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内和外順 高知市広報紙「あかるいまち」より
このページは,高知市広報紙「あかるいまち」に掲載されている「Mayor's Column 内和外順」のコーナーを再掲したものです。
パートナーシップ(2006年3月号)
パートナーシップ

 大河ドラマ「功名が辻」では一豊と妻 千代の見事なパートナーシップが小気味良いテンポで描かれています。

 市政においても、住民の皆さんと行政とのパートナーシップは非常に大切です。行政は、さまざまな地域の皆さんの活動に支えられ、協力をいただく ことによって成り立っています。パートナーシップがお互いの信頼に基づくものであることを考えると、市役所の一連の不祥事は、市政に対する市民の皆さんの 信頼を根底から揺るがすものであり、誠に申し訳なく思います。

 不祥事の背景を調べますと、すべて消費者金融などの多重債務で生活が行き詰まり公金に手を出したという共通点があります。表に現れにくい多重債務の実態を早急に把握し、不祥事の原因となっている根を断ち切らなければなりません。 

 組織改革・人事改革・職員の意識改革を断行し、市民の皆さんの信頼回復に全力を挙げてまいります。

 さて、三月はいよいよ春の観光シーズンです。「功名が辻」の放映に合わせて四月から高知城一帯で「土佐二十四万石博」が開かれますが、それに先立ち、プレ・イベントとして三月三日から十二日まで「土佐の『おきゃく』2006」が中心街で開催されます。

 大橋通りで開催される「南国土佐皿鉢祭」をはじめ、土佐の素晴らしい食文化にスポットを当てた二十四のイベントが満載された企画となっていま す。多くの企業がパートナーシップを発揮して民間主導で展開されるこれらのイベントが、たくさんの観光客の皆さんや市民の皆さんに楽しんでいただけるもの となることを期待しています。

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