高知市は昭和二十九年の阪急ブレーブス以来平成十五年の春まで約五十年間にわたり、プロ野球一軍のキャンプ地としてにぎわってきました。ところが昨年、春野の西武ライオンズとともに福岡ダイエーホークスが去り、本当に寂しく思っていました。
このたび、オリックス・ブルーウェーブと近鉄バファローズが合併した新しい球団「オリックス・バファローズ」が来年の春から高知市野球場でキャンプインすることが決定し、大変うれしく思います。
キャンプは、前半は沖縄の宮古島、後半が高知という予定です。二月は、特に通常の観光客が少ない時期でもあり、今回の新球団のキャンプはマスコミの注目度も高く、県内外から多くのプロ野球ファンが訪れることを期待しています。
プロ野球は激動の時代に入り、球団の合併には、多くの意見がありましたが、高知市でキャンプを始める新しい球団を、市民、県民で、温かく迎え入れていただきたいと思います。オリックス・ブルーウェーブは前身である阪急ブレーブスの流れを引き継いでいますし、近鉄バファローズはことし二軍がキャンプインするなど高知とは深いかかわりがあります。今回のキャンプ決定では、阪神時代から高知をよくご理解いただいている、現オリックス球団ゼネラルマネージャー中村勝広さんの力も大きかったと思います。
高知は「勝利につながるキャンプ地」として大変げんが良い土地です。
新球団のキャンプ地として、「オリックス・バファローズ」をみんなで見守り育てていく気持ちで、多くのご声援をお願いいたします。
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