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文化財情報 有形文化財 銅矛

指定

高知市指定 有形文化財 指定年月日 昭和 54年 5月 26日

名称

銅矛

所在地・所有者

高知市春野町西畑・銅鉾神社

写真


銅矛

解説

 弥生時代の青銅器の一部です。明治6(1873)年、西畑村(現春野町西畑)フケの山麓が崩れたとき、1本の銅矛が発見されました。この銅矛は同10(1877)年の火災によって焼失しましたが、同年12月に同じ場所が再び崩れ、また1本の銅矛が見つかりました。この銅矛の一部が発見地に「銅鉾神社」として祀られていますが、これも現在はその一部分がわずかに残るのみとなっています。現在残っている部分は、穂部(15.5cm)と袋部(4.6cm)のみです。穂部の最大幅は8.1cmあり、袋部には耳も残っています。型式は「中広型2式」です。

 銅矛はもともとは朝鮮半島から伝わった武器でしたが、このころのものは大型で肉が薄く、実用的ではないため、祭祀具または宝器として使われていたと考えられます。