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文化財情報 有形文化財 工芸品 永福寺の陶製位牌

指定

高知県指定 有形文化財 工芸品 指定年月日 平成12年 3月28日

名称

永福寺の陶製位牌

所在地・所有者

高知市井口町・永福寺

写真

陶製位牌(表)の画像
陶製位牌(表)

解説

 全高22.9cm、牌身中央部幅13.5cm、1704(寛永元)年

 山崎平内(不詳~1710)の作。平内は森田久右衛門とともに久野正伯の弟子となり、尾戸焼の開窯に努力した人物である。この位牌は、平内が両親の五十年忌においてその菩提を弔うために製作したものである。故人一人ではなく夫婦二人の位牌を一つにしたところから、普通の位牌と比較すると、高さに対して身幅が広い。色調は尾戸焼独自の濃い黄褐色をなす。表裏には細字を刻み込んで焼き付けた銘がある。そこからは、表はいわゆる位牌であり、裏は五十年忌にあたりその菩堤を弔うためのものであることが分かる。

その他の写真

陶製位牌(裏)の画像
陶製位牌(裏)