令和5年度 第1回 高知市自立支援協議会 令和5年5月29日(月) 18時30分〜20時30分 総合あんしんセンター 3階大会議室   1 開会 開会挨拶  資料確認   2 異動等に伴う委員及び事務局職員紹介 【委員】 (継続)   高知市当事者委員 上田 真弓様   高知市立高知特別支援学校 校長 清水 隆人様   高知市ボランティア連絡会 会長 諏訪 博信様   特定非営利活動法人 高知県自閉症協会 作業所もえぎ 所長 田村 孝子様   社会福祉法人こうち福祉会ライフ・サポートあおぞらリーダー 土門 義和様   社会福祉法人 高知市社会福祉協議会 課長 古谷 まり子様   高知県医療ソーシャルワーカー協会 監事 山光 康雄様 (着任)   社会福祉法人 昭和会 後藤 佳代様 (退任)   特定非営利活動法人 ワークスみらい高知 施設長 石元 美佐様   社会福祉法人 昭和会 支援主任 寺坂 一成様 (所属変更)   社会福祉法人 こうち福祉会 ライフ・サポートあおぞらリーダー 土門 義和様から合同会社Mysig 代表社員 土門 義和様に変更       【事務局】   福祉事務所長 和田 秀幸   障がい福祉課長 大中 卓実   他,障がい福祉課職員,障害者相談センター職員   3 令和5年度の議事案説明 【事務局説明】 令和5年度議事案説明   第1回 異動に伴う委員及び事務局職員紹介       令和4年度 相談支援体制実績等       令和4年度 各検討会活動報告,令和5年度 各検討会の計画        児童発達支援管理責任者の令和6年度検討会立ち上げについて提議   第2回 日中サービス支援型共同生活援助事業者プレゼンテーション   第3回 令和4年度 各検討会を通じた課題,提案等       児童発達支援管理責任者の会の活動報告・令和6年検討会立ち上げについて   第4回 令和5年度 各検討会活動報告 4 報告・協議事項 【事務局説明】 @報告 令和4年度相談支援体制実績等 A令和4年度活動報告及び令和5年度事業計画  ・相談支援検討会  ・就労検討会  ・発達障害者支援検討会 B児童発達支援管理責任者の検討会立ち上げについて提議 【質疑応答】 5 その他 6 閉会 (会長)  議事,@「令和4年度相談支援体制実績等」の事務局説明を依頼した。 (事務局)  資料に基づき説明  スライド番号8 B-1「障害者相談センター別相談対応人員」は,実人員は増加傾向だが,延べ件数は減少。理由としては,長期間関わる必要がある相談ではないことがあげられる。例えば,サービス利用の相談があり,相談支援専門員の紹介を希望されていた方が保護者同士のネットワークにより相談事業所に直接相談されたケースなどがある。  スライド番号9 B-2「実人員の障害種別」は,障害者相談センターが対応している障害種別をグラフで表した。その他の件数は年々増加傾向にある。その他の内訳としては,匿名が7割から8割で,残りの2割から3割は児童の診断書なしなどである。  スライド番号10 B-3「相談内容内訳」は,障害者相談センターにおける相談内容の内訳をグラフで表した。例年通りの傾向である。増加が大きかった相談内容としては,家族関係・人間関係が542件増加,住居がプラス204件だった。家族関係・人間関係の内訳は,高齢の親,障害者,障害のある若い親,障害児の問題などについてである。住居の内訳は,ごみ屋敷問題や引っ越し先の相談などである。  スライド番号11 B-5「セルフプラン作成支援件数」は,年々増加傾向にある。理由としては,障害児通所サービス事業所の増加に伴い,サービス利用希望者数も比例して,増加していることがあげられる。サービス利用希望の保護者が障害児相談支援事業所の担当を希望されても,空き状況などによりつなぐことが困難でセルフプランになる場合がある。他には,多問題のあるケースで,相談支援事業所につなぐ前にアセスメントに時間を要するためセルフプランから始める場合もある。  スライド番号12 B-6「障害者相談センター担当者意見」については地域の特徴や,課題に対する意見をまとめている。順番に,以下センター担当者から説明していく。 (障害者相談センター職員)  スライド番号12資料に基づき説明,補足なし。   (障害者相談センター職員)  スライド番号13資料に基づき説明,補足なし。   (障害者相談センター職員)  スライド番号14 資料に基づき説明,補足なし。   (障害者相談センター職員)  スライド番号15資料に基づき説明,補足なし。 (事務局) 資料に基づき説明,  スライド番号18 C-1-3「階層別研修」は, 3年未満の方を対象にした相談支援事業所新任期研修会で,1回開催した。また,全体研修として,事例検討会を予定していたが,新型コロナウイルス感染症のため研修が中心となった。 (会長)  障害者相談センターの方に質問で,前回あげていた課題の中で解決できたものはあるか。あるいは,うまくいくようになったことはあるか。 (障害者相談センター職員)  前回の課題で解決したものは,正直ない。課題は日々出てくるものだから,西部エリアでは,課題の整理をし,どんな取り組みができるのかを各関係機関の方と月1回勉強会をして話し合っている。   (障害者相談センター職員)  東部も課題解決っていうところには正直至ってない。西部と同様に課題には,向き合っていきたい。資源が少ないという課題は,地域福祉コーディネーターとの意見交換を重ね,関係性を築き,課題を共有しながら,向き合いたい。相談時支援事業所の数が少ないことは,課題であるが,少ない分,事業所と連携をしっかりと図ることはできている。色んな方と連絡を取り,色々な形で困難な問題,難しいケースに向き合い,解決につなげていきたいと考えている。 (障害者相談センター職員)  南部も解決した課題はない。 南部地域で児童の事業所ができたこともあり,右側のエリアの送迎範囲が広がったことで,少し課題が解決されたかもしれない。また,相談があれば,その都度希望する事業所に送迎の変更のお願いをし,ご自身でどこまで頑張って送迎ルートの近くまできてもらえるかなどを話し,課題解決に向けている。 (障害者相談センター職員)  他と変わらず,北部も解決には至っていない。知識の課題に関しては,発達障害や精神障害の研修を受講した。問題のある家族世帯に関しては,できるだけ個別支援会議を積極的に開催して,課題の整理をし,解決の糸口を見つけ,継続して関わっていくようにしている。 (委員) スライド11 B-4「個別支援会議の状況」のグラフで東部だけ令和4年度の件数が増加している。コロナ禍であったにもかかわらず,150回となった理由は何か。 (障害者相談支援センター職員)  前年度は新型コロナウイルス対策のため,会議の開催は控えた。今年度は対策しながら今までどおり開催した。また,多問題を抱える場合,他の機関と連携する必要があり,会議を開く回数が増加した。 (委員)  スライド番号8「障害者相談センター別相談対応実人数」のグラフを見ると,人口は偏在しているにもかかわらず,実人員がほぼ同じである。人口の割合はどのくらいか。  スライド番号9「実人員の障害種別」のグラフにおいても,種別ごとに障害を持っている方と相談された実人員の割合はどのようなものか。相談ができていない人の割合はどのくらいか。 (事務局)  人口の割合は,西部は約10万人で,他の地域は約6万から7万人である。しかし,人口に対して,西部の相談率が低いとは一概には言えないと思うので,もう少し分析が必要である。  種別ごとに障害を持っている方の割合は,手帳の保持で見ると,例えば療育手帳を現在保持している人は,高知市で約3000人いるが,その内300人が施設に入っており,それ以外の方の大半はすでにサービスを利用している。もう少し分析は必要であるが,知的障害の方でも全然相談できていないということはない。また,令和2年度に障害者アンケートを実施したが,相談できる人がいる割合は全体の9割であった。障害者相談センター以外にも,家族や友人,主治医など相談先を持っていることがわかっている。そして,今年度も同様のアンケートを発送したので,相談先がどこなのか満足しているのかを調査したい。 (委員)  東部と南部で移動の課題があったが,何か工夫された事例はあるのか。  また,以前に自転車に乗れるということが社会資源や就職に繋がりやすいと聞いたが,学校の生徒で自転車に乗れる方はいるか。 (委員)  本校の生徒は主に知的障害がある方が対象であり,運動面でも発達がゆっくりである方が多いので,難しいのではないかと考える。一人通学で自転車利用の生徒は,現在133人の在籍で20人もいないと思う。家が遠い場合もあり,スキルと安全面を考慮しないといけない。 (障害者相談センター職員)  東部では,ほぼ送迎を希望する方が多く事業所に対応していただいている。三里などの地域は送迎に行ける事業所が少なく,中間地点で折り合いをつけることもある。 (障害者相談センター職員)  南部でも東部と同様,送迎が難しいところは,利用者にどこまで徒歩や自転車で来ていただけるかを確認する。 (委員)  移動手段がないことは解決が難しい。自転車に乗ることができたら色んな幅が広がる。以前に自転車を地域の人で教えてくれる人はいないかという相談があった。何かそういう取り組みがあればよい。 (委員)  春野地域での一般就労は,交通手段の関係で難しい。以前,高知市の取り組みで,事前に予約したタクシーでバス停のところまで格安で行くことができる制度があることを以前ニュースで見た。自宅からタクシーで直近のバス停のところまで行くことができる。何か障害の分野でもそういった取り組みがあるとよい。 (事務局)  その制度は,高知市予約(デマンド)型乗合タクシーのことだと思う。特に高齢者に限った制度ではないが,瀬戸や春野などに住む方が対象であるため,外部から春野への通勤手段としては難しい。 (委員)  スライド9のB-2「実人員障害種別」のその他が令和4年度に急増している。この原因は何?実感していることは何かあるか。 (障害者相談センター職員)  あくまで私が感じたことだが,児童の相談件数が増えてきているように思う。児童の方に関しては,病院の先生から診断名がはっきり出ていない場合もある。その場合,その他としてカウントしている。   (事務局) 未診断が増えていることと,新型コロナウイルスが関係するかわからないが,匿名の電話 で,障害を詳しくおっしゃられないままの一般的な相談が増えている。 (委員)  私も電話で相談に乗る機会が多い。電話で相談する人は非常に限られており,私の場合は電話でお話を聞き,対面で相談できないかを交渉する。そういう方法で実質的な相談を行ってほしい。 (会長) 議事A,「相談支援検討会の令和4年度活動報告,令和5年度活動計画」の説明を依頼した。 (障害者相談センター職員) 資料に基づき説明,補足なし。 (会長) 議事,A「就労検討会の令和4年度活動報告,令和5年度活動計画」の説明を依頼した。 (委員) 資料に基づき説明,補足なし。   (会長) 議事,A「発達障害者支援検討会の令和4年度活動報告,令和5年度活動計画」の説明を依頼した。 (事務局) 資料に基づき説明  スライド番号3「令和4年度の発達障害者支援検討会委員」は,5名であった。委員の方の中には,発達障害者当事者の方にも参加していただき,当事者としての経験から発信できる意見を頂戴している。  スライド番号6「令和4年度発達障害者支援検討会の活動内容」の研修内容では,当事者2人の経験談を聞き,当事者との意見交換を行った。2人がこれまで感じてきた生活の中での辛さや診断のショックや支援についての体験談をお話しいただいた。   (委員)  就労検討会や相談支援検討会は検討内容を投げかける場所があるが,発達障害支援検討会では検討されたことを現場に落とす仕組みはできているのか。例えば,相談支援検討会は,検討会で話した内容が相談専門員の底上げになるため研修などを行うことができる。 (事務局)  検討会の中では,様々な意見が出て,各関係機関で考えているが,実際に現場にどう役立てるかは考えていなかったので,考えていきたい。 (会長)  今,何か思いつくことはあるか。 (委員)  検討会で出た課題や専門的な意見を研修会で,現場に携わっている方にどう伝わるかを考えなければならない。 (事務局)  今年度の予定している検討会で実際に携わっている方とどういった工夫をしているか協議できると思う。 (委員)  発達障害支援検討会の中で,情報発信に関しての話をされていたが,検討した内容を教えていただきたい。情報発信の機会が多く,技術や工夫した点を共有してほしい。 (委員)  基幹相談支援センターのケース支援は前年度より増加しているが,基幹相談支援センターの体制,人員は変わっていない。人員配置の要望などを協議会から提案できるのか。 (会長)  協議会から提案はできる。 (事務局)  基幹相談支援センターの実状は,業務は右肩上がりで,他の業務も行っているので工夫しながらなんとかやっている。基幹相談支援センターだけでなく,東西南北センターさんも同じく業務量が右肩上がりである。仕事をちゃんとしているのかチェックをしてもらうのが第一歩で,人員の要求は,その後である。皆は頑張っているので,協議会からも厳しい意見をいただきたい。 (会長)  議事,B「児童発達支援管理責任者の検討会立ち上げについて提議」の事務局説明を依頼した。   (事務局)  児童発達支援管理責任者の会の活動報告,令和6年度検討会立ち上げは,第3回の自立支援協議会で協議したい。   (会長)  児童発達支援管理責任者の検討会立ち上げに向けて,現状や流れを見ていきたい。