ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 組織一覧 > 民権・文化財課 > 文化財情報 無形民俗文化財 朝倉神社秋季祭礼

本文

文化財情報 無形民俗文化財 朝倉神社秋季祭礼

指定

高知市指定 無形民俗文化財 指定年月日 平成11年 5月15日

名称

朝倉神社秋季祭礼

所在地・所有者

高知市朝倉・朝倉神社

写真

朝倉神社秋季祭礼の画像
朝倉神社秋季祭礼

解説

 秋祭りは11月23日(幣殿における祭祀は11月10日)で、1888(明治21)年の記録による神幸順は「御先祓、不清祓、的、鳥毛、羽熊、獅子頭、鼻高面、神相撲力士、御弓、御先祓、御神馬、神馬馬取、御馬、棒振、榊台、辛櫃、楽人、神官、太鼓舁、いち、御旗持、神輿、行障、日傘、相撲行司、坪馬乗、弓取、恵福差、御宮番」などであるが、現在もほぼこれに準じるものの、神官の乗馬などはみられない。旅所では棒振り、神相撲、ナンモンデ踊りが奉納される。棒振りは棒打ち、棒練りともいって県下の秋祭りに広くみられるもので、棒を打ち合わせるときに発する音による悪魔払いが芸能化したものである。
 神相撲も青年によってなされる。東高砂、西尾上[おのえ]と行司に呼び出された力士は一勝一負、三番目は必ず引き分ける。この勝負なしの引き分けは神相撲の特徴である。
 ナンモンデ踊りは、現在は胸に締太鼓を結びつけた少年、鉦[かね]を手にした少年、扇を手にした少女たちが踊るが、古くは老若男女の踊りで、南無阿弥陀仏と書いた幟[のぼり]をたて、菅笠をかぶり、脇差をさした裃姿[かみしも]の者、扇を持った者、鉦を持った者多数のほかに、太鼓打ち、棒遣いたちで踊っていた。ナンモンデーとは南無阿弥陀仏のことで、ゆっくりとしたテンポの足の運びからみても念仏系の踊りである。