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内和外順 高知市広報紙「あかるいまち」より
このページは,高知市広報紙「あかるいまち」に掲載されている「Mayor's Column 内和外順」のコーナーを再掲したものです。
「歯」の話(2004年8月号)
「歯」の話

 六月の歯の衛生週間に合わせて、新京橋プラザや大丸周辺で「わっ歯歯フェスタ2004」が盛大に開催され、歯の大切さを再認識させられました。

 わたしの宿毛の実家の隣は、お菓子の製造と小売りを営んでいるお店です。子どものころから、遊びに行くと帰りにお菓子をくれるうれしいお隣さんでした。そのことは良かったのですが、食べるのに夢中で歯の手入れを怠ったため、今に至るまで歯医者さんと縁が切れません。

 最近は「8020」(ハチマルニイマル)といわれるように、八十歳で二十本の自分の歯を保ち、元気にものをおいしく食べて、いつまでも健康でいようという運動が進められています。わたしは「医食同源」という言葉が好きで、いろいろなものを好き嫌いなく食べて、健康に過ごすことができる生活がベストだと思っています。

 そのために大切なものは、健康な口と歯です。口は体の入り口であり、また、歯は、食べものをしっかり噛んで消化し、栄養に変えていくための重要な役割を持っています。

 高齢社会がさらに進み、七十五歳以上のいわゆる後期高齢者の方々がますます増え、単身世帯も多くなっていく中で、いつまでも健やかに、健康寿命を長く保つためにも、歯を大切にしなければなりません。

 歯医者さんと縁が切れないわたしは、歯に関しては後悔することばかりです。わたしも遅くなりましたが、土佐の旬のおいしい野菜や魚を楽しくいただくためにも歯の手入れをし、元気を保っていきたいと思います。

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