでいきたい。コロナ禍の時は,職員が法人の枠を超えて仕事ができたらと思ったが,どこも手一杯で行政としては何もできなかった。あとは,現場に専念できるように記録などの事務作業はICT補助金で応援している。 (委員)  率直な意見としてまだまだ声が足りないのかなと思う。 (会長)  障害者相談センターは何か本日の報告に意見があるか。 (障害者支援センター職員)  どの事業所も新型コロナウイルスの影響で大変だったと思う。地域と関わって生活してもらうための連携を深めていきたい。 (障害者支援センター職員)  地域としては,にじいろホーム瀬戸ができたことがとても大きい。現在のニーズとしては,短期入所を希望される方が多いのでぜひ活用させていただく。 (障害者支援センター職員)  普段から事業所と情報提供など連携を図っている。障害の重度化や高齢化は顕著に進むので医療機関との連携,専門的な人材の確保を我々や行政機関などと一緒に進めいていきたい。 (障害者支援センター職員)  日頃から全事業所に緊急時の短期入所などで相談させていただいている。相談できるところがあるのがありがたい。利用者にとって選択の幅が広がるように今後も連携していく。